11.テーマが重く、一人で立ち向かうことの難しさを感じた映画でした。セクハラって、第一義的な定義が、体に触るとか卑猥なことを言うってことだと思っていたんだけど、実際に映像を通して、想像以上にとんでもないことなのだということを知りました。最初、僕自身も序盤のジョージーの男性遍歴(?)があったというエピソードで、一種の偏見を感じていましたが、サミーの出生の秘密を知ってから、偏見を持ってしまった自分が恥ずかしく思います。自分が立ち上がらなければ、他の人たちを動かすことってできないんですね。素直に、観て良かったし、学ぶべきことも多かったです。こんなに、辛く、泥臭いけど、力強く闘う、女性であり母親である、難しい役を演じたシャーリーズ・セロンさんは素晴らしい演技をしてくれたと思います。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-06-02 17:00:39) (良:1票) |
10.以下、箇条書きです。法廷の部分がメインなところではないので、そもそもスタンドアップという邦題は誤解を招く。法廷がご都合主義に流れていっている感は否めないが、メインなところではないので、とくに気にはならなかった。残念なのは、シャーライズ・セロンの演技があまり見所がなかったこと。それを期待していたのに。Unionの集会も、「感動」場面はお父さんに持って行かれたし、法廷も弁護士にもっていかれてしまっていた。教師によるレイプの場面も別の若い役者によるものだし、Domestic violenceもあまり主張されてこない。シャーライズは、ストーリーテラーくらいの意味しかないような感じだ。もったいない。 【あまね】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 03:44:25) (良:1票) |
9.シャーリーズ・セロンの演技がオスカーもんの素晴らしさでした。 内容はかなりの重たいセクハラなんで、女性にはあまりお勧め出来ない映画かも。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-08 21:12:08) |
8.「クジラの島の少女」の監督作品なので楽しみにしていました。 期待どおり、押さえ気味にしかし、しっかりと人間を描いている。 セクハラ訴訟だけでなく、家族についても考えさせられました。 シャーリーズさんがお肌ではなく、演技力で勝負してるのも良かった。 フランシス・マクドーマンドさん、久しぶりでしたが、人格者の演技が実に見事。 本物が好きな私には、満足の作品でした。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-29 22:43:22) |
7.もっと気が滅入る作品かと思っていましたが、それほど説教くさい作品ではありませんでした。この邦題も「なんだかなぁ」と不満に思っていたんですが、映画を見たら、それなりに納得もいきました。シャーリーズは本当に目に力のある良い女優さんですね。才気や意志の強さが前面に押し出されていて、嘘くさいまでの美貌も邪魔にならない。それに共演陣もバランスが取れていました。もともと私はショーン・ビーン目当てで観に行ったのですが、彼ふんするカイルみたいな男性がいたらぜひとも結婚したいぞ!と思わせる素敵な男性だったし、カイルの奥さんグローリーが女性から見てとても魅力的。(フランシス・マクドーマンドは相変わらず上手い)パパのスピーチのシーンは感涙でした。ただし、カップルでこの映画を見に行くのは止めたほうが良いと思いますよ。 【付記】ここで描かれるセクハラはけして過去形に私には見えません。パワハラなど形を変えて日本にも存在します。普通そういう状況に陥ると、職を変わるなど、できるだけ楽な道を選ぼうとすると思うのですが(もちろん、それだって楽なわけではありませんが)主人公のジョージィはあえて一番険しい道を選んで立ち向かっている。その姿に私は心打たれました 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-26 13:52:17) (良:1票) |
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6.よかったです。シャーリーズますますファンになりました!! ほんとかっこよかった。男って最悪とおもうと同時に、やっぱり男っていなきゃいけないなとおもった。けど、ジョージーの高校時代のはみててつらくなった。。泣 そらしちゃいけない現実だけど。。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-24 20:00:37) |
5.一つ一つのシーンに無駄が無いなと感じ、 シャーリーズセロンがこんなにもすばらしい演技が出来るのかと驚かされました。 今年初めて見た映画ですが、とてもすばらしい作品でした。 私は、「スタンドアップ」という邦題は合ってると思います。 【ジョン・コナー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-23 01:33:40) |
4.想像以上にヘビーでした。主人公が泣くたび自分も泣いてました。しかし現代ではありえないセクハラの数々ですね。彼女達があってこその今なんだと、つくづく考えさせられました。両親の愛情や子供に対する愛情、その他もろもろに、主人公が救われたように、見てるこっちも救われました。これがなかったらホントにつらい映画。 【倉持】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-17 23:10:20) |
3.『エリン・ブロコビッチ』をさらにヘビー&ドラマチックにしたような映画。ひさびさに映画を観て泣きました。とくに組合での父親のスピーチのシーンは印象的です。父親役にこんなに感動したのは『リトル・ダンサー』以来です。職場でのセクハラシーンは『ショーシャンクの空に』や『告発』なみにヘビーで見ていて本当につらかったですが、だからこそラストシーンが感動的でした。物語が進むにつれて、ジョージーの過去も少しずつ明らかになっていく展開も秀逸です。シャーリーズ・セロンはキュートなだけでなく演技が本物!感情を揺さぶられっぱなしでした。『モンスター』も見てみたいです。 【ROMY】さん [試写会(字幕)] 10点(2006-01-15 22:20:17) |
2.男女雇用機会均等の進んだ末の「セクシャル・ハラスメント」という概念の草創期に、男性社会の「慣習」改善に「立ち上がった」働く女性達の物語。カタルシス満点のサクセス・ストーリーや大袈裟に演出された感動大作ではなく、派手なのは出演者の顔触れだけという、非常に地味な社会派作品になってます。概念や理想がいくら素晴らしくても、無学で粗野な田舎者揃いの男性肉体労働者の巣窟に、何の対策も打たないで「現実に」女を放り込むというのは土台無理な話。この辺は極端なアメリカらしさが表れてます。極端であるが故に問題も極端に表れて、今日の世界的社会合意形成のきっかけになったと思えば、アメリカナイズも悪いことばかりではありません。そんな訳で、中々巧みにまとめられた脚本構成に、6点献上。 【sayzin】さん [試写会(字幕)] 6点(2006-01-14 00:06:00) |
1.セクハラと闘う女性の真剣な映画。主人公の生き方には感銘した。とはいえ鉱山という男の職場に女が加わったら、歓待されるのではというのは日本的発想なのかな。陰険で悪質な嫌がらせばかりというのは、汗して働く男らしくないぞ。 映画としての脚色もあるだろうが、実話ベースというから、アメリカ人の野蛮な社会感覚を再認識した次第。 スタンドアップという邦題は合わないと思う。 【ちくわ】さん [試写会(字幕)] 7点(2006-01-07 13:47:34) |