12.突然の火災で両親と住むところを失った三人の幼い子供たちに、さらなる不幸が襲いかかるという事以外まったく予備知識なしで本作に接したのだが、これがまったくの拾い物の実に良く出来たファンタジー・アドベンチャーだった。 原作が世界的ベストセラーだと言っても「ハリ・ポタ」ほど日本では馴染みがないだけに、劇場公開も少々地味で、多くの人の目に触れないまま終わってしまうには、あまりにも勿体無い作品である。本作でなにより素晴らしいのが凝り凝った数々のゴシック風美術デザイン。小道具から豪華な衣裳、あるいは大掛かりなセットに至るまで、このお伽噺を語る上で無くてはならない物ばかり。それらが作品の成否のカギを握っているともとれ、そういう意味においては絶大な効果を上げていると言える。また物語の性格上、存在し得ない世界を構築する為のヴィジュアルは、余計なものは排するという簡素化に徹し、必要とする描写(例えば、暴風で釘が抜け出るようなシーンなど)には事細かく取り入れるという拘りを感じさせる。それは全篇が曇りがちのぼんやりとしたトーンで貫かれている点にも感じられ、「スリーピー・ホロウ」の撮影監督E・ルベッキの手腕がここでも大いに発揮されたと言える。子供目線に徹したカメラアングルや遠近法を巧みに利用した撮影技術など、まさにプロの仕事である。利発で機知に富み極めてマトモな子供たちに対し、ことごとく選択を間違える感度の鈍い大人たちにイライラが募り、そのハラハラ感が面白いのだが、大人を出し抜く爽快感には欠けているようだ。J・キャリーは、こういった役にはやはりこの人でないとと思えるぐらい、その怪人ぶりを発揮。水を得た魚の如く、悪役を実に楽しげに演じている。また、M・ストリープには極めて珍しい役どころだが、ジムの演技を確りと受けとめ、少ない出番ながら、さすが大女優の存在感を示している。二人の本格的な初共演がこんな形で実現するとは夢にも思わなかっただけに、ファンとしては嬉しい限りだ。本作はオープニングからエンドロールに至るまで、実に細やかで丁寧な作りの映画であり、内容的にもファンタジーと呼ばれる作品の中でも群を抜いている。子供たちの不幸はまだ始まったばかりだと考えると、本作に物足らなさを感じた人もきっと納得してくれると思うが、果たして続篇はあるのだろうか? 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-12 01:12:26) |
11.うん、かわいい、かわいい♪ 原作は知らないので比べようがないですが・・・確かに物足りなさも感じる(もちっと話自体にクセがあったら!)。 でも、なかなかどうして素敵ですよ~。そして、特筆すべきはエンドロール! 絶品!!・・・なので、本編がかすんだ気もしなくない(笑)。 【ジマイマ】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-05-11 21:14:55) |
10.帰ってきたジム・キャリーに涙ですよもう。吹き替えでみたので次は字幕で見たいです。 これ見た後いきなり風邪をひきました。今はとっても不幸せな状態です。 【ストライダー】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-05-09 21:30:58) |
9.カラ&シェルビー・ホフマンてダスティン・ホフマンの孫なの?それとも娘?妻? 【デヘデヘ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-09 09:52:33) |
8.どうもポール婆宝勉さんとは気が合わないようです。この映画はやっぱり尊敬するティム・バートン監督が撮った方がよかったのではないでしょうか。「シティ・オブ・エンジェル」の監督なので期待はしていなかったのですが、単純な題材のわりにストーリーの盛り上げ方がとにかく下手でラストもかなりあっけなく、手紙のシーンに至ってはただただ絶句。わざわざ長い時間をかけてあんなことが言いたかったのかと思うと情けなくなりました。あのような教訓的なラストが映画を完全に「お子様向け」にしてしまった感じでした。映像は確かに美しいですが、バートン監督のマンネリの域を出ていません。おまけに役者の演技も大人と子どもで温度差ありすぎ。ジム・キャリー、メリル・ストリープがコメディを作っているにもかかわらず、子役2人の演技が単調でいまひとつ感情移入できません(レンズのシーンで思いましたが、リーアム・エイケンは悪役も出来そうですね)。問題なのはせっかく子どもたちにユニークな才能を持たせておきながら、それを中途半端にしか活かせていないこと。とくに一番ユニークなサニーの「噛む力」が全くストーリーに絡まないのはため息が出ました。ストーリーが単純なだけに細部にこだわれば面白くできたと思うのですが、単なる子供向けの映画で終わっています。ナレーションをシルエットにしたことと、エンディングのアニメシーンは良かったのですが、それだけしか印象に残りませんでした。ちなみに、カーラ&シェルビー・ホフマン姉妹は本人が特別出演しているところを見るとダスティン・ホフマンと血縁関係があるのではないでしょうか。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-07 21:58:23) |
