22.原作が素晴らしすぎるので、アニメ化の話を聞いた時は、映像にしたところで原作は超えられないだろうと思ってたんですが、アニメはアニメで素晴らしい!原作の世界観を大事にしているし、なにしろ画が丁寧。ユルさまで緻密に計算して作られているかんじです。声優も二宮くんと蒼井優ちゃんてことで、いわゆる「声優っぽい声の演技」が無くてよかった。声もすごくクロっぽかったしシロっぽかった。自分的には満点です。ブラボー! 【エムラ兄妹】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-28 05:14:05) |
21.AKIRAを観た時以来のインパクトがあった。スピーディーなテンポ、確かなデッサンに裏打ちされた独特の構図、その空間を飛び回る子供たち。クロ・シロの心象表現も素晴らしく、どこか哲学的な台詞も変にクサくなくシラケることもない。原作は未読だが、おそらく極めて忠実に世界観を再現しているのではないだろうか。‥‥‥シロやネズミが話す言葉の数々は、現代社会にも存在する者達そのままの代弁だ。ひとつひとつの言葉が格言のように重みがあって心に染みる。久しぶりに見応えのあるアニメーションだった。 【six-coin】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-24 00:59:14) |
20.原作既読 映画館で2回、初回限定版DVDも買いました!! 松本大洋の原作を見事アニメーション化しています。監督の原作に忠実に描きたいという想いがひしひしと感じられます。 監督は声優に俳優を使うべきだと感じていたようですが、まさに素晴らしいキャスティングです。 蒼井優は天才、田中泯、本木雅弘もいい!! ただ、伊勢谷友介の声だけが違和感を感じましたが・・・・ とにかく久しぶりに何度も見たくなる作品でした。最高 マイケル・アリアス監督の次回作が楽しみです。 【りりぱっと】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-23 17:22:24) |
19.松本大洋ってシロのような少年ボーイの印象が強いけど、ねずみや木村のキャラ見るとけっこうシニカルなのな。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 23:51:43) |
18.作画がなんとなく…少しだけですが…稲中卓球部を彷彿とさせました。 【くまさん】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-13 01:28:39) |
17.原作の連載をリアルタイムで読んでいましたが,作品の世界にイマイチ入り込めませんでした.クロ&シロがなんであんな超人的な身体能力を持っていて,なんでヤクザをぶちのめして街を仕切れるのか,何の説明も無いのが納得できなかったんですよね.今回,アニメで久しぶりに作品の世界を覗きましたが,14年前と同じ印象でした.ピーターパンはネバーランドの住人だから空を飛んでいても違和感が無いのですが,クロ&シロは現実の街に住んでいる人間の子供という設定ですからね.ヤクザを始めとする普通の人たちの「所帯じみた暮らし」が淡々と描かれている分,クロ&シロを始めとする餓鬼達の超人ぶりがなおさら引っ掛かっちゃいました.「そこは流せ」と言われれば,それまでなんですけれど.そこら辺の設定条件を「お約束」として観ることができれば,それなりに面白い作品だと思います. |
16.演出・美術・音楽・脚本・キャスト諸々のすべてが完成度高く、松本大洋の世界観も大事にしてるし、それにおいての一切の粗忽さがない。ビックリした。なら満点評価なんじゃないのか?と思ったが…突出した感じがもう少し欲しかったような。ここまでのハイクオリティ作品に文句はないが、何と言うか…贅沢な事を言うようだけど、もっと無茶も出来たんじゃないか?とも、思う。一応言っておきますが、及第点は何の支障も無くクリアしているし、稀有な傑作では、あります。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-03 23:11:01) |
15.期待していたものとは、違っていました..いや~ 難しく創っちゃってますね~ 哲学的と言うか..エンターテインメントには徹していないと言うか.. でも、作画はスゴイです~ 人物と背景が非常に合ってます、違和感が全く無い!(「イノセンス」なんか、最悪でしたから) 特に、背景のアニメタッチのCG&描き込み、実写で使用されている映像表現の再現(レンズの種類による画面の違い)..手間と時間が掛かってそうです..正に玄人好み!.. 野原しんのすけ のような シロ の声が、蒼井優 ってのも ビックリ!.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-28 12:32:11) |
14.松本大洋の絵はちょっと生理的に受け付けない部分があるんですが、それを差し引いて考えるとそこそこ面白い作品でした。芸能人もみんな蒼井さんみたいに声の仕事が上手だといいのにね。 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-04-17 01:20:45) |
13.いいねぇ最高☆期待してた以上だったなぁ♪漫画の世界そのまんま出ててアニメになってない。ダンボールに絵描いてるような街をそのまま表せてるし・・。長く語るの似合わない映画だから以上。 【さら】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-03-20 11:29:38) |
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12.アート的な凄いビジュアルの連続の作画に圧倒。ジブリとも大友作品とも違うアニメ映画でした。私は松本作品は初見だったので、こういうアニメもあるんだなと新鮮でした。俳優による声の演技も素晴らしいです。ジブリは声優を使わない事でよく失敗するのに、これは本当に良かったです。内容は世界観が分かりにくい部分があって、はじめの頃は馴染めなかったのですが、物語の3分の2を過ぎると一挙に入っていけて、私の様な初見の人でも、予備知識がなくても大丈夫だと思います。感想としては少々物語の構成が甘く、人物描写はともかく、ストーリーとしてはもうちょっと工夫が欲しかった。今ひとつ心に来るものがなかったです。でも割と好きな部類かな? 【はむじん】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-14 03:17:34) |
