19.家でのDVD鑑賞で、久々に時間を忘れて没頭した。タランティーノ特有の暴力的でナンセンスな映像と、新境地(だと個人的に解釈した)の緻密なストーリーテリングの融合に引き込まれた。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-15 00:03:47) |
【K】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2010-05-13 19:03:02) |
17.シャルロット役のLéa Seydouxに10点献上。 【ありんこ】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-05-13 04:47:46) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-05-12 21:32:17) |
15.タランティーノの映画は好きだけど、この映画はだめでした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 0点(2010-05-12 01:57:38) |
14.クリストフ・ヴァルツの見事な芸(?)と緊張感を失わないセリフの応酬に圧倒された2時間半でした。タランティーノは喜劇作家として完全にウディ・アレンを超えましたねっ!ところで、もし、これを日本で映画化するとしたら、ランダ大佐役は........タモリでしょう。4ヶ国語話せますから(おいっ!) 【nizam】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-20 16:42:43) |
13.オープニングの活字と音楽だけで、監督名を当てられる、今時では稀有な存在・・・タランティーノ。 おぞましく且つ爽快な殺戮シーンの連続に、彼の「愚かな人間どもへの賛歌」を感じる。死と女に対する異様なほどの美的描写は、人間本来が持つ「神への畏れ」に近いモノが感じられる。「元々、人間には理性なんぞなかったのさ」と・・・ 一度嵌ったら病み付きになるジャンクフードのように、体に悪いと思いつつ、今回もタランティーノ地獄に嵌められた。 ところで、この作品はドイツでは公開されたのだろうか?仮にナチが日本陸軍の設定だったら、さすがに、私も最後までは正視に堪えられないであろう。 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-23 04:01:21) |
12.なんでナチなの、ヒトラーなの?ゲッペルスが”映画”がらみの奴だからって事?弱すぎるなあ。映画の設定で、無理してナチなんて引っ張り出すんじゃないよ、ってな感じ。(タランティーノって、せいぜいそのへんの近所とかチンピラとかが似合っている)どうせ、ユダヤとか原理主義とか宗教とか主義主張とか、どうでもいいんだろうから。(というか、タランティーノって、けっこう無知そう。ぜんぜん勉強してなさそう)完全にパロディでやるんならいいが、これじゃ、だめ。設定をはずしちゃうと、あとは、ワンパターンの”ドキドキさせる状況”のくり返し、くり返し。でも、良かったところ、ユダヤハンター少佐のすばらしい演技(というか、ものものしい演技!)と数箇所のすばらしいセリフの応酬(演技。映し方も良い)とても丁寧に作られている印象。スキなシーンはいくつかある。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-01-06 23:32:20) |
11.映画。映画。映画。どこを切っても映画。映画好きはそこにゾクゾクするんだろうなあ。こんな映画が観たかったんだなあ。こんな映画が撮れたら幸せだなあ。 【とと】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-22 18:25:27) |
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10.え?この映画、152分もあったの?ってくらい時間を感じさせなかった。つまり、おもしろかった。最後の劇場シーンは鳥肌もんだった。こんな映画は久しぶり。映画の中のそれぞれのシーンの構図も、色々工夫されてて、目が離せなかった。ユダヤ人の女性の喫茶店でタバコを吹かしながら本を読むシーン、手の銃を素早く打ち込むシーン、もちろん、クライマックスの劇場シーン、その他の様々なシーンが、かっちょよいって思えたし、次はどんな風に見せてくれるの?てワクワクできた。緊張感もある。しずか~にきて、いきなり人を殺すってのが、やっぱ俺好み。この間に緊張感をもたせ、本当にうまいタイミングで、こっちをのせてくれる。たまに裏切ってくれる。ただ、監督が来日した時、戦争シーンはないよって、ヘラヘラした顔でヘラヘラしていたけど、あのヘラヘラに騙されてはいけない、戦争シーンはなくても、エグイシーンはちゃんとある。ヘラヘラしてても仕事はきっちりこなしている。