122.こんなシリアスなものだと期待していなかったので、最初ははずしたなあと思って見ていました。しかし、終わって一時間くらいして、この作品が改めてどんなに重みを持ったものであるか、そしてこの作品を理解するのに、自分は何と幼稚であるか、ひしひしと伝わってきました。もちろん、私はこの作品を大人になったら理解できるなどと言う、浅はかな考えは持っていません。ダルドリーの世界は、素晴らしいと言うことができてもそれを理解するのには到底不可能なのです。私が何となく聞き過ごしてしまった、ヴァージニアの言葉の一つ一つにも深い意味が隠されていると思うし、なぜローラがあんなにおかしな色のケーキを作ったか、今の私には分からない理由があると思うから。何年後かに、これらの疑問が少しでも解けたらいいなと思います。 【トナカイ】さん 6点(2005-02-25 22:24:05) |
121.内容の深さと女優の演技に圧倒されました。最後に決してハッピーエンドではないけれど話は上手くつながります。一人くらいは希望の持てるような主人公がいてもいいようには思います。音楽も抑え目で効いています。 【たかちゃん】さん 6点(2005-02-04 12:17:07) |
120.一般的な価値観や常識ではこの映画の凄さは測れない。実力派三大女優がそれぞれの役柄を交換しても、また違った風合いの作品が生まれたのではないだろうか。時代色をうまく出した色彩設計も見事。そういや邦画「Wの悲劇」の中でもヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人がどうのこうのって台詞あったっけなあ・・・。 |
119.3人の芸達者な女優にアカデミー賞がらみの映画ってことで、苦手分野と思い敬遠していたけどTVで放映してたのでまぁヒマだから見るかと見始めたら、いきなり物語に引き込まれました。3人の女性達がそれぞれの人生をどのように受け止めるかって言うのを物語りをシンクロさせて表現しているのが面白いですね。人によって違うかも知れないけど、私にとってはシアワセとは突然やって来る「なんでもないある瞬間」の事です。瞬間だから起こった時点でそれは即座に過去になってしまうワケです。その喪失感。年をとればとる程に輝きを増すあの一瞬の思い出と、もう二度と手に入らないのではと思う漠然とした予感。そんな失い続ける人生の悲しみとどう折り合いを付けて行けば良いのか?果たしてそれを上手く引き受ける事ができるのだろうか?分からない。まだまだジタバタともがいている今の自分には身につまされるような作品でした。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-12-24 15:29:20) (良:1票) |
118.やはり俳優陣の演技力の高さに本当に圧倒されました。物凄く感動しましたし、人生の意義について考え直しました!傑作!!・・・という風のレビューは多くの人が書いてそうだから、あえて書きません!俺が注目したのは二コール・キッドマンの付け鼻、そしてジュリアン・ムーアの特殊メイクっぽい婆さん顔の2点なり。二コールの鼻はいやはや凄いですねえ。鼻一つで超美人の二コールがあそこまで不幸顔に変わるのは驚きましたねぇ(細木数子もアノ鼻を整形すると美人になるかもな・・・)。いやはや(2回目)凄すぎて、マイケルの鼻をパロったエミネム君なんか子供騙しにしか思えなくなったよ、マジで。ムーアはんの婆さん顔に大しては見てて悲しくなったのう。本当にムーアはんのお顔が30年後がアアなってそうで。いかん、まともなレビューが無いのう・・シクシク(T.T)さてさて点数は本編7点、エド・ハリス&幼少期の彼の子役の演技の方にもプラス点で8点献上とします。 【ピルグリム】さん 8点(2004-12-22 22:58:05) |
117.ひたすら重くのしかかる。生きることとは、死とは何なのか。 印象的なシーンや言葉が多く散りばめられている。 ストーリーがやや難解で暗い。 これは女性に見て欲しい映画である。 答えの出ない、命題のようなものを突きつけられガツンとハードパンチを食らうかも。 それでも中身の濃い作品。とにかく見てて息が詰まる、心乱される。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-12-21 21:37:57) |
【ぷりん】さん 4点(2004-11-30 10:22:19) |
115.相当敷居の高い映画である。女優陣の演技目当てに観たのだが、いかんせん予備知識が無さすぎた。1回目は完全に門前払い状態。ネットでせっせとヴァージニア・ウルフと『ダロウェイ夫人』を調べてやっと納得。死について詩的かつ観念的に語られており、監督の思いに到底理解が及ばない。随所に青色が死を具象化するワンポイントとして散りばめられ、色の心理的効果も計算高く利用されている。誰もあのケーキを美味しそうとは思わないだろうし、リチャードが身に纏っている衣装も象徴的だ。余談だが、自分の元妻が鬱状態だったことがあるので余計に心が痛んだ。彼女のために良かれと思ってすることなすことが、かえって妻を追い込んでしまうという悪循環に私も陥った。結局、別れることでしか解決できず、彼女を救えなかった自分の無力さが夫のレナードに重なり、涙がこぼれそうだった。 【やすたろ】さん 7点(2004-11-13 13:37:59) |
114.いい映画だと思います。一回しか見ていませんが繰り返し見てみようかとは思いました。何となく自分の妻との会話を感じてしまいました。女の人は難しいですね。 【かじちゃんパパ】さん 7点(2004-11-08 17:13:36) (良:1票) |
