119.映画鑑賞には他人(=監督)の人生観を覗き見するような性格があると思います。この作品はいろいろな人に多くの共感を得ているみたいですが、残念ながら僕にはリアリティを全く感じることができませんでした。ただただ嫌悪感の残る長い寓話を眺め続けた、という印象です。未熟な人間が、いくら未熟だからとはいえこれほどの残虐性を持つ人生観に、何を持って共感できるのか、僕の想像力では思い及びません。人は常に考え鍛え、必ず再生します。子供が理解できない人は『泥の河』を観ましょう。再生を信じられない人は『ユリイカ』を観ましょう。 【アクシス】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-27 20:16:15) |
118.暗い… 後半の方からくらーい気分になりました… 岩井俊二さんの作品なので楽しみにして見たのに… やっぱり『Love Letter』の方がいいなー。でも音楽はかなり良かったです。小林武史さんはいいですねー。。。サントラとリリイシュシュの両方とも今でも聞いてます。『飛べない翼』と『グライド』が特に!! ♪I wanna be~ I wanna be~って心に残りました。 あと伊藤歩さんと蒼井優さんって何か似てるような… 【mako】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-18 12:56:01) |
《改行表示》117.他人を傷つけたくなるというより、どうしようもなく他人から傷つけられたくなる。 自分の人生においてとても大事にしている映画。 【魚】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-01 17:45:08) |
《改行表示》116.駄目だぁ。虐めとか身近で見てるから、こういうの受け付けられない。 映画なんだって自分に言い聞かせてもまともに見れなかった。 途中から苦痛で仕方なく、最期にもなんか救いないなって感じでした。 【ひで太郎】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-10-30 16:18:27) |
115.14歳、中学生。その世代をいじめとか万引きだとか援交、レイプ、そして殺人で表現している。何処が悪いというわけでもないが全編に漂う青臭さがイライラさせる。14歳という不安定な時期に様々な体験をする、その多くが初体験でありそれらを少年らが重く受け止める様を衝撃的に描いた。ちょっと冗長過ぎるかな、結局何が言いたかったのかわからない。カメラの手ぶれ、アレも抑えればもう少しマシになったんじゃないかなとも思う。田園でCDを聞くシーンは割と綺麗だと思います。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-28 23:04:34) |
114.私にはこの映画のリアリティは全く解りませんが、少なからぬ人がそれを感じてる所を読ませて貰うと、リアルなんだとは思う。しかし公開から3年も経たない内に、「小学6年生の女児」が「自分のホームページの掲示板」のトラブルから、「学校で同級生を殺害する」という事件が現実に起きた。その時点で本作のリアリティは、一瞬にして陳腐化してしまった…。確かに【リンチ】さんの仰る通り、岩井俊二という人に普遍的な作品は撮れない様に見える(また、多くの方が書かれてる様に、本作は無駄に長すぎます。映画作りが巧いんだか下手なんだか良く解りません)。でも私は、映画には同時代性も重要だと考えてるので、彼のセンチメンタリズムと少女趣味こそが、今現在を「リアルに」映したものの様にも感じます、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-01 00:07:42) |
113.素晴らしい映画というのは理解できるが、やはり吐き気がする。音楽は嫌いじゃない。 【FHARCYDE】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-06-12 14:01:50) |