嫁と見にいったけど、嫁はエグイシーンが苦手なので、何度か目を覆っていた。しかしそれでもおもしろいと言っていた。エグさがおもしろさを削いでるわけじゃなさそーだ。テンポもよかった。余計なシーンはすっ飛ばしてくれてる。緊張感とそれを構築するためのシーン、人物を描くためのシーン、物語を進行させるシーン、監督が特にこだわってるシーンだけを、スパッと見せてくれる。それでも152分もあるんだから、よほどすべてのシーンに自信があったんだろう。ただ、どのシーンも無駄には見えなかったのは、俺がよっぽど物語に飢えてるのか?それとも退屈しらずなのか?この監督と感性があってるのか?よくわかりません。でも退屈な映画は1時間でもしんどいから、好きなんでしょう。この監督の撮り方が。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-22 14:12:14) (良:1票) |
9.オープニングのシーン。美しいロケーションの中を走ってくるサイドカー、美しい娘と厭らしいナチの大佐という対比からなる緊迫感。 掴みはオッケーだ。いや、オッケー過ぎるだろう。 息をつめて見つめる会話の中、異常な音量を持って響く雑音。息をのむ銃撃戦の残酷な爽快さ。とびきり美しい構図を持った映像。 いやもう傑作でしょう、これ。 長い長い会話シーン、「こう来ちゃうの?まさか、あんなことになっちゃうの??」と、わなわなしながら焦らされるわたし達観客を、期待通りに驚かせ、あるいは気持ちいいほど痛快に裏切る。 またたとえば、ランダ大佐の人物像については繰り返し饒舌に本人に語らせているのに、ブラピ演じるレイン中尉についてはその背景が語られることはない。 ジャンキーであることと、首に大きな痛々しい傷跡を示すだけに留めている。 そういう駆け引きのひとつひとつが、もう文句なしに上手い。 インチキくさい話であるので「暗殺計画のずさんさ」や「史実は完全に無視かよ!」などの突っ込みどころは、もちろんあるだろう。 でも「それがどうした???」と言い切ってしまえる程の圧倒的な完成度である。 血なまぐさいハナシではあるが、決して気が重くなるような作品ではない。 当然「戦争と平和」について、思いを巡らせるような代物でももちろんない。 ただひたすら映画バカの監督が、映画バカの観客のために撮った、どこを切り取っても映画的であり、映画を観る喜びに浸るための映画なのだ。 暮れも押し迫ったこの時期、今年のベスト映画に出会った。(12月16日.新宿ピカデリー) 【poppo】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-19 16:46:46) (良:1票) |
8.テーブル上の一点を浮き上がらせる不自然なスポットライト(第一章の屋内場面や第四章の地下酒場の場面)、背後からのライトで俳優の輪郭線をまばゆく浮き上がらせるアクセントの利いた画面(第五章のメラニー・ロランの化粧場面など)は、撮影ロバート・リチャードソンの真骨頂。真上からの俯瞰を組み合わせたドラマティックな移動撮影や、しかるべき見せ場において抜群の効果を発揮するクロースアップの仰角ショットなど、変化に富んだアングルと構図も映画のエモーションを増幅する。映画館の踊り場、梯子、床下、地下酒場、映画内映画の鐘楼など、垂直構造を活かした舞台設計の巧さゆえである。各ショット自体の素晴らしさもさることながら、主に4箇所で用いられるスローモーションの効果、地下酒場における銃撃戦の細かいカット割りといった編集の緩急も見事だ。 役者でいうなら、やはりクリストフ・ヴァルツが圧巻である。限定空間かつ椅子に座っての演技が主ながら、表情と手の所作のみで優れて活劇的な画面を作り出している。演劇における転調のタイミング・音楽的なエロキューションがとても素晴らしい。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-13 13:02:54) |
7.正直に告白する。こういう映画大好き。他の人が何を言おうがどうでもいい。もっといっぱいこういう映画作って欲しい。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-12 01:12:26) |
6.タランティーノ監督らしい残虐と諧謔、テンポの良さで一気に見せる快作。史実とは違う展開にも共感。第1章の緊張感、第4章の地下酒場での手に汗握るやり取り、何よりクリストフ・ヴァルツ扮する"ユダヤハンター"の圧倒的存在感に脱帽。カンヌ最優秀男優賞も納得。 【Q兵衛】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-08 23:48:47) |
