大いなる幻影(1937)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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大いなる幻影(1937)

[オオイナルゲンエイ]
The Grand Illusion
(La Grande Illusion)
1937年上映時間:114分
平均点:7.68 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(1949-05-21)
ドラマ戦争ものモノクロ映画
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タイトル情報更新(2022-05-30)【イニシャルK】さん
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監督ジャン・ルノワール
助監督ジャック・ベッケル
キャストジャン・ギャバン(男優)マレシャル中尉
ディタ・パルロ(女優)エルザ
ピエール・フレネー(男優)ド・ボアルディユ大尉
エリッヒ・フォン・シュトロハイム(男優)ラウフェンシュタイン所長
ジュリアン・カレット(男優)カルティエ
ジャン・ダステ(男優)教師
マルセル・ダリオ(男優)ローゼンタール
ジャック・ベッケル(男優)英国人士官(ノンクレジット)
ガストン・モド(男優)
小山田宗徳(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
永井一郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ジャン・ルノワール
シャルル・スパーク
音楽ジョセフ・コスマ
作曲ヨハン・シュトラウス2世「芸術家の生涯」
撮影クリスチャン・マトラ
クロード・ルノワール(カメラ・オペレーター)
ジャン・ブールゴワン(アシスタント・カメラマン)
配給フランス映画社(リバイバル時)
ザジフィルムズ(再リバイバル時)
美術ユージン・ローリー
字幕翻訳山崎剛太郎
あらすじ
第一次大戦末期。フランス軍大尉ボワルディユ(ピエール・フレネー)と少尉マレシャル(ジャン・ギャバン)は、偵察中にドイツ軍の砲撃を受けて捕虜となる。彼らはユダヤ人のローゼンタール(マルセル・ダリオ)と脱走計画を練るが、収容所所長のラウフェンシュタイン(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)は、ボワルディユらを厚遇していた。滅びゆく貴族という同じ立場の二人は、奇妙な友情と尊敬の念で結ばれていく。巨匠ジャン・ルノワールの代表作。
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12
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8.ようやく名画の呼び声高いこの作品を見ましたらなんと、「大脱走」「第17捕虜収容所」「アルカトラズからの脱出」などの捕虜・脱走ものを思わせる「おおもと」だったんですね。第1次大戦中のお話ですが、作られたのは37年という第二次大戦前のきな臭い時代。反戦のメッセージが強く伝わってきます。捕虜収容所での紳士的な扱いややり取りは信じられないようなのどかな感じだし、脱走した二人をかくまうドイツ婦人との描き方も甘い感じがする。それでもドイツ貴族のシュトロハイムのたたずまい、フランス貴族との友情の描き方、この時代に作られた意義、後の作品に与えた影響の数々など諸々の敬意を加えて9点。
キリコさん 9点(2003-12-25 15:06:34)(良:1票)
7.ヒューマニズムと戦争批判が主題であるのは当然ですが それが説教臭くなく 国とはなにか 戦争とはなにか 境界とはなにかを深く考えさせてくれる映画です。ラ・マルセイエーズを捕虜が高らかに歌ってる場面でとても気持ちが高揚してしまいフランス人の誇りを見た気がしました。第一次世界大戦のさなかこんな映画作ったルノワールの功績は大きいです。
たましろさん 10点(2003-12-11 21:18:08)(良:1票)
6.戦場の紳士。ルノワールが撮ると戦争までも格調高くなる。
STYX21さん 7点(2003-11-13 20:02:30)
5.ジャン・ギャバン版「大脱走」。でもこちらの方がはるかに先なんですよね。シュトロハイム演じるドイツ将校が見事。この風格が映画全体を引き締めています。
FOXさん 8点(2003-07-13 00:18:39)
4. 印象派の画家として余りにも有名なピエール=オーギュスト・ルノワールを父に持つ天才映画監督ジャン・ルノワールの格調高い反戦映画の最高傑作の一つ。その後、雨後の筍状態となる”捕虜収容所からの脱走”映画の最も優秀な雛形であり、実例でもある。コレを観た後ではスタージェスの「大脱走」ですら色褪せる。実際、ジャン・ギャバン扮するマレシャルが営巣入りさせられ、ハーモニカを通して監視の老兵と心通わせるシーンは、マックィーンのヒルツの場面にパクったんじゃ?脚本はルノワール自身と名脚本家シャルル・スパークとの共同で書かれたが、決して晦渋・難解に陥ることなく壮大なテーマを過不足無く描ききって見事!!加えて父譲りのワンシーンも忽せにしない映像感覚は、無駄な場面や冗長なショットを一切排して正に圧巻。マレシャルが煽動して「ラ・マルセイエーズ」を大合唱する場面は「カサブランカ」でポール・ヘンリード扮するヴィクター・ラズロが煽動するシーンの元ネタと思われるが、高揚感では本作が断然上回っている。特に脱走目前でスイス国境ケーニヒスベルクの収容所へ舞台転換するプロットは、列車の窓から風景がシフトする効果も抜群で「ニクイ」の一語。そこで出会う新収容所長ラウフェンシュタインをサイレント時代の巨匠エリッヒ・フォン・シュトロハイムに演じさせているのも、コレ又「ニクイ」。ピエール・フレネー演じるド・ボアルディユとの滅びゆく貴族の運命を語り合う場面では、敢えて二人に辿々しい英語を使わせて意志の疎通を図らせており、実に上手い。ドイツ語を話せぬマレシャルと仏語を解せぬディタ・パルロ扮するエルザが徐々に愛し合う場面は国際間の交流のお手本ともいうべき美しさを放ち絶品。本作公開の2年後に第二次世界大戦が勃発した事実を思い合わせれば、マレシャルがドイツ人エルザとの再会を願うラストは確かに「大いなる幻影」なのかもしれないが、それでも願わずにいられなかったマレシャル=ルノワールの如くありたいか、ローゼンタールのようなシニカルで因果なペシミストでありたいか、の二択を迫られれば、私は躊躇無く前者を選ぶ。
へちょちょさん 10点(2003-02-12 12:25:26)(良:1票)
3.威厳の中に漂う悲哀、シュトルハイムの演技にしびれてしまう(JOJOに出てくる同名の将校はこれが元ネタ)。
ひかりごけさん 8点(2002-10-20 21:45:53)
2.映画史上の歴史的名作であることは間違いないと思います。やはり第一次世界大戦の頃のヨーロッパの背景を知らないと分かりにくいとは思いますが、愛国心と貴族的感情の間で揺れ動く将校たちと、若い兵卒の感情のからみは歴史の一面を鋭く描いていると思います。
モリブンドさん 10点(2002-10-06 00:34:14)(良:1票)
1.監督のジャン・ルノワールは「第一次大戦は紳士の戦争だった」と言ったそうですが、本作を観た人はその余りの平和ぶりに驚くかもしれません。自由闊達な捕虜収容所、礼儀正しい敵兵士、誇りを重んじる元貴族、言葉さえ通じない敵国の女性との恋…。「悪いのは戦争であり個々の人々ではない」という、ルノワールの性善説的な人間愛で描かれる戦争映画の名作ですが、私はその考え方こそが「大いなる幻影」ではないかと思ってしまいました(ルノワールの意図はもちろん違いますが…)。などと捻くれ者であることを露呈しつつ、5点献上。
sayzinさん 5点(2002-05-02 21:03:09)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 7.68点
000.00%
100.00%
200.00%
312.44%
400.00%
5512.20%
649.76%
7921.95%
8717.07%
9614.63%
10921.95%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.75点 Review4人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.75点 Review4人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1938年 11回
作品賞 候補(ノミネート) 

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