《改行表示》112.本当に素晴らしい映画を見たって感じです。合う合わないは、人により分かれるかもしれませんが、本当に素晴らしい映画だと思います。私はこの映画を何回も見ていつもいつも引き込まれてしまい、色々考えさせられ、共感し衝撃を受けます。役をやっている人達も凄くリアルさがでています。音楽もかなり聴きこんでしまうくらい良い!映画を見て早速リリィ・シュシュのサウンドトラックを探しに行き購入してこっちも何度も聴いてます。何度も心にしみて来るようなそんな音楽と映画でした。なんといってもこの映画(監督?)の独特な世界間や表現が恐ろしいほどに映画に引き込んでくれます。 今までにこれほどリアルに少年、少女達の痛み、切なさ、そして純粋さを描いた映画は見た事ないです。きっと忘れられない映画になると思うので興味ある人は是非是非見て欲しい作品です。 【Ⅴ.I.ッKU-S】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-16 03:55:40) |
111.犯罪的なこと(万引きとかレイプなど)は抜きにしても俺の14歳もこんな感じだったし、考え方もこんな感じだったと思われる。よーわからん音楽にハマり、よーわからんイジめをし、イジメられ、よーわからん合唱コンクールに参加し、部活も一回戦突破できれば良いくらい。平々凡々ってのはそんなもんだろ~、そういった意味でこいつはリアルだと言いようが無い、むしろ隠しカメラで俺の私生活覗かれてたんじゃないかのリアルさ。だからこそ今になって言える感想がある。それは・・・「あなた方はそんな生活をしていて何が楽しいのですか?」と言うことだ。もちろん過去の自分にも当てはまるわけだが・・・。決して健全に生きろって言うわけではないんだけど、楽しく無く無味無臭な人生ってのが一番体に悪い気がします。だからこの映画は面白くもなんとも無い反面教師なだけな映画なのです、気づいてください、憧れないでください、ささやかでも明日に希望を・・・。ま、いまだにあの頃のネガティブさだけ引きずっている俺が言えたことじゃないですけどね。むしろ気づいた分、今の方が悪化してます・・・ 【taron】さん 8点(2005-03-19 18:10:30) |
110.稲中卓球部をおバカな中学時代を理想化させた作品だとすると、この作品はこの時期に生まれる様々な感情の流れ、人の汚い部分を具現化させた寡作だと思います。ここまで極端な悪事はなかったでしょうが、差別、いじめ、嫉妬など誰もが中学時代に経験し、目撃する出来事ではないでしょうか。舞台は地方都市なので、一度自分の立場を決定されると逃げられないという閉塞感もあるでしょう。岩井氏の美しく優れた映像技術で我々の記憶がよみがえられされるとともに、人が子どもから大人になる前に持つ最後の攻撃性を見せ付けられ苦いもの感じる。大人になれば露骨ないじめなんかはしませんから。 【バチケン】さん 8点(2004-12-23 23:11:24) |
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109.中学生の日常に散りばめられる、いじめ、喧嘩、部活、万引き、援交、かつ上げ、自殺、夏休み、合唱祭、レイプ、、、、、 などが、物語性を排除したように、雑然と、脈絡なく、配置されていました。、、、、、一貫していると感じられたのは、下地として満たされている、エーテル感、透明感。そのエーテル感に同調するとき、ふと14歳くらいの自分を包んでいた空気が微かに感じ取れたような、、、、、、。ただ、最初から、最後まで、「で、何が言いたいの」という疑問が頭を離れませんでした。、、、、、でも今思うと、具体的に何かの物語を与えようというのではなく、見る人一人一人が、作中に散りばめられた出来事を、好きなようにつないだり、捨てたりしながら、自分にとってかけがえのない物語を作り出して欲しいというのが制作意図ではないかと思えます。作者自身が語るのではなく、見る人が想像を紡ぐための場を提供し、その場をエーテルで満たすのだ、といったように、、、、、。だとすれば、久野さんを主人公にしてもよいし、星野君、津田さんを中心にしても良いわけです。、、、、、自分と重なり合う物語が上手に作れた人には、素晴らしい映画になるに違いありません。、、、、、しかし残念ながら、私は上手に作ることができませんでした。散在する出来事をどう結びあわせても、閉塞した物語しかできないように思え、そんな物語を描いてどこに救いがあるのだと思うからです。、、、、、リリィの歌だけが救いだった?、、、甘ったるいエピソードが欲しいというのではありません。例えば、ただ無心に壁にボールを投げたり、あてどなくチャリをこいだり、誰かに密かに思いを寄せたり、、、、ささやかな救いの要素は、商業化された音楽以外にも、色々にあるはずなのに、そういう部分がひどく欠落しているように思うのです。、、、、、14歳くらいの世界を描いたものなら、例えば石田衣良さんの方が小説ですが圧倒的に好きです。 【王の七つの森】さん 6点(2004-11-18 15:14:09) |