7.ジム・キャリー・・。すごいね彼は。ヴァイオレットの着てた服、あのアミアミ加減が気に入りました。可愛い三姉弟妹だー。でも世にも不幸せな話すぎて、笑えなかった。笑を期待しちゃいけなかったのかな? 【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-07 20:45:55) |
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6.友達5人と運動会の帰りに見ました。はじめにランランララルリ~みたいなかんじではじまっていきなりともだちのひとりが「はぁ!?こうゆうのなの?」とかめっちゃあせってました。ちがくてよかったぁ…ね!(笑)んでんで、内容はちょっといまいちでした。出演者はみんないい味だしてたけど、なんかパッとしないとゆうか…そうゆうストーリーだから仕方ないけどね!んで、ジム・キャリーはやっぱり人柄のよさそーおな顔つきだから、いまいち「テメェ、こんにゃろー」って思えなかった。あと、エンドロール!!!! これはなんかしらんけど友達(さっきの子)とめっちゃ笑ったよ。べつにぜんぜんおもしろくないけど…チェックしてください。途中で弟がきえるとこがめっちゃおかしいー。長くなったけどそのあとのプリクラの落書きはみんな「シモニークリケット」だの「ジミニークリケット」だの間違った映画の題名だらけでした(笑)ただこの世界観はすきですねぇ。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-07 12:17:09) (笑:1票) |
5.映画を見るという以前にわたしの不幸は始まっていた。GWだというので、朝もはよから映画館へ足を運んだ。な、なんと行った劇場では吹き替え版しか公開していなかったのである・・・。とほほ~、吹き替え版かよ~、山寺宏一のジム・キャリーかよ~。ナレーションのジュード・ロウはどこへ行った~~~!!ま、日本語版でも面白かったんです。結構、豪華キャストだし。ジムの目立ちたがり怪演もそんなにイヤミじゃなく、子役がいいかんじで、からみもOKだったし。特に弟のクラウスは王子様顔のイケメンで将来が楽しみ。 でもね~、やっぱりジムの声であの演技を楽しみたかったんですよ。仕方ない。もう一回行こう・・・。 【Mary】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-05-06 21:18:10) |
4.少し期待はずれな感じです。世界観の雰囲気や映像の調子などは良かったのだが、ストーリーが単調すぎました。末っ子はいい味出てましたけどね。 【アルテマ温泉】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-05 21:40:45) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-04 14:36:38) |
2.非常にワクワクドキドキな展開や三兄姉妹の魅力など、とにかく子供向けファンタジー映画としてはなかなかの出来であると思う。でもそれ以上に・・・・。やはり帰ってきてくれたジム・キャリーは最高に嬉しかった!!やっぱりジムはこうでなくちゃ。『ハロ~ゥハロ~ゥハロ~ゥ』 |
1.第一印象は“まるで絵本”でした。世界観が非常に丁寧につくられていて、原作は未読なので再現度はわからないのですが、中世っぽいのに、違和感なく冷蔵庫があったりと、こだわり抜かれています。ジム・キャリーやメリル・ストリープのオーバーアクトは、子供の頃、親が大げさに演技を入れて絵本を読んでくれた感じに近い気がします。やっぱり子供向けなのかな。クスッとするだけでなく、子供が見れば、色々学んでくれるだろう映画。それにしても、ボードレール三姉弟妹が非常に魅力的でした!展開は緩いけど、三姉弟妹が智恵と勇気で困難に立ち向かい、打破する姿は実に爽快です! 【巷説犬福物語】さん [試写会(字幕)] 7点(2005-04-27 22:50:00) |