41.ひたすら暗く、ひたすら醜く、ひたすら救われない。そんな話を延々見せられても……。ちなみに私はわざわざ映画館まで足を運んで観たのだが、無音のエンドロールが始まったとたん、実に9割以上の人が一斉に椅子を立った。ロビーに出ても、ほとんど口を利く人がいなかった。印象的な出来事だったので、今でもよく覚えている。 【K】さん 0点(2004-02-02 22:55:53) |
40.特殊な性的嗜好を持ち、人格に問題のある女が、異常な行動を起こすが、誰にも受け入れられない。あたりまえだ。監督は何を伝えたかったのだろう。異常者の孤独だろうか?とにかく、後味の悪い映画だった。 【駆けてゆく雲】さん 3点(2004-01-23 22:19:18) |
39.ギリギリの現実。寂しくて物悲しくて、プライドばっかでかくなって、それに切なくも感じて。自分を捕らえられなくて、止められなくて。この映画は感覚で好きになる。気ずかずに生きるひとには無理もん。 【ヒロヒロ】さん 10点(2004-01-18 17:44:03) |
38.監督は何を思ってこの映画を撮ったのだろう? 面白いという作品ではないし、何かを悟る作品でもないし(?)、メッセージがイマイチ伝わってこない。痛すぎです。 【もちもちば】さん 4点(2004-01-04 00:38:43) |
37.確かに評価のむずかしい映画。父親不在の母娘の親密すぎる関係に起因するゆがんだ欲望。ストイックで厳格なピアノ解釈が導く性格破綻。男への嫉妬と殺意が自分にむかって逆流するような終わり方などと分析して、この作品を理解しようとしたり、刺激的な映像をとりあげポルノとして断罪するのも、この監督のわなにはまっちゃうような気がする。 だれだって人にはいえないような欲望をもっている。それを実践しえたのは芸術家としてのエリカの正直さだろう。もっとも、実際にエリカが隣にいたら困ってしまうけど・・・ 【TSUTTY】さん 5点(2003-12-17 07:59:10) |
36.愛だ性だ変態だという描かれた風景よりも、共同体を失い、糸が切れた凧のように生きている現代のわれわれが誰でも感じることのできる「乾き」を率直に切実に感じさせてくれる映画というべきではないだろうか。エリカにとって最後まで「愛」なんてどうでも良いことのようにしか見えない。ピアノが好きなので観たが、「引き込まれない映画を最後まで我慢して、それなりに満足した」という感じ。 【テーブルランプ】さん 7点(2003-12-15 23:48:13) |
35.久々に心をえぐられるような衝撃を受けた一作。物凄く滑稽だけど笑えない。内臓の奥という奥まで乱暴に突かれるような凄まじい暴力性に溢れた壮絶な映画。長く切れ目のない悲鳴をひたすらに聞かされているようで、心拍数が上がる。痛々しいラストシーンには言葉を失った。男性は暴力性を外に向け、女性は内に向ける。生殖行為の形態と一緒。 【ひのと】さん 10点(2003-12-08 21:07:08) |
34.ん~、ようわからん。私がまだまだガキだからかな。エリカのよな大人は結構いるんじゃないかと思わされた。箱からいろんな道具が出てきたときはちょっとひいたね^^;愛情表現が下手なエリカの姿はとてもかわいそうだ。親の育て方って重要だね~。 【まーこ】さん 4点(2003-12-07 19:29:47) |
33.う~~ん、なんて言えばいいか分からないけど好き! 【アンナ】さん 7点(2003-12-07 13:04:34) |
32.最高だ!みんなが気に入る映画だとは思わないが、フランス映画的なエキセントリックな人物像が嫌いじゃない人は、絶対気に入ると思います。 これがカンヌ・グランプリをとった年のパルムドールは、ラ・スタンツァ・デル・フィーリョの『息子の部屋』。両方好きな人は少ないだろうなあ。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-14 13:52:13) |
