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川の底からこんにちは

[カワノソコカラコンニチハ]
Sawako Decides
2009年上映時間:112分
平均点:6.68 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-01)
ドラマコメディ
新規登録(2010-06-09)【すべから】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督石井裕也〔監督〕
キャスト満島ひかり(女優)木村佐和子
遠藤雅(男優)新井健一
志賀廣太郎(男優)木村忠男
岩松了(男優)木村信夫
並樹史朗(男優)高木正樹
森岡龍(男優)川上良男
目黒真希(女優)腸内洗浄スタッフ
稲川実代子(女優)
猪股俊明(男優)
脚本石井裕也〔監督〕
撮影沖村志宏
製作千葉龍平
TBS(PFFパートナーズ提携作品)
IMAGICA(PFFパートナーズ提携作品)
エイベックス・エンタテインメント(PFFパートナーズ提携作品)
配給ユーロスペース
美術尾関龍生
編集高橋幸一
録音加藤大和
あらすじ
「どうせあたしなんか大したオンナじゃないし」とすべてに妥協して生きてきた契約社員のOL佐和子(満島ひかり)は、バツイチで子連れで無職の彼氏や従業員に振り回されながら、病で倒れた父の経営するしじみ加工工場の再建に乗り出す。どん詰まりで生きる全ての人への応援歌。
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12
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17.期待しちゃった割には、映画そのものよりここのレビューのほうが面白いじゃないか!!(笑)という不満はさておき、やっぱり満島ひかりじゃなきゃ出せない味は確かにあったなあと思う。あと、おばちゃんたちの妙なリアリティと堂に入った演技はいったい何で成立しえたんだ!?と不思議。あの人たちはいったい何もの!?(笑)。ただものじゃないよ、皆さん。あと、ひかりちゃんのダンナになったというこの監督、まだレビュー数こそ少ないものの、なぜか高得点過ぎでしょ!(笑) 実は「あぜみちの・・」はこの人の作品とは知らずに「ちょっと見てみたいなあ」と思ってたのでした。まだ本作しか見てませんが、「あぜみちの・・」のあらすじからも、何となくこの監督は、ウソっぽいのはいや、という人なのかなあと思います。笑いを重要ファクターと捉えているのは窺えるけど、笑いの質にセンスのよさや独特な品のよさを感じます。やっぱ、これからもこの監督とひかりちゃんからは目が離せませんね。それと、この作品の社歌の方向性にも、おおいに期待!(笑)。<追記>この監督、ウソっぽいのいやなんでしょうね、と感じたのに、何よ。あの「舟を編む」のウソっぽさ。がっかり。あれと比べたら本作の面白さは際立ってる。点あげちゃおっと。
おばちゃんさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 21:49:59)
16.映画は、いきなりヒロインが腸内洗浄を行われるシーンから始まる。
少々横柄な女医の問いかけに対して、若干焦点が定まらない黒い瞳で「ふぁい」と返事をするその表現を観た瞬間に、このアイドル上がりの若い女優が、この数年で一気に日本映画界を席巻する存在に成っている理由が理解できた気がした。

この映画の全編を通して発揮されている「満島ひかり」という女優の抜群の存在感には、儚さと美しさ、そしてあらゆる“重さ”に耐える強い人間味が備わっていて、まるで韓国女優のような骨太さを感じた。
ああ、日本にもこういう女優が生まれたんだという新しい光みたいなものを明確に感じたと言っていい。
火を見るよりも明らかだが、このヘンテコリンな映画は、満島ひかりというトピックス的な存在があって初めて成立している。

ヒロインはあらゆる苦境に対していつも「しょうがない」と無表情で言って割り切る。
自分自身のことを鑑みて、“中の下”の女だから“中の下”の人生しか歩めないと、悲しいまでに達観してしまっているのだ。
周りの人間も揃いも揃って馬鹿ばかりだけれど、自分自身が馬鹿なんだから、それも「しょうがない」。

そうやって常に脱力感に溢れ、流れのままに人生を沈み込んでいくヒロインが、ついに川の底まで辿り着き、あたかも川底からすくい上げられる“しじみ”の如く、川面に顔を出す。
そうまさに「川の底からこんにちは」なのだ。

その様は決して劇的なことなどではなく、何の根拠もないただの“開き直り”ではあるけれど、今までただただ受け身としての「しょうがない」だった彼女が、“頑張る”と決めたのだから「しょうがない」とささやかな変化を見せる姿は、不思議な程に勇ましく、高揚感に溢れる。

