14.やっぱこの監督の作品は肌に合わない。でも、うわなんかキモイ。とか思っちゃったら監督の勝ちなのかも。まあ、つまんない、とひと言で切り捨てるほど非道い作品とは思いませんが、良さを誰かに説明するのはちょっと厳しい。 【zinny07】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-03-25 01:54:31) |
13.ストーリーを追っていくと、この作品は間を楽しむ作品なんだと思う。何というか、中学や高校で見せられた家庭科のビデオを見ている感覚に似ている。ストーリー自体にあまり意味はないが、映し出された被写体のみを追うと面白く見えてくる。しかし、その間が綺麗に埋まってないんですよね。肝心なところで音楽を使ってみたり、スローモーションを多用してみたり。そこは無音でそのままの状態を味わいたいのに……というシーンが多々見受けられる。そのせいで間延びしてしまってる印象が強い。中島みゆきが登場すると場を掻っ攫ってたのと、ベイスターズファンという設定は良かった(^^; 【こばやん】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-03-16 13:58:05) |
12.塚地が賞を取っていたので、見ましたけど、私はこの監督の作風は好きになれません。とても独りよがりが、押し付けがましく感じてしまいます。ただ、この映画を見て分かったことは、「おたく」と「趣味人」の違い。おたくは、女性にもてないんだ。沢尻エリカは、バッチギからかなり成長しています。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-03-01 17:01:16) |
11.オタクってブキミじゃないでしょう? かわいい、ふつうの人たちなんですよ~、という映画? 何かちからの抜け加減がいいですよね。だって、この映像や空気感は、「はいヨーイ!」(って森田監督がいうのかどうか知らないけど)とカチンコ(これも今の時代使うのかどうか知らないけど)が鳴ってフィルムが回り始めている中で演技してる、って感じがまるでないもの。それだけでもスゴイと思っちゃいます。別のサイトで、デビュー作「の・ようなもの」の森田芳光が帰ってきた、という書き込みを見ましたが、「あーほんとそういう感じ」と思いました。「の・ようなもの」もとぼけた感じが好きでしたが、途中からしか見てない記憶だから、今度再見してみようかな。 【おばちゃん】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-28 11:02:21) |
10.沢尻エリカに常盤貴子に岩崎ひろみ、挙句の果てには戸田菜穂まで投入して、 僕の為に作られたかのような豪華キャストではあったけど、 手放しで大絶賛と行かない辺りが物悲しい感じではある。 まあ、面白くはないけど、僕的には得した感じの嬉しい作品でした。 なんだか無性にコーヒー牛乳が飲みたくなった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-24 06:58:31) |
9.薄気味の悪い映画だ。どう気味が悪いかというと、登場人物がみな極端に無自覚なのが気味が悪い。そういう生き方を自由でいいと思う人がいるのかもしれないが、そんな人ばかり寄り集まったこの映画には、大人になることを拒否する頽廃が感じられる。また、江國香織の小説の登場人物がむしろ、(少なくとも主人公は)きわめて自覚的で考えすぎる人物であるということを考慮しても、はっきり言ってこの映画は誤読だと思う。中途半端に入る大映ドラマ調の効果音や、意味のないスローモーションなど、日本映画のダメなところ満載の画面に、すっかり内容も霞んででしまう、そんな映画。 【ぽん太】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-02-17 11:07:02) (良:1票) |
8.兄弟を扱った作品の多い今年、反目や葛藤といった人間関係のドロドロとした感情を剥き出しにした内容のものが多数派を占める中にあって、まさにその対極にある一本と言えるのが本作である。この映画に登場する兄弟は個々に自立し、それなりに生活力もあり、将来に夢も希望も持っている(筈?)、特別変わったところもない普通の兄弟である。但し、とうに三十路を過ぎていても何故か二人とも独身である事。そして共に一緒に暮らして生計を立てている事を除けばだが。ユニークなのは、自分たちで一定のルールを決め、それに則って暮らしているという、彼等の生活スタイルそのものである。それはまるで子供たちが自分たちでルールを決めて、遊ぶ事に夢中になったり、宝物を大切にしたりしているような感覚であり、彼等の生活はまさにその延長線上にあると言っていい。映画は幼い頃から腕白坊主で仲のいい兄弟が、そのまま大人になったような(体は立派な大人だが、心は子供のまま)そんな彼等の生活ぶりを(生き方と言い換えてもいい)面白可笑しく描いていく。興味の中心は、似ても似つかない兄弟を演じる二人のキャラクターとコンビネーションの妙であり、ノッポとデブといった、アボット&コステロ以来の伝統と約束事を忠実に生かしきったコンビとしての絵面の良さである。さらに愛嬌たっぷりに明るさを振り撒く、少々エキセントリックな母親像を中島みゆきが体現してみせた事で、“この母親にしてこの子あり”と言った妙な説得力を生じさせているのも、意外性の面白さと言えるかも知れない。惜しむらくは彼女の出番が少なかった事だが、彼女を起用した事で、他の青春ドラマとは少々異なった味わいを残す結果となり、そのあたりはむしろ森田芳光監督の狙い通りだったのではなかろうか。人間本来の感情を十分に持ち合わせ、豊かな感受性を兼ね備えた二人は、しかしながら、どこまでも現実離れした、おそらく居そうで居ない、究極の兄弟像ともとれるが、こんな兄弟がきっと何処かに生きていると観客に思わせたら、映画として成功したと言えるのではないだろうか。出来得るならば、彼等の“その後”も観てみたいような気がする。 【ドラえもん】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-28 17:45:32) |