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31.傲慢な犯罪者であり異常な生い立ちであり複雑な気分で観ていたが、最後自分の胸を刺してしまってやっぱり不幸な人だったと思った。初めて彼に抱かれてしまった所、純粋な少女に戻った様な表情が印象的だった。度が過ぎるか否かでこんな人いますね、重い。 【スルフィスタ】さん 4点(2003-11-01 23:47:51) |
30.「なかなか面白い」けど絶対「人には勧めない」。自分の性格疑われそうだから。ストーリーは痛々しいけどでも嫌いじゃないけどなぁ。っていうか、こんなに沢山の人が見てレビューしてるのに驚きました。一生に一回は見ても面白い人生勉強になると思う作品。 【冬うさぎ】さん 7点(2003-10-26 10:27:23) |
29.公衆の面前で全裸でマスターベーションをしている男に「お前は俺のことを変態と呼ぶがじゃあお前は自分を健全だと言い切れるのか」と面と向かって言われたような気分にさせられる映画。私にははっきりいって出来の悪いポルノ映画としか言いようがなく小難しいことを論評するまでもない作品としか思えない。とは言うものの主演の二人の演技はさすがというか彼らの演技にそれぞれ1点づつ献上。ブノア・マジメルは私と同じく29歳で奥方はあのジュリエット・ビノシュ。本当に同い年なんて信じられん。。。 |
28.息詰まるような母親との密接した関係。長年に渡り抑圧し続けた感情を、不器用で稚拙なやり方でしか解き放てないエリカ。母に対しても、ワルターに対しても。その辺の描写がリアルで痛い。一途な愛をエリカに受け入れられず、またエリカの屈折した愛を受け入れることも出来ないワルター。愛し合う二人なのに、相容れることなく、愛が憎しみに変わっていく様は切なくてひりひりした。 【みつばちはっち】さん 10点(2003-10-07 01:42:30) |
27.場面、場面にエリカにはいくつかの選択肢があるのだけれど・・・。それぞれの立場や気持ちはよく伝わってきます。しかし重い・・・せめてエンドロールにシューベルトくらい(汗)。 【ジマイマ】さん 4点(2003-09-29 20:23:14) |
26.ゲロはイヤ~ッ!「もう大丈夫」じゃないだろ。主人公の性格、願望、実はこういう大人、少なくないかもと思うとつらくなる。子育ては、どう転ぶか予測不可能だから難しい。 【桃子】さん 4点(2003-09-12 18:36:08) |
25. いくらある意味純粋培養な成長過程をたどっても、ピアノだけの人生であっても、この幼稚で脆弱なエリカの人間性が哀しい.自分の精神を自力で鍛えてこなかったことの酬いなのだろうか.音楽リストを見て楽しみにしていたのだが、彼女の奏でる音楽にさえ、素直に入れなかった. 【シャリファ】さん 2点(2003-08-24 22:41:52) |
24.切ないでつ。途中何度もDVD止めちゃいました。性的嗜好が異常っていうより、これは傷ついた心の悲鳴みたいに感じたでつ。逃げ場になるはずの母親は娘を見ていない。内面を理解しようとしてない。だから無表情な仮面で内面的に幼い自分を守る。そう、あたしにはエリカが少女のように幼くみえたのでした。ホッケーのクラブハウスのシーンなんて特に。幼いから不器用。恋愛でも直球勝負。剛速球すぎまつ。てゆうかもっと駆け引きしろよ~。エリカがっついてるぞ~。でもそれはセク~スにがっついてるんじゃない。心のつながりが欲しかった。受け止めてほしかったんじゃないかな。そう思ったの。と、今回ものめりこんでいるわたくし。 【ごりちんです】さん 9点(2003-08-08 00:48:23) (良:1票) |
23.なにか伝わってくるものがあるかなと思ってみていたけど、何もなかった。衝撃度も薄いです。 【omut】さん 4点(2003-07-03 00:57:49) |
22.微妙ですよね。評価しづらい・・・登場人物たちの心理がみな共感できないので?客観的にあれこれ考えてしまうのですが。きっと、誰もが多かれ少なかれ持っている人には見せることのできない部分をあからさまに見せられたようなある種の不快感に包まれているのかなと感じました。 【SHU】さん 5点(2003-06-08 15:05:25) |