52.久々に、本格的なミステリーに出会った気がしました。それまでにいくつかのヒントがあったにもかかわらず、たった1つの事実が見えず、頭を悩ませてしまう。その事実がわかったとき、「あっ!」と大きな声で叫んでしまいそうになるくらい、総ての謎が解けてしまう。推理小説好きにはたまりませんなぁ。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-24 18:02:35) |
51.ヒッチコックのグレース・ケリー三部作はどれも好きだけど、これも傑作ですよねえ。ディミトリ・ティオムキンのテーマ曲がオープニングに流れてくる発端から、もううっとり恍惚状態でヒッチ先生の術中にはまり、「もうどうにでもしてくれい!」(?)みたいな勢い。バーン!と画面大写しで映るダイヤルMを廻すレイ・ミランドの指→ガチャガチャ音を立てる摩訶不思議な電話回線機→見せ場の「背中にナイフ」シーンの切り替えしといったらもう・・・。忘れがたいシーンが多いヒッチコック映画の中でも、映画的昂奮を味わえる名場面中の名場面ではないかと思います。裁判のシーンを意図的に省略した演出も的確で◎。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-12-08 13:57:53) |
50.リメイク版を先に観たせいか、面白さは半減したようです。こちらのほうはテンポも速すぎて、終わり方もあっけないように感じられました。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-25 23:16:34) |
49.だって面白いもんねェ。観る側が、夫に同情し、また妻の幸せも願ってしまう、このバランスまでもが素晴らしい。 ウチの子はグレース・ケリーのことを「(容貌に加え)声まで人形みたいや」と、物足りなく感じているようですが。吹き替えは鈴木弘子さんなのでバッチリ。レイ・ミランドは黒沢良さんで、このお二人は私を溶かす(笑)、子どもの頃から夢の吹き替えカップルでした(憧)。DVD吹き替えはTV放映のまま移したんでしょうか? 突然一部のシーンが英語に変わり、サスペンス気分をさらに盛り上げてくれます(笑)。 【かーすけ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-08-05 17:52:12) |
48.ヒッチコックがグレイス・ケリーに惚れていたと話は有名だと聞いたことがあるけど、本当にそう思えるような撮り方してます。カメラレンズを通してグレイス・ケリーを見る眼が本当に心からグレイス・ケリーに惚れていると思わせる。ヒッチコックならではの映像魔術があちらこちらに見られます。犯人に追い詰められていく時のグレイス・ケリーの衣裳が次第に暗くなっていく辺りの心憎いまでの演出、小道具の使い方、本当に上手いです。舞台劇ならではのトリックも十分に堪能出来ました。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-16 22:14:06) |
47.とてもシンプルですよね。ドキドキ、ハラハラと目で楽しませ、効果音でびっくりさせるといったものより、知的な印象を受けます。これに限らず、サスペンスのお手本、基本がいっぱい詰まっているのがヒッチコック作品なのだと思う。先駆者というのはやっぱり偉大です。真犯人を突き詰めていくその方法がよいではないですか。グレース・ケリー、品がよくて本当に美しい。この作品ではヒッチコックはどこに出てきたっけ、これを探すのもヒッチコック作品の楽しみのひとつです。 【envy】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-07-15 01:23:51) |
46.完成度が非常に高く、完全犯罪のはずの計画が崩れていく展開にリアリティがある。テンポ良く二転三転していくので、最近のサスペンスと違って結末がなかなか読みづらい。無駄にごちゃごちゃしていないし、スッキリとまとまっているので意外と軽い心持ちでも話についていける。グレース・ケリーが素敵すぎる。オススメ。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-13 15:48:19) |
45.最初にリメイク版の方を観たのが間違いだった。原作がこんなに面白いとは思わなかった。さすがヒッチコック!という出来映え。 |
