25.こういう作風は苦手だな、と思い込んで敬遠していたけれど、なかなかどうして面白かった。普段は時間を無駄にしないことにかりかりしている自分のような人間が、時間を無駄にすることの楽しさを描いた作品を楽しめたのは意外だった。コーヒーにスプーンを突っ込んでかちゃかちゃかき回す音までが心地よい。人によって合う合わないの差が大きいようだけど、合う人はとても幸せな気持ちになれるだろうと思う。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-22 12:20:05) |
24.観るこちらもコーヒーを飲みながら、人と談笑しながら、たまーに面白いシーンがあったら話をやめて観てみたり、そんなふうに観る映画かと。3コに1コの割合で面白かったです。特に面白みのないエピソードも絵としてはいいかんじなので、談笑のBGVにどうぞ。 個人的には、こういう映画も好きです。 【エムラ兄妹】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-07 22:34:02) |
23.ジム・ジャームッシュ好き以外の人は、最後まで見れないだろう。 それくらい、何の変哲もなく、退屈な映画。 その代わりジム・ジャームッシュ好きは、 チェック柄のテーブルの、真上からのショットだけで満足したりする。 BGM代わりに流すのには最適。 Tシャツ欲しい。 【カタログ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-10 15:17:47) |
22.ショートショートストーリーの連続。見続けているうちに口の端をまげてニヤリとしてしまいました。留守録していたので途中で止めて珈琲をいれて飲みながら見ていました。映画そのものに入り込む訳でないけれど、こういう映画をのんびりと見ている時間が好きです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 08:41:29) |
21.人と会って話をする時、大きく分類すると三つのシチュエーションがある。〝立ち話〟〝お茶する〟〝食事する〟だ。その中で〝お茶する〟というのは〝食事する〟ほど込み入った話をする訳でなかったり、相手の名前すらあやふやな関係だったりするが、〝立ち話〟ではなんだという時に折衷案のように存在している微妙にしてどこか心地良いシチュエーションである。本作にもそんな心地良さがある。そして煙草やコーヒーが癖になって、もう一本もう一杯とおかわりするように話が続いていくが、同じ話の続きは見せてくれない。一つの話をあれ以上引っ張ってしまうと〝食事〟になってしまうからだ。コーヒーと煙草はそんな〝お茶する〟時間の代表であり、話の一つが英国らしく紅茶とビスケットだったようにそれ自体に深い意味がある訳ではないのだと思う。さしずめ日本の場合、らしさを出せば日本茶&煎餅か梅干といったところだろう。…何だかにわかにお年寄りっぽくなってしまうのだが。何にしてもゆっくりとした時の流れの中で観たい作品だ。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-26 17:26:42) |
20.この映画は楽しもと思ってみたら肩透かしを食らうと思う。暇な時コーヒーでも飲みながら気楽に見るぐらいが丁度いい。 【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-13 01:30:00) |
19.うん、たしかに面白くない。でも面白い。どっちやねん!と言われても困る。 この映画に登場する人たちにドラマチックな現象は襲ってこない。ただひたすらに人と人が織り成す日常が流れるだけ。それはいつものジャームッシュなんだけど、この作品の日常は究極に単調。その中で人間のおかしさや愛しさ、心情の些細な変化を露にしてゆくこの作品はジャームッシュの真骨頂といえる。ストーリーは面白くない。だってストーリーは無いんだから当然だ。面白いのはストーリー不在の中から日常的に揺れ動く感情の波がぞくぞくと伝わってくること。さらに画面がやっぱりかっこいい。でも、個人的に11篇は多すぎた。なぜ多いと感じたかは、たぶん私自身の問題だ。心に余裕があればもっと楽しめるはず。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-09 18:04:00) |
18.オムニバスですが、びっくりするくらいひとつも面白くないです。どこかで見たというか、ありがちなベタな展開。笑えるというわけでもなく、死ぬほど退屈なだけでした。ケイト・ブランシェットが上手いなぁと感心したので+2点。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-04-24 21:03:17) |
17.高評価の中気が引けますが、僕にはこの作品のよさがサッパリ理解できませんでした。それぞれの短編はタイトルのとおりコーヒーと煙草を小道具として使っているという共通点はあるが、これといって何かキーになったり触媒になるわけでもなく、かといって、全く無意味かというとそうでもない(ような気がする)。おそらく最後まで観ればなにがしか全編を貫く韻のようなもの、または感慨があるのかと思っていましたが、それが僕の感受性の弱さか、キャッチすることが出来ませんでした。昔現代美術の展覧会に行って、部屋の中央にポツリと置かれたオブジェを見て、友人は「鳥肌が立った」と感動しているのに、僕は全く何も感じることが出来なかった孤独感を思い出しました。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-21 08:45:12) |