5.★お得意の長々とした会話劇は、本作では戦争という否が応でも死と隣り合わせの状況であるが故に、緊迫感を高める効果に資するという役割が非常に明確である。そして少しの間がまんすれば、必ず見事にその緊迫を破る「ヤマ」が待っている。 ★登場人物は多いが、キャラクター造形は明確でわかりやすい。特にブラッド・ピットは今までにない役どころを怪演。ランダ大佐のねちねち感もよい。 ★章分割であるが、時間軸はそれほどぶれはなし。それより雰囲気の変わり方(西部劇~ラブロマンス~密室劇アクションその他・・)が面白かった。 ★グロシーンもあるにはあるが割りと控えめで苦手な人も我慢できるだろう。 ★そしてナチスの高官達を「ある方法」で皆殺しにするあのクライマックス。彼らの前に浮かび上がるあの映像は、まるでホラー映画のようでもあり、非常に効果的。このクライマックスは監督の映画愛に満ち溢れている。最後のオチも戦争モノらしくピリッと皮肉が効いている。 ★というわけで、タランティーノ映画としては破格に観やすく親切な本作、いつもの通りいろんなオマージュや引用もあるのだろうが、そんなことが分からなくても充分楽しめる。おそらくこの「一見さんお断り、撤回します!!」な親切すぎる造りが、コアなタランティーノファンにはものたりないのかも知れない。 ★ま、しかしタランティーノの才能を改めて世間に見せ付けたという意味では大成功だろう。確かにバスターズの活躍が少ないとか、映画潜入作戦がバカすぎるとか、キャラの掘り下げが足りないとか不満はあるから、大傑作とまではいかないけど、少なくとも今年一番の映画であったことは確か。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-02 22:59:49) (良:1票) |
4.映画を観ることの楽しさ、喜びにあふれている。これぞ映画。今年のベストは決まった。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-30 21:21:52) (良:2票) |
3.往年の「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」の切れ味の鋭さはないが、懐かしいタランティーノ節は健在だった。しょうもない会話の中でじりじりと高まっていく緊張感は冒頭の場面から堪能できるし、完全にイッちゃってるキャラクター造形も気持ちがいい。特にナチスの将校であるランダ大佐のキャラクターは、演じる俳優の演技力も相俟って本当に素晴らしく、実質上の主役と言っても良いくらいの存在感を見せていた。こういう屈折したキャラは大好きだ。 シリアスな場面の中にコミカルな要素を入れたり、逆にコミカルな場面の中にシリアスな要素を入れてくるのもうまい。普通なら余計に見えることが彼が演出すると余計じゃなくなってしまう。中でも悲喜劇が入り混じる怒涛のラストが凄い。これはタランティーノじゃないと出来ないと思う。正直、まさかこんなふうに来るとは思っておらず、度肝を抜かれた。 ただし、キャストについて言えば、ブラッド・ピットがミスキャストではないかと感じた。そもそもアパッチの末裔に見えないし、ちょっとコミカルな演技が浮いちゃっている感じがして痛々しい場面もあった。あとは、冗長な場面が多すぎることも気になった。冗長な会話を緊迫した場面に挟むのは彼の十八番で、それはそれで良いのだが、そもそも必要ないのでは?と感じるシーンもあった。 グロシーンが多いので、万人にはお勧めできないが、期待を裏切らない作品だったと思う。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-28 23:42:33) (良:1票) |
2.あまりにスンナリ観終わっちゃうので、びっくりした。これまで直球を途中で曲げたり、変化球をさらに変化させたり、暴投をクッションさせて戻したりでストーリーの違和感が味でもあったのに今回そこは一切いじらない。そのかわりに台詞回しと音楽がまた絶妙。そして女性の美しさ過去No.1の「シン・シティ」を超える美しさ、泥まみれの後や足に指を突っ込まれた後に見せる妖艶な美しさといったら・・・ブラッド・ピットはほぼ眉を八の字にして「俺が主役じゃねーのかよ!もっと見せ場作ってくれよ!サイドストーリーの脇役かよ!」という声が常に聞こえてきそうなくらい霞んでいた、しかしこれも合意の上の作戦か。とっても映画な映画でした。満腹。 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-11-23 14:42:38) |
1.どうしてもパルプフィクションのクオリティーを求めてしまう自分がいる。 スリリングなやり取りのシーンは面白いといえば面白いのだが、何か心から面白いと思えない。 何か、こう、高揚させてくれるものが無いというか。 私個人としては、蚊帳の外に放り出された心地だった。 どうも「ヒトゴト」に感じてしまう映画だった。 一番の原因はきっと、キャラクターを愛せなかったからに違いない。 どのキャラクターも愛せなかったというか、愛する間も与えてくれなかった。 好きな人は好きな映画というのがぴったりじゃないだろうか。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-11-23 00:42:16) (良:1票) |