44.素人が策を弄してもそうトントン拍子には行かず、といったところでしょうか。 思い返すと見事にあのマンションの一室だけで事が運びます。 パーティー会場、被告と裁判官のみがアップとなる法廷のシーンのみが場面転換。 諦め、潔くお酒を飲むラストがとても気に入りました。 ラストの爽やかな余韻が実に心地良い。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-12-20 16:26:10) |
43.密室劇が好きですが特に本作は傑作ですね。無駄な会話、無駄な映像がまるでなく、小気味の良いテンポでストーリー進んでゆくのでグイグイと引き込まれてしまう。本来の予想とは違う展開に臨機応変に対処する知的な犯人、テニスプレーヤーらしくラリーの応酬をしているようで動じるところがまるでなく、ラストでの犯人のスポーツマンらしい爽やかさ、潔さ、警部のいかにも英国紳士的な雰囲気、グレース・ケリーの優雅さと儚さが見事でした。ただ一点、背中に刃物を刺され背中から倒れるバカはいない。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2004-11-24 17:33:04) (良:1票) |
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42.男も女もどっちもどっちにもかかわらず、グレイスケリーがやると何でも許せるような気になるのが、ちょっとしゃく。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-11-01 13:15:06) |
41.あれだけ用意周到なのに時計を確認し忘れるなんて・・・こういう密室でのサスペンス物は大好きなんですが、前半トニーとスワンの会話が長すぎて疲れました。しかし50年前の作品とはおもえない画像の美しさです。話の展開も後半は緊張感も維持できて夢中にさせてもらえたので満足です。3D版観てみたい |
40.計画された完全犯罪、計画とは逆の結果の現実、誤解の元に進む捜査、経緯こそ違えど機知で切り抜け所期の目的を達しようとする瞬間でのどんでん返し。設計図が透かし見えるような、プロット的な無駄がない運びでした。でも、鑑賞後すっきりしないのはもともとの動機が奥さんの浮気にあったから。何も知らない無垢な顔をしてるが殺されかけたのは自業自得とも言える。むしろ計画に失敗した旦那のほうに同情を禁じえない。 【虚学図書之介】さん 5点(2004-08-28 14:05:24) (良:1票) |
39.舞台劇のような味わい。ヒッチコックは作中でよく人の背中に刃物を突き立てるが、その中でも本作品が最も痛そうな刺さり方をしている。ぱっと見には、場面転換があまりなく単調になりがちなところを、2度目でも飽かずに観ることができる映画になっている。さすがにヒッチコックはうまい。 【山の木屑】さん 7点(2004-07-30 11:42:17) |
【ゆきむら】さん 7点(2004-07-10 15:43:44) |
37.装飾的な要素はほとんどなく、ストレートなサスペンス。それだけにヒッチコック好きとしては若干物足りなさを感じないわけでもないが、核となるスジがなかなか面白かったので楽しめた。超大作といった感じでもなく、名作!というほどでもなく、いわば佳作。ところで、この映画の見所の一つである(と思われる)グレース・ケリーが超かわいかった。自分だったら多少浮気されたとしても傍にさえいてくれれば何一つ文句はいいません。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-03-12 19:34:52) |
36.完全犯罪を目論む夫と、罪を着せられるハメに陥る妻の物語。有名な作品なので期待して見たのですが、「うーん」という感想です。決して面白くないという訳ではないのですが、前半があまりに面白すぎた反面、後半息切れしてしまった印象が強く残りました。前半は、綿密に計画された殺人計画の周到さや、その殺人が失敗に終わるマーゴ(グレース・ケリー)とレスゲート(共謀犯)のもみ合いといった、興味をそそる展開がふんだんに有って面白い。しかし後半は地味な操作が続き、見つかった解決への突破口となる証拠も、関心する程のものではなかったのが残念。 ただ、皆さんも同じ意見と思いますが、グレース・ケリーの美しさには思わず追加点を与えたくなる。 |
35.会話部分で説明されるところがかなり多いため(特に序盤)、ちょっと混乱するのでは? 世間的に言われているほど名作とは思えませんでした。 【K】さん 5点(2004-02-05 01:36:17) |
34.全体的には面白いとは思うのですが、夫婦不仲・不倫→殺人という設定がなんか重たくて、ちょっと憂鬱になります。 |
33.この時代に見てたらもっと衝撃を受けたと思います。 【あしたかこ】さん 7点(2004-01-09 11:36:06) |