16.ぼんやりコーヒーを啜っていると、向こうの席でのやりとりが少しばかり気に掛かり、いつしか聞き耳を立てたり、横目で見たり…。そんなどこにでもありそうな風景を描いたこの作品。"特別な何か"じゃないところがいいんですよ。 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-21 01:57:58) |
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15.トム・ウェイツは「この話のどこが面白いんだ!」と怒鳴り、監督の前で脚本を投げ捨てたという。なかなか微笑ましいエピソードだ。面白いのは会話そのものではなく、たとえば、初対面同士の気まずさだったり、ボタンの掛け違いから起こる微妙な会話のズレだったり、つまり行間にエッセンスがあって、そんな行間を現しているのがコーヒーと煙草だと思う。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-17 13:35:56) (良:2票) |
【k】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-22 21:32:25) |
13.みているこっちがコーヒーブレイクしている気分になり、ほっと一息つくことができました。ただ、僕はタバコを吸わないので、煙は嫌だったな。 |
12.ガムが入っていたり、砂糖をものすごい量入れたり、こぼしたり、飲みきってないのにお代わりを注いだり(ぬるくなる!!!)・・・。これほどコーヒーがまずそうに見える映画も珍しいと思います(映画中でもまずい、って言っちゃってるしね)。会話も本当下らないんだけど、終始くすくす笑えます。一番最初の話なんて、二人が同じ画面にいるだけでおかしい(多分あの爆発頭のせい)。ジム・ジャームッシュのスマートなウイットが満載で、きっとすごく賢い人なんだろうと思いました。こういうの大好きだあ 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-15 02:53:42) |
11.おもしろい。最初は期待してたほどじゃないかな、と思ったけどだんだん面白くなってきました。リラックスしてクスクス笑いながら見るのに丁度いい映画だ。しかしトム・ウェイツが演技が上手なのは知ってたけど、イギーがあんなにいい味を出すなんて。ドラマーの話をしたときのあの居心地の悪そうな感じがすっごい笑えるなあ。 【GO】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-07 22:00:08) |
10.自分的には苦手系の映画ですね。でも、ケイト・ブランシェットの二役の所と、美女とウエイターの所は、よかった。 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-05 14:41:43) |
9.画も話も小気味よく楽しい。師走に片付けものしながら見てはいけませんね、コーヒーを飲みながら登場人物に付き合う感じで観るのが正解です。監督、この映画に関しては創作の苦しみとは無縁で愉快な気持ちで作ったんじゃないでしょうか。個人的には1時間丁度くらいで切り上げて、もっと観たいな、という気持ちを残しながら終わった方がこんな洒落っ気オムニバスには向いているような気がしました。「色も温度も丁度良かったの」なんて、言ってみたいわぁ。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-31 21:16:50) (良:1票) |
8.自分が、コーヒーと煙草を好んでいないことが悔しくなる映画だ。苦々しい口当たりを表すような各シチュエーションの会話と、だからこそこみ上げてくる奥深い味わいがモノトーンの映像世界に溢れる。 シニカルなうわべだけのどうでもいいような会話が、なぜにこうも深みをもってくるか。たぶん、それがコーヒーと煙草の魅力なのだろう。 ケイト・ブランシェットの自演&一人二役をはじめ、ビル・マーレーのヌけた演技と出演者たちの存在感が、独特な世界観に拍車をかける。 コーヒー&煙草同様、まさに空いた時間に、何気なく、リラックスしてみるための作品だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-28 12:54:41) |
7.ふ〜ん・・・私にはこういう映画の楽しみ方はちょっと分かりませんでしたね。どうせ意味不明にするならとことん理解不能な話をしてくれた方が、よほど訳の分からない映画人達に哲学的な深読みをされるモノになったんじゃないかな?と思いました(笑)。日常的な風景の断片を切り取るんなら、普通に街に出て喫茶店で人の話聞いてればいいんじゃないの?と。●だいたい、この手の映画を「したり顔」で評価するのって体がムズがゆくってダメですね。「この映画の良さが分かんないの?」とでも言いたげな感じで…というか…ね。退屈なモンは退屈なんだからしょうがないじゃん!っと。●最後のエピソードの右側のおじいさんが凄く良い表情だなぁっと思ったので、それに3点献上致します。 |
6.初ジム・ジャームッシュ。あからさまに監督のセンスの良さが画面からダイレクトに伝わってくる、こだわり色の強い短編集。一貫性・バランス、こういうの大好き。素直に8点。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-24 23:28:45) |