103. 衝撃度で言えば数年に一度レベルの映画だ。ほんとはこんな暗い映画好きではないのだが、この映画は別格だ。当たり前だが、アイリーンの行った行為は許されるものではない。だが、彼女に「なぜあんなことをしたんだ?」と訊いて「じゃあどうしたらよかったの?」と答えられると、俺は次の返答に困ってしまうだろう。最後の殺人を犯すときの彼女の魂の叫びは、見ていて辛かった。ほとんどの人間は、状況次第で人を殺すのかもしれない。人間の業の深さをここまで見せつけるアメリカ映画の底力は、やっぱ凄い。シャーリーズ・セロンは、ある意味最強女優....。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-07 23:30:09) |
102.彼女たちは出会った方がよかったのか,それとも出会わなかったほうがよかったのか。観客は,二人の行く末をわかっていながら,あ,あ,と見ていることしかできないし,結末も後味はあまりよろしくない。けれど最後まで見てしまう。実話,とか超絶メイクの話題性もあるだろうけれど,彼女らの不安定な絆は妙に惹きつけられるものがあった。演技派二人が作り出した危ない関係は,バッチリ観客の心を捉えたようです。 【さそりタイガー】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-06-21 20:20:32) (良:1票) |
101.彼女がなぜモンスターになったのか。その根源はあきらかに幼少期にあることを映画は説明する。たしかにモンスターになるざるを得ないような悲惨な過去が語られる。さらに他に道はなかったのだと言う様に彼女の心理を丁寧に映し出してゆく。しかし殺すことに慣れてしまった、つまりモンスターになってしまったこの女がしてきたことはけして許されないことなのだと、殺された男の善良性を物語る一枚の写真を映し出すことで告発する。わざとらしいくらいにバランスをとっている。バランスをとることで観る者に問題提示をしているようでもあるが、いきつく答えも限られるように誘導している。殺人鬼の狂気を描いたわけでなく、殺人鬼を生み出す世界の狂気を描いたわけでもなく、真面目に連続殺人を犯した女の心理を描いているだけの映画なので基本面白くない。しかもその「真面目」が真面目なフリをしているふうにしか伝わってこない。題材が題材なだけに期待が大きかったせいなのかもしれんが。その中で図らずもモンスター誕生の一因となる女を演じたクリスティーナ・リッチの母性をくすぐるルックスと同居するいかがわしさはこの映画の中でずば抜けて光っていた。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-04-23 14:28:35) |
100.作品タイトルと内容が、アジャ・コングとその本名くらいのギャップを感ずる作品。 重く切ない良作。 【Keicy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-02-11 04:24:20) |
99.B級モンスターパニックに紛れていたため(苦笑。題名のせいか)何の予備知識もなく観た。最後のテロップで実話に基づいていると知った。また後から主役を演じているのが美人女優として名高いシャーリーズ・セロンであること、相手は子役から出ているあのクリスティーナ・リッチであることに気付いた。そしてセロンの“女優根性”が話題になったことやアカデミー賞受賞を知った。今思えば、話題作を何の予備知識もなしに観れたのはラッキーだった。役作りの話題、実話物であること、犯罪物であることすら知らずに観たのに、作品の力に圧倒されてしまった。よって、私としては相当高い評価が出来る作品。偶発的に最初の殺人を犯してから、殺人を繰り返すようになってしまう女性。不幸な生い立ちを背負いつつ、いつか来る幸せを夢見る少女だったのに。セルビーとの逃避行は息も詰まるようだ。あとからアイリーン・ウオーノスの伝記を見ると、映画では描かれていない背景は多々ある。しかし、映画というのは欲張りすぎると失敗するので、セルビーとの関係に的を絞ったのは成功だろう。裁判で冷たくアイリーンを指差すセルビーが印象に残った。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-14 13:44:57) (良:1票) |
98.クリスティーナリッチが可愛すぎです。シャーリーズ・セロンが醜すぎです。あまりにも身勝手な二人のかみ合わなさがイライラします。切なさが後をひきます。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-20 17:29:34) |
97.なんでシャーリーズ・セロンをキャスティングしようって思いついたんだろう…。この映画のために増量したので、キャスティングの時点ではまだ美しいシャーリーズ・セロンだったわけですよね?アイリーン役=シャーリーズ・セロンって結びつけたのが不思議で。しかもこれまでの作品では「演技派」ってイメージもなかったし。普通はもともと太めでそれほど美人じゃない女優を使おうって考えると思うんですけど。でも結果的にオスカーも獲得して大成功。すごい賭けだと思います。 そして撮影が終わるとまたもとの美貌に戻りました。映画のために増量したということより、すぐに元の美しい体型に戻れるところに「女優魂」を感じました。 【きむねぇ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-27 00:42:14) (良:1票) |
96.シャーリーズ・セロンの役作りには感服しました。10kgの体重の増加と特殊メイクでかなり本人に似ています。7人を殺した連続殺人犯なのですが、実際この事件の真相が曖昧なため、実話に近いと言ってもどこまで忠実かわかりません。逮捕の詳細は描かれていませんでしたが、個人的には逮捕後も細かく描いてもらいたかった。物証が弱かったため死刑を避けようと思えば避けられたのが、最愛の人に嫌疑がかかるのをさけるために自白する。そして、最愛の人に裏切られたのが原因でか、悪態をついたり死刑を求めるようになる。当然、犯した罪を償うのは当然のことだが、その背景を知るとやりきれない思いになる。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-08 23:50:53) (良:1票) |