113.「ほんとに頭のいい人たちがつくった映画」とおすぎが何かの雑誌で言ってたので観てみました。ストーリー展開とかは、けっこう凝っているのでまぁ納得。 でもこんなに重くしないでくれても良かった。 ジュリアンムーアがベッドの上で水にのまれるシーンが印象的だった。 【ckeru】さん 6点(2004-10-30 21:35:27) |
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112.こういうヒューマンドラマっぽい映画は考えさせられます。みんなが笑って生きていければいいのにね。二コールは最初彼女だと気づきませんでした。ノーメイクなのでしょうか?普段とまったくイメージが違って見えました。 【およこ】さん 6点(2004-10-27 15:34:50) |
111.ジュリアン・ムーアの役柄にものすごく共感してしまった。優しい夫、かわいい子供に恵まれ、何不自由なく幸せな生活を送っているように見える彼女。でもその心の中にはどうにもできない虚無感がある。なぜ満たされないのか分からず、ただ一人静かに苦しみもがき、死を選ぼうとする。そんな彼女の絶望を見透かしているような子供の叫び。後に彼女は、子供の人生も壊してしまう「怪物」と呼ばれるようになる。ただ苦しみから逃れたかっただけなのに…。自分の苦しみは自分にしか分からない。でも苦しみの理由は自分にも分からない。周りから見たらその苦しみはほんの些細なことで、わがままに見える。だから今日も、心でもがき叫びながら、笑顔で生きていく。見終わった後、かなり生気吸い取られました・・・。 【づらちゃん】さん 6点(2004-10-18 13:21:37) |
110.いや、あんまりどうでもいいです。なんかアカデミー賞とかいっぱい入ってたんで観たんですけど、そんなにおもしろくないです。なんかわかりづらいです 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-09-17 05:03:47) |
109.3人の主演女優の演技はさすがです。それぞれの時代の描写も味がでてる。ストーリー展開も凝っていてすばらしいんだけど、観る前に「実在したダロウェイ婦人」についてマメ知識いれとくべきだった。 【むーみん】さん 7点(2004-09-10 14:16:25) |
108.時代を超えて描かれる三人の女性たちそれぞれが心に闇を抱えて生きているのがなんとも重たい話でした。重厚です。 あらすじをある程度知っていないと最初のシーンはよく分からないんじゃないかなと思いました。しかし、後半に行くにつれ各々がしっかりと繋がって行き、全てのシーンの意味が分かると、よく練ってある映画だなぁと関心しました。 【暇人】さん 6点(2004-08-29 00:37:30) |
107.エドハリスの演技に涙。重くて見てて疲れてくる。彼らが生活に絶望している理由はなんだったのか。2人目の人はいまだに理由がわからない。 綺麗な映画だとは思うけど、好きなタイプじゃないかな。こういう重さも苦手。 【JACK】さん 6点(2004-08-23 22:56:45) |
106.女が自分らしく生きることの難しさをレスビアンに 絡めて描いている。 世間の求める女性像と折り合いを付けられない女は バージニアの時代には死を選ぶしかなく、 ジュリアンの時代には家を出るしかなかった。現代に 生きるメリルは苦しみながらも自分の境遇を生き延びている。 それにしてもメリルの演技が暑苦しすぎ。ジュリアンの 抑えた表現を見習って欲しい。(DVD) 【なみこ】さん 7点(2004-08-14 22:25:52) (良:2票) |
105.ものすごい豪華キャストに驚きです!本当に出演者のほとんどがアカデミーにノミネートされてもおかしくないぐらいの演技だと感じてしまいました。特に最高だったのがジュリアン・ムーア、静けさの中で彼女が見せるひとつひとつの表情、とても素晴らしい。子供と一緒にケーキを作るシーンだけでもとても多くのことが彼女の表情から伝わってきました。ストーリーは確かに難解ですが何度か繰り返し観賞することで男性にはない女性の微妙な感情を感じることができ、映画全体にとても味の出てくる良い作品でした。 |
【ネフェルタリ】さん 10点(2004-08-07 00:44:40) |
103.三人の女優&エド・ハリスの演技とバックに流れるピアノ曲が素晴らしいです。とくに、涙をこらえて努めて明るい声を出すジュリアン、子供を残して車を走らせる何とも言えないジュリアンの表情は演技とは思えないくらい真に迫ってた。しかしどうにもこうにも終始暗すぎて…。不治の病におかされたエド・ハリスはともかく、健康な体と優しい家族に恵まれたジュリアンとニコールは何がそんなに辛いわけ?同性愛だか更年期だかはよく分からないけど、人間は誰しも多かれ少なかれ自分の人生に対する虚無感を抱えて生きているもので、ときにはわけもなく涙することもありつつ、それでも頑張って生きている人が殆どなのに、常に自分ひとりが不幸を背負ってるみたいな顔して生きてる人、逃げたり命を絶ったりする人にはイマイチ共感できません。ニコールはさすがの演技力でしたが私としてはつけっ鼻が逆に気になってしまい逆効果だったような…。「この役をやるには私の美しさが邪魔なのよ!」と言わんばかりの逆整形、ちょっとハナにつくのは私だけ? 【ROMY】さん 5点(2004-07-27 13:11:21) |