1.America Fuck Yeah!! という音楽と共に全米を沸かせたサウスパークのスタッフによる超問題作。ジョージ・クルーニー、ティム・ロビンス、リブ・タイラーなどなど、超豪華出演でも話題を呼んでいる。・・・実際のところはパペットによる人形劇。アメリカ合衆国大統領のジョージ・W・ブッシュ氏、昨年同候補だったジョン・ケリー氏、更には朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記までが登場。上記のハリウッドスター達は金氏と手を組むテロリストという設定のため、ショーン・ペンからは実際に抗議の手紙が来たという。それだけではなく、パペット同士の性描写が含まれており、R指定に段階を落とすために大幅カットを余儀なくされたとか。本編では一体どこをカットしたのかわからないぐらい凄まじいシーンとなっていたが。最初は「世界の警察官」を自任するアメリカ人を痛烈に皮肉っている内容なのだと思った。しかし、製作側は「結局はアメリカ万歳」を意図している模様。「悪いとこもあるけど、やっぱり俺たちはアメリカ人」ってことか。これこそ本当の愛国心なのかもね。自分だって日本に対して気に食わないことはたくさんあるけど、結局俺って日本人だと思ってるし。そんな日本が好きだし。そんなの内輪でやっとけよって気がしないでもないけど。とはいえ、この作品に色々言うのは、それこそ作り手に笑われちゃうんだろうね。一本取られた!