【もりしげひさや】さん 5点(2004-01-26 13:35:45) |
33.映像がグロいのでやばい映画の代表としての巷の評価が目立つが、シェイクスピアなど中世文学作品でもこんな感じの残酷描写はあるし、フィロソフィケイトされた作品としてみればかなり見方が変わると思う。 確かにパゾリーニ監督の性癖は有名であり、評価が真っ二つに分かれるかなり趣味的要素が濃い作品と思われるが、様々なタブーを犯しながらも決して満たされない孤独や虚無感を描写し体現した彼は偉大だと思うので10点。 【わーる】さん 10点(2004-01-21 00:01:29) |
32.監督のピエル・パオロ・パゾリーニはこの映画を撮り終えた後、亡くなっている。しかも映画の出演者の一人に殺されたという噂もある。 この映画を観ていると、私は映画の中に入って行ってファシストを全員撃ち殺したくなります。登場人物の誰かがそれをやってくれたらさぞ爽快ですが、それは起こらない。この映画に類似する出来事が現実の世界にあった、と考えるとどんな気持ちがするか。パゾリーニ監督が何を伝えたかったかはわからない、しかしこの映画が観る者に与える負のパワーは強烈だ。 【337】さん 6点(2004-01-10 14:28:06) |
31.奴隷に感情移入してしまうと、とてつもなく鬱になるので注意。この映画は変態パゾリーニの頭の中にある妄想と「な?変態じゃねぇ?これ?」っていう問いかけに対して「だな~~!!」って、突っ込みながら見る映画。たまたまちょうど良い設定としてファシストを思いついただけな気がする。決して真面目に捉えてはダメ。補足、ホントはジャケットにある電気椅子のシーンがあったんじゃないかと勘ぐってみたりする。 【もた】さん 6点(2004-01-08 00:51:13) |
30.これは幽遊白書の黒の章です。観たら絶対へこむと分かってて見てしまう僕は、ファシズム4人組と同じなんです。最っ低 |
29.同監督の「奇跡の丘」をみて感動したため、何の予備知識も無く「アポロンの地獄」と二本立てで見に行きました。直前に見た「アポロンの地獄」が吹っ飛ぶほどの衝撃。上映中何度も席を立とうと思いましたが、もう二度と見ることは無いだろうし、逆にここで逃げたら後悔するかも・・・と頑張って見終わりましたが評価変わらず。というか評価できない。分からない。ただ一般的に禁忌とされていることを笑い要素なしでやりまくった事はすごいと思いました。内容に嫌悪感を抱く自分に安心しながらもその価値観さえも絶対的ではないと思わせられたことに5点。 【トマトマート】さん 5点(2004-01-05 16:20:37) |
28.最後まで観賞して言うのもなんだがこの映画は評価できん。何を伝えたいんだ?分かりたいとも思わん。監督の欲望を映像化しただけの変態映画じゃないか。 【guijiu】さん 0点(2003-12-15 22:50:14) |
27.これに7点入れる自分がけっこう怖いのですが。 大学時代一人で見て、これはいいものに出会ったと思い、 合う人ごとに薦めるという無謀をやりました。 パゾリーニの趣味としか思えないスカトロ拷問同性愛行為の数々。 大人数で劇場で見ると身の置き所がないという苦痛と戦うことになりますが、しかし「こういう世界もありでいいんだ」と安心させられた外れ者としては、妙に身の置き所があった映画なのでした。 何かに対してざまあ見ろといい、何かに対して気分が爽快になってしまい、そんな自分にであったのが怖かった記念碑的作品です。 【あにさきすR】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-14 01:29:34) |
26.観ていてかなり不快になる映画ですが、最後まで観てしまう自分がちょっと怖い。しかも巻き戻したりして・・・。こういう奴隷階級や非人道的な映像にはもちろん共感はできないが、怖いものみたさで観入ってしまいました。何年も前に観たのだけど、今もインパクト大です。 【きすけ】さん 5点(2003-10-16 16:29:32) |
25.これは、あきらかにパゾリーニの個人的な趣味嗜好。プライベートビデオとして自分で観て楽しむ分には文句は言えないが、金を取って人に見せるような代物ではない。 【くるみぱぱ】さん 1点(2003-10-09 03:01:25) |
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24.うーん、何なんでしょう。糞くったり耳切ったりやってることはパゾリーニの自己満足なのかい?ホドロフスキーのエルトポは好きだがこの作品はちょっとなー、しかし、奴隷の絶望の顔には恐れ入ったのでこれぐらいの点数で。 【たましろ】さん 4点(2003-09-26 22:56:07) |
23.当時、試写会でノーカットかぼかしなしかで放映して問題になった映画だったので、いいなあと思ったのですが、映画を見たら、これでも飽食感があったので、これで十分だと思いました。 【omut】さん 5点(2003-08-04 06:01:40) |
22.まぁ、現実はこれの上を行ってるというかおいらの妄想はそれ以上というか。そーいった妄想を実写で撮って作品にするのはすごいなと。ある美意識に沿って映像を撮り続け、それ故、現実感が無くなり作品として失敗してると、、、思う。まだ、一度しか見てないから監督、その他の本意ってのがわかんないんだけどね。娼婦の演技と四人に銃で殺された男のシーンが頭によぎる・・・。 【mikvth】さん 8点(2003-06-23 23:15:27) |
21.正直驚いた。これは芸術なのか?いや、わからない。スタッフも役者も監督も構図も脚本も、全てが狂っている。その狂いをどう受け止めるのか?それがこの作品に恐ろしいほどの力を与えてしまっている。恐ろしく高貴で幼稚で稚拙でひどく汚れている、下品だ・・芸術的で・・正しいと思われる価値観は媒介としてしか現実に介入できない・・それがあの音楽なのだろう・・いや、わからない。 |
20.残念ながら、この映画に何ひとつとして心動かされるものはなかった。恐怖も愛も共感も同情も。芸術性も。 【poppo】さん 0点(2003-04-18 14:17:58) |
19.死臭の漂う映画だった。公爵役の人が後で『ミッドナイト・エクスプレス』で主人公に舌を食いちぎられたリフキ役の人だと知って「ざまあみろ!」とか思っちゃたり(笑) 【ブッチャ】さん 6点(2003-03-02 23:14:57) |
18.この作品の暗喩は深遠で、視覚的な刺激に気を取られてると2時間が無駄になる。生の三部作を撤回してまで取り組んだテーマはかなり深く、リリカルな繊細さすら感じとれる。 【ミナカタ】さん 7点(2003-02-23 06:13:54) |
17.私、パゾリーニ作品好きなんですが、思想とかファシズムとかよりも、パゾリーニはエログロが撮りたかっただけなのでは…。で、監督として構図とかバッチグゥなんで、単なるエロ映画でなく、こんなに議論になったり酷評されるようになったのでは。豚小屋や、テオレマならともかく、生の三部作といい、パゾリーニは大して大きいこと考えちゃいませんぜ。 【あんこ】さん 5点(2003-01-09 11:24:13) |
16.スプラッターとかで残酷シーンは見慣れているつもりだったが、この映画には3度目をそらしたシーンがあった。ファシズムの醜悪さと快楽。正視に耐えぬとはこのことだろう。残酷な処刑を見て投身自殺する女が唯一の救いだった。だが、観た後には画面の醜悪さを越えた、美しいという言葉では表現し得ない美しいなにかが残った。一般の基準では律しきれない作品だろう。 【アンドロ氏】さん 5点(2002-12-19 01:56:48) |
【におい】さん 5点(2002-12-12 23:05:32) |