79.今みても(衝撃はないものの)、何か特別なものを感じるのは、素直にすごいと思う。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-08 01:42:03) |
78.洒落っ気だとかアンチ・ヒーローだとかかっこいいだとか、そんな陳腐な言葉でしか観客に評価されなかったゴダール。映画という概念の捉え方、映画の本質へと向かう姿勢を示すために、教示的姿勢を気付かせるために、大衆性を排除せざるを得なくなってしまう、これ以後のゴダール作品の方向性を決定付けてしまった呪われた一本である。映画は物語の善し悪しでは決まらない。たしかに物語が良質と思える傑作は多くあるのだが、それは物語を映画的に解体し語っているから面白いのであって、決して物語が面白いのではない。 「8数えるまでに笑わなかったら絞め殺す」 パトリシアの部屋で行われる長回し、アフレコによって自由に一瞬のジャンプカットを挟み、不必要にパンして凱旋門を映したり、奇跡的に美しい車のライトを映したりする。それは要するに阿呆でも気付くところの洒落っ気ではあるのだが、その洒落っ気だけで映画が映画として成立することが重要なのであり、そのことを意識的に観客へ教示しようとする姿勢こそゴダールの特別たるゆえんなのである。映画を構成する要素に「物語」なんてものは存在しない。人、モノ、映像、音、言語、これらを使って物を語ること、それが映画なのである。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 02:24:16) |
77.映像がぶつ切りだったり、ゲリラ的な撮影だったりと何かとインパクトが大きかった。しかし何と言っても単語と映像を並べ連ねただけの予告篇がもっとも衝撃的だった。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-26 11:02:11) |
76.こんな男大嫌いだけど、映画としては楽しめた。フランス映画特有のダルさも、テンポが良かったのでほとんど気にならなかった。そして、ミシェルから次々飛び出してくる感覚的な言葉の数々…「車は走らせるためにある。止まるためじゃない」サイコーです。 【アレヒ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-16 14:47:00) |
75.このタイトル・邦題を聞くとき頭に浮かぶのは、最初はジュリー、次にセックス・ピストルズ、そしてゴダールのこの映画へと変換していった(実際の順番逆ですけど)そのそれぞれが自分にとって素晴らしいものとなった。この空気と台詞、たわいも無い1シーンが脳裏に焼きつく。ジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグがいて、ベッドがあればそれでいい。そしてクシャクシャの新聞紙。こんなカッコよさは他に探し様が無い。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-19 16:50:35) |
74.なるほど映像的にはかなり凝ってます。ストーリーはそんなに面白くないけど、こういう感じは好き。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-14 19:30:47) |
73.海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!というセリフが印象的!原題は『息切れ』という意味みたいですね。でもこの『勝手にしやがれ』という邦題、とってもステキ。この映画の本質をグッとつかんでいるような気がします。 【ふぉんだ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-30 12:48:37) |
72.ジャン=リュック・ゴダールの最高傑作にして、ヌーヴェル・ヴァーグの最高傑作として、公開時には世界中の映画人に衝撃を与えた・・・・というパワーは最後まで伝わってこなかったが、普通に楽しい。さすがに娯楽作とまでは言えないが、気狂いピエロなどのよううな、これから先の難解なゴダールではなく、肩肘張らずに気楽に楽しめるゴダール。煙草を吸いながらの、ちょっとした台詞に、思わずニヤケさせられる。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-12 21:12:21) |
71.わかんないけど知ったかぶったり、わかんない自分が馬鹿にされてる気がしてわかってる人を知ったかぶりと批判してみたり、人と映画の話するといろんな人がいますけど、ただ観る側の人間なら自分の感性でいいか悪いか胸張って素直に言えばいいと思うんですよね。自分にとってゴダールは理解できてない監督の一人ですけど、それでもゴダールの映画をおもしろいと素直に思います。技法云々とかは詳しくないし、なんでおもしろいかと聞かれたら答えられないですけど、ただ単に自分の感性でおもしろいと思ったわけです。映画の内容とは関係ないですが。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-04 00:59:16) |