人生は自分の望む通りにはならない。そんなことずっと前から知っている。
でも、ただ負けてばかりはいられない。だから、頑張るしかしょーがない。
人生など、それでいいのだ。と、ヒロイン同様、安い発泡酒を飲みながら思えた。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-03 13:57:48)(良:2票)
15.絶賛されているので鑑賞しました。「ダメ女が実家会社で覚醒するストーリー」を期待していましたが、そういう映画ではなかったのですね(そういう展開はあるけど数分で終わってしまう…)。主人公の不器用さ、主人公の主体性のなさ。周囲のひとたちはグロテスクでありしかしとても優しくもある。嫌っていた父を理解する。…そういう純文学的でもある内容を楽しむ映画としては良作です。また、満嶋ひかりの持ち味の「雰囲気悪い X 可愛い」も最大限といっていいまでによく出ていました(監督結婚しやがって…笑)。でも「川の底からこんにちは」というタイトルから期待した、ダメ人間の覚醒(成功)物語、が主題ではなかったことのからのギャップは小さくなくてやはり残念。
wetbさん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-13 11:47:30)(良:1票)
14.何これ、おもしれー。直球キャラが満載で、それが上手い具合にはまって、作品のテンポをよくしている。程良く笑えて、程良く感動させられる。自分の人生は、中の下だと思っている人に勇気をくれる作品です。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-10 00:51:43)
13.いじけたひな人形。ちゃちでうすら寒い。
ねこひばちさん [DVD(邦画)] 1点(2011-11-01 19:51:48)
12.強引だけども何故かすごくポジティブ。黒板五郎の「やるなら今しかねー」に通ずるものがある。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-28 11:48:14)(良:1票)
11.主人公の「頑張る」という言葉が妙に切実に響いたのは、「頑張る」とか「頑張ろう」という言葉自体が最近世間で使われなくなったからかもしれない。一億総うつ社会。敢えて「頑張らない」ことや競争しないことが今や美徳となっているから。みんな「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」なのだから。
また、他人に「頑張れ」と言わないこと。それは「頑張れ」という言葉の無責任さや無神経さを自覚してのことだというが、裏を返せば、他人の気持ちに深く踏み込めない、責任を持てない関係性そのものの希薄さを表している。

僕自身は、年がら年中、「頑張る」と言い続けているような気がする。そう言って自分を鼓舞しないとやっていけないので、それは「しょうがない」のだ。とにかく頑張って、家族や会社を守る。人は社会で(ちっぽけでも何でも)責任ある立場を得ると、無根拠でも何でも頑張らないとやっていけないのです。とにかく明日も頑張るので、今日は寝る。それは決めたことだから。それはもうしょうがないから。

満島ひかりは相変わらずうまいなぁと思うのだけど、今回の主人公はちょっと共感しづらい点がところどころにあり。そういう違和感も彼女の魅力なのだけどね。
onomichiさん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-10 10:12:12)(良:2票)
10.何だか最初のうちはかったるいなあ!借りてきて失敗したかも?と思っていたものの観ているうちに段々と面白くなっていくし、人間なんて所詮は馬鹿な生きものなのさ!自分の欠点を全てさらけ出す佐和子(満島ひかり)にそうだよね。自分では解っていても他人に言われると腹が立つけど、それでも自分の気持ちを恥ずかしいとは思わずにさらけ出すことがどれだけ勇気が必要か?思い切って開き直る主人公の姿は全ての人への応援のように感じられて共感を覚えずにはいられなくなる。満島ひかりの泣き顔と怒りに満ちた表情の素晴らしさ、今の日本の若手の俳優(女優だけでなく、男優も含めて)ここまで観る者に表情だけで惹き付ける魅力的な人は他にどれだけいるだろう?
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-05 21:10:57)(良:1票)
9.ハイ そうです 間違いありません。愛のむきだしから流れてきました。愛のむきだしからこんにちは。佐和子さんこんにちは。 しじみ工場のおばちゃんたち こんにちは。
3737さん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-26 20:39:32)
8.こういう、何が面白かったかはよくわからないけど最後までしっかり見てしまう邦画には、たまに出くわします。
満島ひかりの出ている作品を見たのは初めてだったので、変な先入観もなく映画の雰囲気にスッと入っていけました。

Yuさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-04 20:15:09)
7.私にはダメですが、妻は結構気に入ったみたいです。観ていると佐和子にも新井課長にも腹が立ってきます。新井課長とは別れて欲しかった・・・。工場のおばちゃん達が急に優しくなったのも気持ち悪すぎます。1人でも気持ちのいい登場人物がいないと気持ちがスッキリしません。ラストもこれで終わり?って感じでイライラしました。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-21 19:54:34)(良:1票)
6.世相を反映した空気感のある作品。
みっともない過去に縛られながら、でもそんなことなかったかのように厚顔に飄々と生きていく“中の下”を満島ひかりが好演している。
一億総中流的な「平等主義」はとっくに崩壊していて、お金持ちになれる人の方がなれない人よりも圧倒的に少ないということにみんなが気付いてしまっている今、「中の下の生活♪ 所詮みんな中~の下~♪ た~のしいなぁ~♪」という開き直りも甚だしい社歌は、もしかしたらこの国を救うのではないかと思えるほどパワフル。
poppoさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-16 15:55:46)(良:1票)
5.満島ひかり目当てで観ました。重すぎるくらいシリアスな立ち位置(宿命とか逆境とか)にいながらも、ふっ、と抜いたような、悟ったような安堵感を、自然な表情で瞬間見せる。そんなところに惹かれてまた見たくなってしまう。今回はコメディだったんで、それが、ちょっとしか、垣間見れなかったのが残念。
かれくさん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-15 21:26:59)
4.堂々と「中流階級」よりも下、「中の下」を宣言している作品。登場人物はみんなロクでない人物(不倫・駆け落ち・復讐・・・下ネタ)だったりするのだが作品は暗くない。笑える部分もある。各登場人物を掘り下げているためか、観る者も近いものをかんじるのではないか。「どうしようもない」人生と割り切って生きる事のエネルギーを頂きました。主人公の満島ひかりはとても魅力がありました。高得点!
サーファローザさん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-29 20:25:39)(良:1票)
3.作品のクオリティとしては中の下ではあるけど、それが逆に微妙な空気を作り出していて滑稽で笑える。
特に佐和子のキャラは秀逸で、それが監督の演出による賜物なのか、満島ひかりの演技力によって生み出されたものなのかよくわからないけど、それぞれの今後の作品は要チェックである。
あと、虐待ネタで笑いを取ろうなんて不謹慎のラインを超えてしまってるような気もするけど、悲しいかなそれが今の世の中の実情なんだな。
子どもだって殺されないか心配になるよね。
こんなふざけた内容で泣かせようという魂胆は気に食わないけど、まんまと嵌って泣いてしまった自分も情けない。
しょうがないので9点付けておきますね。
所詮、僕なんてその程度のレビュワーですから。
もとやさん [DVD(邦画)] 9点(2011-04-04 15:34:34)(良:1票)(笑:3票)
2.「愛のむきだし」からイチオシの満島ひかりだが、本当に良い作品に出会えたし、良い監督に出会えた、まさか結婚するとは思わなかったが。
この子は演出に応える可憐さ、エグさ、自然さ、クドさなど多くの顔を使い分ける、演出するほうは楽しくてしょうがないだろう、まったくたいした女優だ。
映画は現代の若者をうまく切り取った、多少特異な例だが物語としては十分受け入れられる、登場人物は本当にダメな人ばかりで話がこのままグダグダになりはしないかとヒヤヒヤしたがガッツリ切り返して大変楽しめる。社歌の所は笑いながら涙がこぼれてきた。ラストがスッキリとはいかないが、それも今の時代を映していて興味深い。
彼女にはこれから何十年もがんばってもらいたい。
カーヴさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-14 09:42:39)(良:1票)
1.これは映画館で観たかった!素晴らしい!
どういう映画かを説明するなら
ダメ人間ばっかりが出てくる映画
と簡単に説明できます。
「所詮大した女じゃないんだからね」という主人公は本当にダメダメ。
付き合っている男も本当にダメダメ。
周りの人間には不満が鬱積していて、ぬるま湯のような生活をしています。
それが、どういう風に変わっていくのか・・・それが見どころになっています。
そして映画の劇中歌がね、めちゃくちゃ滑稽なんですよ。バカみたいなんですよ。
でも自分は泣きそうになりました。
変な歌を聞いて感動してしてしまったんですよ!
そこだけでなくこの映画で4回くらい涙腺が崩壊した自分はなんなんでしょうか。
さらに心に痛いセリフばっかりだ!
「しょーもない人生送ってるわ、自分」なんて人は必見です!(大きなお世話ですみません)
ヒナタカさん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-27 02:00:41)
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 6.68点
000.00%
111.61%
211.61%
300.00%
458.06%
5812.90%
6914.52%
71524.19%
81524.19%
9812.90%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人
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