80.ベルリンの壁の消失がとある一家にもたらすドタバタ劇です。日本人から見ればコメディタッチが笑いを誘いますが、旧東ドイツの人々が見たらたぶんため息の連続になるのでしょう。東ドイツにとって統一とは、「得ること」と同時に「失うこと」でもありました。主人公一家に限らず、巨大なものに依存しきって生きることにひそむ危うさは私たちの日常生活の中にもあまねく存在しています。話は変わりますが、「善き人のためのアリア」ではこの時代を体制側の人間の目で描いています。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-23 06:51:01) (笑:1票) |
79.カルチャーショックに似た生々しさをも感じさせる作品です。かつては日本も貨幣や自由、新しい思想等の急激な流入を体験したと思いますが、これはその現代版(?)と言って良いのではないのでしょうか。史実とヒューマンドラマの絡み合いが絶妙。飛んでいくレーニン象や止めどなく愛の溢れる最後のシーンは気持ちよくボロ泣き出来ました。ヤンの音楽も相変わらず素晴らしい。 でもちょっとテンポが悪かったかな。 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-10 18:25:10) |
78.一度嘘をつくとその嘘のためにまた嘘をつきとどんどん事が大きくなっていく。いくら何でもそこまでして隠し通す必要があるのかと思ったが、最後、自分のために嘘をつく息子を知り、あえて騙されていたシーンは感動した。お互いとても愛されていて幸せ者。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 20:04:24) |
77.あふれる親子愛とそれを支える周りの人々。佳作です。でももっとコンパクトにできたはず。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-20 23:57:03) |
76.ベルリンの壁が崩壊したのは私の生まれた年で、カップラーメンのCMで壁を壊しているシーンを見たことがある位だったのでこの作品で国内ではこんなことが起こってたんだ~って分かって楽しかったです。誰でも楽しめる作品だと思いますね!! 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-22 21:40:47) |
75.抑えたテンションでほんのり良いドイツ映画です。ちょっと抑えすぎて盛り上がりがないので地味になってしまっています。せっかく設定がおもしろいのにもったいな気。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-31 14:18:49) |
74.全く共感・感情移入できず。てかあんなの普通ばれるでしょ。良かったのは運ばれるレーニン像とかわいい赤ちゃん。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-01-25 07:06:55) |
73.別荘から最後にかけてはなかなか良かった。それとピクルスが美味しそうだった。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-15 20:45:30) |
72.まだ最近だからかもしれないが、冷戦の崩壊をテーマにした映画って少ないような気がする。西と東は同じドイツ人の国でありながら文化や価値観がまったく違くなっている。(ピクルスやトラバントが好例として挙げられているけど)日本人はまずコメディとして見てしまうだろうけど、当事国であるドイツ人にとっては、この映画は切実なものだろう。社会的メッセージ性があり、かつ程よい笑いもとれる良作だと思う。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-04 11:55:43) |
【亜空間】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-12 12:45:03) |
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70.シリアス、感動、ラブストーリー、ファミリー、コメディ、政治、風刺などの要素がここまで絶妙のバランスで組み合わさった映画は見たことがない。そもそも東の体制が一種の壮大なお笑いのネタみたいなものだったからこそこんな映画が存在するわけだが、西も同時に皮肉る(むしろ皮肉はそちらに対してが多い)バランス感覚も素晴らしい。シリアスな部分を笑えるというのは凄いことだと思う。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-12 14:02:31) |
69.ここ数年で一番期待外れだった。ある日、職場のある同僚も同じ意見だったので、「どこがつまらなかった?」と聞いたが、2人で「よくわからん」てな話になった。その後もたまたま再見する機会があったが、それでもやっぱり自分がこの映画のどこが気に入らないのか、わからなかった。こんなことは滅多にないことなんですが。 で、最近になって、自分が何を期待してこの映画を見たか、もう一度よーく考えてみた。結論が出た。見る前に「グッバイ、レーニン」というフレーズから私が想像したのは、愛する国のハリボテさ加減を知る少年の哀切な感性、だったのだ。だけど、ストーリーはかなり違った。元から、彼は国がおかしいと気付いていたしね。ところが、彼は、ただひたすら母のため、だけの理由で、旧東ドイツの体制そのもののようなウソを重ねていく。そしてそれが美談のように帰結している。これが、この映画の矛盾点じゃなかろうか。どうもこの映画は私には合わんゾ、と思った理由が、やっとおぼろげながら、見えてきた。 【おばちゃん】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2006-08-30 20:51:09) |
68.これを含めてダニエル・ブリュールの出ているドイツ映画は個人的に素晴らしい。ベルリンの壁という、東西を分割していた「とてつもないもの」がつい15年前まで存在した国だからこそ作れるんじゃないかと思ってしまうほどに、非常に政治的なものをうまく組み込んでいるものが多いと思う。この映画の主人公や家族はある意味すごいリアルだと思う。壁の崩壊を開放という風に私を含め、西側の民主主義国は捉えてきたわけであるけど、東側にとってみれば開放と同時に色んな破壊もあったのだということを、この映画はディテールでしっかり伝えてくれる。家族愛や母の国家に対する愛、そんな一家族の動向など無視して突き動き、知らん振りの世界情勢。そんな状態の中、必死に家族と社会とが融合しようともがく姿。見方によってはコミカルではあるが、その健気さに私はめちゃくちゃ感動した。 【ダブロン】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-13 10:55:24) |
67.まず、押し付けがましくないのがこの映画のよいポイント。壁崩壊前のドイツについてよく知らなくとも理解しやすい内容です。そしてアレックスをはじめとする家族の母への思いやりに心が温まります。音楽も素敵ですね。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-06-16 02:14:45) |
66.レンタル屋で一時期プッシュされていたし期待したのですが、ちょっとはずれてしまいました。心に響かなかったんですよ…。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-22 16:42:41) |
65.東ドイツ市民から見たドイツ統一を描いた作品で非常に面白かったです。時代が新しく生まれ変わる際に捨て去らなければならないもの(価値観等)への郷愁が母親の姿を通して描かれており、すこし切なくなりました。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-18 12:55:08) |
【のりまき】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-08 16:29:29) |
63.まず東独人の変わり身の早さに唖然。人間の欲は深いなあ。かと思えば社会主義の恩恵を受けていた人間の恨みつらみもあり体制変更もいろいろだなあと。さてかつては西側の社会主義国なのでは?とまで言われた日本の平等主義。昨今は格差社会などと言われ、かと言ってその鬱憤がデモ活動になるわけでもなく、小泉フィーバー程度に収まるところはかわいいところ。着実に衰退して、税収も増えない、社会保険も賄えない、で、相変わらずの公務員天国の日本は果たしてどうなるのか?などと映画の本線とは違う感慨にふけってしまいました。 |
62.おもったよりも淡々と話が進む。かといって悪いのか言うとそうでもない。またそれが味になっている。ただ言葉回しは秀逸。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-09 21:50:47) |
61.歴史的、政治的背景はこの際無視して人間のほほえましさ、あったかさを感じました。ただ感動!とまではいきませんでした。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-17 03:35:59) |