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7.なかなか面白い..マニア兄弟? の世界が..ほのぼのとして良かった... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-12-19 14:45:09) |
6.この兄弟を見てすぐ連想したのが、今人気があるらしい双子のコメディアン(名前失念)だ。間宮兄弟は歳は離れているが、精神的には双子のようにお互いを補完して寄り添うように生きている。こんな兄弟、おそらく世界中に沢山いるに違いない。そしてモノやそれにまつわる薀蓄に非常にこだわり、一方女性関係はうぶで奥手。憎めないし、いい奴なのかもしれないが、どうもイライラしてしまうのだ。あの兄弟愛も、何か他人のパンツを見せられているような、妙な生々しさと不快感がある。勿論間宮兄弟が愛すべき人物であることに異論は無いし、彼らには幸せになって欲しいのだが。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-10 20:40:31) |
5.ほとんど全編を「どこが面白いのか判らない」って意識で見てました。見れない、つまらない、って訳ではないけれど、兄弟にイライラするばかりでなーんの愛着も湧いてこなくて「しょーがねぇなー、あんたらイタイよ、イタ過ぎるよ」って感じでしか見てない状態。まあ、それは多分、個人的に笑うに笑えない、シャレになってない、近親憎悪ってヤツなんでしょうけれどね。さて、森田監督のセンスは、過去のものになりつつある感じがします。昔はそりゃそれぞれの作品のデキはともかく、おしゃれな画を撮る人でしたけど、今はもう邦画界にそういう画ばっかり溢れちゃってて、それが当たり前になってきちゃうと「もっとイイ映画撮る人いるよね」みたいな感じがしちゃって。色々な題材を選んで挑戦的だったりするのはいいんですけど、どうも打率低いカンジがねぇ。それに創作病というか、色々盛り込まないとならないって強迫観念でもあるのか、毎度作品世界が過剰にゴタゴタするのもねぇ(あのゴタゴタ感は『ご町内アルマゲドン』とでも形容したらいいかな)。今回は『メイン・テーマ』的ブチ壊しお遊び映画になってしまう危うさを見せつつも、なんとか抑制されてちょっとヘンな映画ってところに収まりましたが、良くも悪くも『模倣犯』までぶっ飛んだ監督が、こういうフツーな印象の映画を出してくると、それはそれでなんだかしっくり来ない心地の悪さを感じたりして。最後に間宮兄弟の同族として言わせて頂くと、個人的には常盤貴子よりも沢尻エリカよりも北川セーラーマーズ景子のなーんにも考えてなさそう加減が良かったかな。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-11-10 01:23:26) |
4.出来る兄貴、ダメな弟・・・というわけでもなく、互いが互いの足りなさを補っている感じの間宮兄弟には好感。ただ、布団隣り同士でこんなに仲良く暮らしている兄弟というのもそうそうはいないでしょうねぇ。終始ほのぼのタッチで楽しく鑑賞できたのですが、エンドロール後のアレだけは腑に落ちませんでした。そんなオチで終わるなよ!気になるよ!みたいな・・・。 【ライヒマン】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-09-09 17:42:27) |
3.ほのぼの系とはちょっと違うような・・・?予告で興味持ってみましたが、印象に残ったことと言えば①女優は綺麗ドコロばっか②中島みゆきの化粧が厚い・・・ってこと。間宮兄弟の部屋には住んでみたい♪ 【さら】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-07-06 13:24:50) |
2.惜しい作品。男兄弟の2人暮らしというコンセプトは良かったんだけど、ところどころで挿入されるギャグが全部滑ってる。MDネタとかエンドロール後のやつとか。 兄弟がオタクすぎて気持ち悪いという意見が多いが、たしかにそれは否めない。特に弟の方。やたら音楽を編集したがるし、独り言が多すぎて引く。それでも、私はこの2人の兄弟に凄く共感できたし、終始応援して観ていたのも事実。 ただ、この内容でこの時間は長すぎて飽きるので、無駄なシーンを削ってもう少し短くならなかったものかと思う。 あと、兄弟が何故あんなにベランダの向かいの住人をことあるごとに監視しているのか、さっぱり理解できなかった。 【ヴレア】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-06-18 21:20:51) |
1.僕の場合「ゲロッパ!」バカで「パッチギ!」key違いなので両作品のヒロインの常盤貴子と沢尻エリカが同じ画面に出ているのを観てるだけでもぉなんか、まるで、まるで・・・だめだ下品なたとえしか浮かばないや・・・と、とにかくオトクな気分になれたのだけれど、作品全体として見るとねぇ・・・森田芳光監督作品を観るのはこれが初めてなんだけど、例えば【放浪紳士チャーリー】さんも指摘されている間宮弟の笹カマの食べ方とか、葛原依子(常盤)の名前が常にフルネームで呼ばれる所とか、大垣(高嶋政宏)が一人だけギトギトして突出してる感じとか、異化効果のつもりなのかしらんけど、な~んか80年代的「しらじらしさ」を感じてしまったのは気のせいだろうか?それと、これって「人間同士の関係性(の可能性)」を描いたお話だと思うんだけど(原作は未読ですが)、その辺の描き方も中途半端にファンタジックというか非現実的で、ゆるい、ぬるい。例えば「ばかのハコ船」の山下敦弘とかだったら、日常の「ぬるさ」の中に潜む「(色んな意味での)痛さ」をも、描いてみせたと思うんだけどなあ。うむ、やはり惜しい。まあ、葛原先生の「チラリ」のシーンは、可笑しかったんだけどねえ。 【ぐるぐる】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-06-02 17:33:24) |