70.カッコよけりゃいいじゃんって感じの映画なのかな。男と女の乳繰り合いがこんなオシャレな映画になるのね。 【ゆうろう】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-17 16:35:32) |
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69.ゴダールの監督作品ということで、かなり時代性を考慮してみないといけないな~と、あらかじめ覚悟して観たのだけど、意外にもかなり見やすい作品だった。アルファヴィルなどでちょっと理解ができなかった映像を省略するセンスも今作では見事に効果を発揮していたし、白黒ならではの映像の上品さもあいまって、とことんおしゃれな作品に。単に「映画史上、重要な意味を成す作品」という範疇にとどまらない良作だと思います。あと、フランス語は分からないから、直訳なのかもしれませんが邦題がベストマッチ。 【bizen】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-15 09:36:40) |
68.ヌーベルバーグ?うっ?何それ?私はどちらかというとハンバーグの方が好きなのですが、この作品、思っていた以上に楽しめた記憶があります。何だか最初は堅苦しい映画なのかと思ったけど、いやいや、どうして、ちっともそんな事はなくて、解り易いし、主人公のバカっぷりとヒロインの可愛いけれど、男を弄ぶ態度などは腹は立つものの、男も男でアホやし、要するにこの映画は私のようなアホにでも結構、楽しめる作品として評価したいと思います。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-06 22:06:00) (笑:1票) |
67.冒頭でダメだと思った。なんかカッコよくねーなと。で終り。あとはジーン・セバーグ鑑賞で時間潰しました。 【馬飼庄蔵】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-29 19:58:48) |
66.ヌーベル・バーグも4.50年経ってしまうと、ヌーベルじゃなくなってくるようですね。 【チビすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-11 14:58:22) |
65.冒頭の銃殺シーンは強烈だったが、基本的に理解できませんでした。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-11-30 12:43:35) |
64.本当に微妙な映画ですね。チンプンカンプンという言葉がもっとも似合う映画ですね。「へ~、ヌーベルバーグってこんな感じなんだ~、眠いね」友達の感想です。僕もそう思いました。会話はおしゃれで面白いが、ストーリーがないので、パトリシアの部屋での会話のシークエンスは楽しめたけど、警察に追われるところに迫力がなく退屈でした。既存の手法を無視した編集は最初の方は楽しめたが、慣れてしまえば新鮮さがなくなり、効果は少ないように思います。革新的な映画を作ったつもりなのでしょうが、つまらないものはつまらないですね。ていうかこの映画を作ったゴダールはあえて評価の分かれる映画を作ったのでは?頭でっかちの評論家が純粋に映画の面白さを評価しないから、いくら手法が革新的でも退屈な映画を作り、どのような評価をするか面白がったのではないでしょうか?そう思うと僕も0点をつけるのがスジなのでつけさせてもらおうと思うのですが、踊る大走査線2と一緒の点数にするほどひどい映画ではないし、かといって3点以下をつけるほどつまらなくもなかったので4点をつけさせてもらいます。 【ジャザガダ~ン】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-08 17:36:52) (良:1票) |
63.良さがわからなかった。白黒映画はどうしても苦手だ。 |
62.…ゴダールの映画は頭で理解しようとしちゃダメよね。 でもこの映画は彼の作品の中では「わかりやすい」部類に入るんじゃないかしら? ずいぶん昔に見た『ウィークエンド』って映画なんて、わけがわかんなすぎて頭から煙が出そうだったもの。 それにしてもジャン=ポール・ベルモンド、ダメな男を演らせたらピカイチねー。 別に美男でもないのに、オトコの色気がスゴイの。 ジーン・セバーグも小悪魔的な魅力がほんとにステキだし。 ヌーヴェルヴァーグだのなんだのっていう小難しいことはわからないけど…アタシはこういう「オシャレ映画」大好きよ! 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-04-20 20:45:34) |
61.これも「気狂いピエロ」同様、観る度クセになる映画なのかもしれませんが今のところ5点かな |
60.ドキッとする切り貼りや、音楽や、焦点の惚けたセリフや、個性的な登場人物とか、そういうところで革新的で、開拓した英雄のようで、歴史的価値はあるんだと思う。 でも、面白くない。 |