30.子供の感性の強さがよく表現されてたと思います。私達から見たら、「子供」という一言で片付けられる世代も、その中での役割があるんだと思い出しました。黒人差別の映画なんだろうけど、うまいこととげとげしさをなくしてると思います。 【neozeon】さん 7点(2004-02-29 17:44:50) |
29.有形、無形の思い出の詰まった「宝箱」は、いつの時代、どんな子供にとっても存在する。最近「アメリ」を観て、その思いを強めた。隣人「ブー」からもらった石鹸人形はもちろん、彼の存在自体も、そして、不条理な大人社会で闘う父親の姿を垣間見ることも、かけがえのない宝なのだ。そんな素晴らしい「宝箱」を携えて大人になっていく主人公のスカウトを、私はうらやましく思うばかりである。 【トバモリー】さん 10点(2004-02-24 19:24:12) |
28.良い映画だとは思うけど、ちょっと退屈。ストーリーにメリハリのある映画を見慣れてるもんで・・・。グレゴリーペックの一途な実直さは、「ローマの休日」のときとは別人のようです。 【アーリー】さん 6点(2004-02-15 16:12:13) |
27.この映画で内容抜きにしてまず目に付くのが子役だけの空間が多い事。特に前半はペックより兄妹が目立つ。子役だけの画でこれだけ安心して見れるのが素晴らしい。主題の人種差別、1932年の話ならこんな田舎町でなくても黒人の人権はこんな感じ。裁判の結果は時代に忠実だった、差別に立ち向かう弁護士、白人万歳の陪審員。人種・性等差別がいかにもクリーンになってるかのような似非民主主義を画に書いたような90年代に目立つ映画とは当然重みが違う。最後にスカウトがブーの手をとって送ってく、まさに駄目押し。現実世界の白人天国できっちり正義を貫く人格者ペック父さんの姿は本物のヒーローだ。 【スルフィスタ】さん 10点(2004-01-25 01:55:49) |
26. 先頃亡くなったグレゴリー・ペックの代表作ということで、期待して観ました。大根と言う人もいるようですが、そういう不器用さが、この実直な役にとても合っていると思いました。 他の人のコメントで初めて気が付いたんですけど、ブーってロバート・デュバルだったんですね。「ディープ・インパクト」の彼は、とても渋くていい味出てましたね。 トムを有罪にするか、無罪にするか、脚本で悩んだんじゃないでしょうか。正解を選んだと思います。 【とらおとめ】さん 8点(2004-01-19 23:39:19) |
25. 良い映画だった。アメリカのビデオ会社か何かがアンケート調査で選んだアメリカ映画の最高のヒーローがフィンチ弁護士だとか。何かのニュースで見た。フィンチ弁護士はあらゆる暴力的な脅しにも一度も拳すらふるいませんが、勇気がないわけではありません。どこにもいないような超人的なスーパーマンでなく、普通の市民でもある。だけど、誰にもできるはずなのに、なかなかできない、勇気ある行動で子供たちに正しい行いを示そうとする。今の時代に移して、似たような状況でフィンチ弁護士のような行動を取れる人がどれくらいいるだろう。個人的には、つばを吐きかけられて、ハンカチで顔をぬぐっただけで立ち去る場面が良かった。あれを見ても、誰もフィンチ弁護士が腰抜けとは思わない。もっと古くさい映画かと思ったけど、全然古くさくありませんでした。女の子がかわいかったなあ。ハムのかぶりもののシーン、大笑いしました。それと、全盛期のグレゴリー・ペックと共演してるとは、ロバート・デュバル、恐るべし、です。結構好きなバイプレーヤーです。 【しまうま】さん 10点(2003-12-24 03:07:48) |
24.いい映画だと思うけれど、単純に好みの問題で5点です。 【るいるい】さん 5点(2003-12-11 15:24:30) |
【STYX21】さん 7点(2003-11-13 20:18:14) |
22.時代の流れだろうか…火サスでもここまであまい捜査、裁判はないだろう、と醒めた目で見てしまった。親子の会話や子供達のエピソードもイマイチ…でした。 【桃子】さん 5点(2003-11-10 19:22:10) |
21.まず日本語題名がいいですね。アメリカの田舎町で起こる人種差別事件をテーマに、父と娘の愛情物語が淡々と描かれています。原題どおり「物まね鳥を殺すこと」なんて訳したら?ま、それはそれで興味を引いたかもしれませんが・・・ |
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20.今見てみるとそれほど驚く内容ではないのですが、差別の問題を子どもの視点から端正に描いています。そして父親の強さ、子どもの素直さ、いろいろな人と共に生きるあたたかさなど、今なくしつつあるものを感じました。映像の隅々に懐かしさがある。 【チューン】さん 6点(2003-10-15 00:57:23) |