11.いい映画って観た後あたかもその街が本当に存在していて、そこで主人公達に会っていた様な気にさせてくれる。いつも通勤している電車の窓から見える川の向こうに宝町がありそこでクロとシロがドラ猫のように屋根の上を走り回っているに違いない。 【こねこねこ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-07 12:27:10) |
10.原作未読。後半気がついたら号泣状態でした。しゃくりあげそうになったら隣で見ていた女性が先に凄い勢いでしゃくりあげてくれたせいで何とか止まりましたが(笑)。ストーリー自体は正に白黒判りやすく、感動的ではあるものの自分としては号泣するほどのことじゃないと思うのに、何にそんなに泣けたのかが自分でもよく分からないんですが、「何か」にボタンを押されたようです。シロクロを筆頭に声優陣が(声優専門の方がメインキャストにいないのに)素晴しかったです。宝町の空中ドライブ感がステキなのでスクリーンで観ることをお勧めします。 【一体全体】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-03 01:17:09) |
9.映像はすごい。映像はすごい。並々ならぬ努力と根気を感じます。しかし、ストーリーはと見ると、強くない悪役、唐突な暴力のつなぎ合わせ、オチが自分探し等、中途半端で斬新なものが無いと思った。 【チューン】さん [試写会(邦画)] 6点(2007-01-30 20:28:26) |
8.シロ最高!蒼井優にやられたね。 絵もキレイだしもう一度みたい。 【tako】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-18 01:03:28) |
【stratos】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-16 01:26:02) |
6.松本大洋の作品は背景で心理描写をしてくるのにこれにはそれが欠けた。映像とかリアルでいいんだけど何処か物足りない、原作を守りすぎ詰め込んだ感がある。残念。しかし蒼井優って人は「クレヨンしんちゃん」の物真似もできるはずだ、、。 【カリプソ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-09 18:39:18) |
5.2006年の年の瀬。実はもっとも観たかった映画が、この「鉄コン筋クリート」。 年末公開だったのだが、地方都市の性で年明け一発目の公開とずれ込んでしまった。 というわけで、2007年一発目。新年最初に観る映画がアニメというのも悪くはない。 んで。そういう新しい年の“高揚感”的な部分がないと言えばウソになるが、いきなりの最高点。 とりあえず、あの松本大洋の独創的な原作漫画を“カンペキ”に映画化してみせたということだけで、「スバラシイ」という他はない。 しかも、ただ原作を忠実にアニメ化しただけではなく、その物語と世界観が持つ「深層心理」まで確実に表現してみせたこのアニメーション技術には、もはや言葉が無い。 地獄のような町で、どこまでも純真に、だからこそ狂気的に生きていく二人の少年。 その躍動感を、息づかいを、そして無限に混沌と広がる精神世界を、見事に映し出す。 目の前に際限なく広がっていく映像世界には、ただ呆然とするばかりだ。 そもそもが一つの“カタチ”を持たない物語である。すべてを明確に説明することなど不可能だし、意味がないことだ。 ただただぶつけてくる登場人物たちの感情をそのままに受け止めればそれでいいのだと思う。そこに理屈など存在せず、感情のままに揺さぶられる。 一昨年の「マインド・ゲーム」に引き続き、果てしない精神世界を独創的に表現してみせた“STUDIO 4℃”。 ながらく「ジブリ」によって支えられ発展してきたジャパニメーションは、その停滞と同時にまた新たな“チカラ”を得たのだと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-08 00:16:22) (良:1票) |
4.原作いじってないぶんおもしろいです。たしかに主役の声優2人うまいです。 【アンダルシア】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-06 05:38:41) |
3.●訂正:勝手に PG-12 だろうと思ってたんだけど、年齢制限ナシでした。個人的な感触では PG-12 指定(小学生が観てもいいかどうかは親に判断して頂きたい)な内容です。ただ、中学生ならいま絶対観ておくべき。 松本大洋の世界だから確かに日本のアニメなんだけど、後半の演出は日本のアニメーターの力のみで作れたモノなんだろうか? 観終った今、その疑問が頭に渦巻いている。 80年代の日本のような活気ある状態だったら、日本人だけでこれが作れたろうか? ほとんどすべてがアートアニメの技法に乗っ取られるクライマックスは、エヴァンゲリオンのアレ(最近判りましたがカナダのアニメーター、ノーマン・マクラーレンへのオマージュ)を思い起こさせながら決定的に何かが違う。画面の奥の方で、今までの日本アニメになかった《異種》の血が騒いでいる。松本大洋よりもずっとずっとノルシュテイン寄りで、抽象的なモノを表現するのに適した、何か。 描きたいテーマがあり、それに従って技法を選ぶ。芸術としては当たり前の事だけど、商業アニメの世界では無視されてきた常識でもある(ので、『パプリカ』は表現の幅がえらく狭くなった)。 日本のマンガも、アニメも、ついに世界のアーティストたち(人目を引くことばかり考えているハリウッド監督業な人種じゃなく、アートアニメや画家やイラストレーター、という意味で)の共有財産になったんじゃないんだろうか。狭義の意味で、アートになれたんじゃないだろうか。まだ本作はハリウッドの庭に囲われている存在だけど…。 ポジティブな意味で世界のこと、未来のことを色々と考えさせられたアニメだった。 【エスねこ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-01 21:00:25) |