95.投稿し忘れていました。 クリスティーナリッチがモンスターに惚れていくのがなぜかが気になりました。 |
94.シャーリーズセロンの演技よりも、感情の起伏を見事に演じたクリスティーナリッチが素晴らしかった。 作品全体としては観ていてただただ重苦しいのみでしたが、女性が観れば違った感想があるように思えます。 【りりぱっと】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-11-17 19:42:56) |
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93.主人公の演技はかなりやばくいい作品だと思うけど、重く、自分にはキツイ。二度とは見ないと思う。 【将】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-22 17:09:21) |
92.シャーリーズ・セロンの変貌のインパクトのせいでそれなりの内容はあるように見えてしまうが、実際にあのような特殊な人生を歩んだ死刑囚の内面なり背景なりをどれほど突っ込んで深く描写できていたかというと、疑問符をつけざるをえない。セルビーとの出会いに至るまででも、彼女の人格を形成した要素はたくさんあったと思うし、逮捕後はどうだったのか、裁判後は何か変わったのかどうなのかというところもきちんと見せてほしかった。逆に、大半の重点を置かれているセルビーとのやりとりも、特段目新しいものがあるとはいえず、かえって作品を単調にしてしまっている。むしろ、彼女の登場時間はもう少し絞った方が、主人公の人生の中での存在の意義を高められたと思う。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-17 00:12:45) |
91.一度は観るべきとは思うけど、二度見たいとは思わない作品。 【ぷりしら19号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-08 00:30:03) |
90.シャーリーズ・セロンは、体重を増やして肌と歯並びを汚くすれば醜い中年女になるけど、そのへんのおばさんがダイエットして、肌の手入れをし、歯をきれいに直しても、美人女優にはならんわな、などとしょうもないことを考える。 無教養で粗暴で身勝手な主人公を見ていると「トラッシュ」と呼ばれる所以がよくわかる。しかし、同じ境遇なら、だれでもこうなるかもしれない、という可能性も同時に見えるように作られているので、正直、あまりのイタさにへこむ。とくに、事務職に就職しようと奔走するあたりなど、コメディすれすれである。 クリスティーナ・リッチも、セロンほどじゃないにしろ、役のためにかなり太めになっていて、ぱっとしない田舎のおねえちゃんを演じている。相手が同じ女性だから依存心の固まりみたいに見えるが、これが男女のカップルだったら、小娘のずるさや身勝手さも、あまり目立たないような気がする。 主人公が刑務所から恋人に電話するシーンで、女優の本来の美貌がかいま見えたように思えるのは、見ている側が愛というものに幻想を抱いているせいかも。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 17:23:29) (良:1票) |
89.見る者を引き込む力を持っている作品。ただ、製作側が主人公に肩入れし過ぎてしまったのか、彼女への同情を強要されているような印象を少し受けたのが残念。話題のシャーリーズ・セロンの演技は前評判どおりで、外見のみならず彼女の味わう痛み、苦しみや狂気といったものを上手く表現していたように感じた。 【wood】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-16 09:53:06) |
88.後半の心理描写がもう少しあったらよかった。後味あまりよくないけど、シャーリーズ・セロンの演技力、とくに下あごの震えに7点。 【●えすかるご●】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-17 17:56:05) |
87.評判のセロン。聞きしに勝る変貌。女優は化け物。 スタート時は主人公とは思えず、何時登場か?でも・・・。やっぱり主演か? シンジラレナ~イ!! 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-03 12:04:11) |
86.どんなに素晴らしい作品に出逢っても、レビュー出来ない自分の筆力の低さ、語彙の無さにただただ虚しくエンドロールを見つめながらエンディングを静かに聞くだけが精一杯だった作品。 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-02-11 23:13:25) (笑:1票) |
85.シャーリーズ・セロンの醜女メイクにはただ感心するのみです。どうみてもアイリーン・ウォーノスにしかみえない。クリスティーナ・リッチもいい味を出していました。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-06 01:30:53) |
84.あたしを連れ出したのだから幸せにしてくれるよね。 愛してるならできるはず。おいしいディナーも、素敵な家も。 あたしは幸せになりたいの。幸せにしてくれるっていうから来たのに。 あたし全然幸せじゃない。これって、愛されてないから。ひどすぎる。 なのに何もかもあたしの為っていうの?こんなこと頼んでない。 悪いのは全部あなた。あたしは悪くない。 【mogu】さん [地上波(字幕)] 8点(2007-01-04 00:36:15) (良:2票) |