19.しみじみとした素晴らしい映画。英語の勉強のために読んだ原作に感動して見ましたが、原作の素晴らしさを見事に生かしていました。私は「ローマの休日」を見てグレゴリー・ペックの演技が大嫌いになったのですが、この映画を見て、その評価が180度変わりました。文句なしです。ペックはほかにも「紳士協定」と「ブラジルから来た少年」が最高に面白いと思います。 【チョコレクター】さん 9点(2003-07-05 19:23:10) |
18.僕としては「こういう父親がいい」映画という感じじゃなくて子供の体験記映画だと感じた。多感な少年少女時代の体験とその修正というか導き役として父親がチョロッといるという感じ。まさしくアラバマ「物語」。ああいう裁判とかって子供には理解が難しいと思うかもしれないけど、いやはや子供はかしこいものでちゃんと理解してるものなんですよね。なんか人間って子供時代のほうが「生きてる」なあと思ったりした。 【ようすけ】さん 7点(2003-05-18 22:58:17) |
17.久しぶりに見たら、最初の子供たちのブーの家の探検とか二人が襲われるくだりなどサスペンスっぽいドキドキするような作りでした。手の影が忍び寄ったりしてヒッチコックっぽいような感じもします。レイプ犯を弁護する裁判シーンが印象に残ってたんですがこれも子供時代の思い出の一部でしかなかったんですね。子供の視点から日常やいろんな出来事を描きながら、正義や勇気や人種差別などが描かれます。「どんな理由があろうとケンかはいけない」と言う父親はリベラルな正義感で愛情深く理想的な人物として描かれています。レイプ犯の冤罪を着せられた黒人が有罪になるのはどう見てもおかしいと思うのですが、人種差別がひどい土地ならこんなこともあったんでしょうねぇ(今だってあるかも、、)。その上さらに救いのないような展開になおさらやりきれない思いもして、だからラストのブーの処置は法律的にはともかく心情的には納得できます。子供たちの思い出の父は頼もしくて誇らしい、尊敬する人物として残ったことでしょう。 【キリコ】さん 8点(2003-05-17 16:04:50) |
16.良い映画とはこういうものだと、しみじみ感じ入った。それは良い原作があってのこと。黒人問題という重苦しいテーマの中で、主人公の少女とロバート・デュバル演じる「ブー」との静かな交流が心の慰めになりました。ディル少年が幼き日のトルーマン・カポーティだったと知り、ひとしお感慨が。 【ブタ子】さん 9点(2003-03-11 12:21:12) |
15.人にはそれぞれの立場や価値観があって。だから、争いごとをおこすこともあって。ときにはそれはひどく醜いもので。でも、お互いに理解しあって認め合うこともできる。少女はまだ幼いけれど、父親を通してそういったことを学んでいきます。原作の小説がまた素晴らしい。 【パー坊】さん 8点(2003-02-15 10:20:09) |
14.良い映画です。学生の頃観たのですが、G・ペックのような父親になろうと誓ったもんです。そんな自分も現在、ジェムと同じくらいの年頃の娘が。(笑)娘から社会の理不尽さとかを問われる度に、この映画のG・ペックの顔が想い浮かびます。なので、嘘やごまかしは無しに、一生懸命に答えている。娘や息子から弁論ばかりで喧嘩とか弱そうと思われていたであろう父親が、狂犬病の犬をライフルの一撃で倒すシーンが印象的。眼鏡を外して、慎重に狙いを付ける仕草がいい。 【バイクボーイ】さん 9点(2003-02-13 19:41:15) |
13.原作はジャーナリストの夢であるピューリッツァー賞も受賞したハーパー・リーの小説「物真似ツグミを殺すには」。地方色を丹念に描写することに出色の冴えを示すロバート・マリガンが監督し、見事主演のグレゴリー・ペックにオスカーをもたらした社会派ドラマの傑作。ペック扮するやもめの弁護士が、偏見と差別が根強く残る南部の州アラバマでレイプ容疑の黒人を弁護したばかりに白人からも軽蔑の的になる、という何ともやりきれない展開は背景が世界恐慌の吹き荒れる1930年代であることも相俟って余りにも重苦しい。が、それを辛うじて救っているのがメリー・バダム扮する娘スカウトの存在。彼女と怪しい隣人ブー(ロバート・デュバル)の仄かな交流がラストの伏線になっているのもニクイ。オスカー助演女優賞ノミネートは伊達ではないと納得させる好演だった。余談だが、彼女の実兄が後に「サタデー・ナイト・フィーバー」や「ブルーサンダー」といった話題作を手掛けることになる監督のジョン・バダムである。 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-30 11:53:10) |
【ブッチャ】さん 9点(2003-01-19 14:03:07) |
【ぷっきぃ】さん 9点(2002-10-20 23:28:52) |