108.これは映画館で観たんやけど、もう、ほんと衝撃作やった。すっごくのめり込んで、かたずをのんで見入った。観てる間中はずっと不安感に襲われて。んで、劇場を後にするときは、めちゃめちゃ重い気持ちで疲れました。まさに痛い映画。でも不思議とまた観てみたい気もするねん。なんてゆーのかな、この世界観に囚われてしまった感じかな。俺は岩井俊二の映画観るとタイガイ、そーなってまう。(「Love Letter」も「スワロウテイル」もしばらく余韻が残った)。だから、とーぜん、この映画観た後、ネットにアクセスしてもーた。んじゃホームページ上でも、やってるねやん。映画と同じこと。みんな映画とシンクロするよーに。ネットでの匿名性をいかした言葉の羅列。ネットだから繋がる関係。んで観た人達はまた浸れるというわけ、この映画の世界に(うーん手段がブレアウィッチっぽいな)。それが、なんの意味があるのかよくわらんけど、みんな色々抱えてるんだなーとなんとなく思う。そして、この映画は只者じゃないと思う。確かに生々しすぎて不快感をともうし、虐めなどを題材にしてるけど、その先に何を描きたいのかイマヒトツ伝わってこない。だけど若さに潜む色々な感情をつきつけ、観る人の感覚を刺激する一種の毒はもってるんちゃうかな。そしてその毒に少し麻痺してしまいたいと俺は思えてしまった。人間、そんなに綺麗じゃない。でも、それを認めてからが勝負なのだ(書いてて意味不明)。ちなみに俺は中学では虐められた事あって、思春期のサバイバルをなんとか切り抜けた感じ。今じゃそれも思い出として悪くないかな。 【なにわ君】さん 10点(2004-09-03 03:13:22) |
《改行表示》107.ちょうど中学生の時、この映画が一部の女子の間で流行っていたのですが、レイプとかいじめとかが題材で、歌が超いい!とか聞いたばっかりに萎え、ずっと見ることありませんでした。ナルシストしか好きになれない映画と思ってたもんですが何年か経って見ると、中学生時代のいたーい世界を思い出しました。中学時代と似たりよったり、映像うんぬんよりも私は人物描写にリアリティーを感じました。当時の窒息感を思い出します。机の配置とかもうあれだけで息が詰まりそうです。現実はあれよりももっと痛々しいとこもあれば、もっとさわやかな部分もあります。ただ作品中ずっと流れてた腹にくる重いものは、現実の中学時代と通ずるものが確かにありました。 【山本りんだ】さん 9点(2004-08-23 16:20:05) |
《改行表示》106.よくわからなかったのですが、様々な人間が豹変していき、その中で心のすれ違いや、 見えない人間の安心と、そして最後の絶望感。それをすべてリリィ・シュシュにあてつけて いるのが主人公だと思う。そして、リリィ・シュシュを見た主人公は、リリィ・シュシュと ともに破滅の道を歩んでいくのだと思う。 【幕ノ内】さん 6点(2004-08-22 13:06:32) |
105.この映画で私は深い感動を感じるが、涙することは決して無いだろう。「渚のシンドバット」と同じ感覚である。人間存在の不条理さを認識しだす十代を、終わりなんて絶対来ない息の詰まりそうな日常を、あくまで淡々と描いた作品である。そう、この青春映画にはカタルシスは一切無い。 【神風】さん 9点(2004-08-12 18:01:58) |
《改行表示》104.いらないシーン多いと思います ついでに言うと映像もあんまり好きじゃない はっきり言って何を言いたいのか全くわからなかったです 【れみ】さん 3点(2004-07-03 17:59:24) |
103.背景はきれいでとても好き。でもこの映画から伝わってくるものはなかった。なにが伝えたいのか全く分からない。後味はそこまで悪くはなかったけど、結末もよーわからん映画でした。 【LYLY】さん 4点(2004-06-22 20:03:29) |
102.「出来れば観たくなかった」観終わった後の感想。 【ロマン人】さん 3点(2004-06-20 13:42:13) |
《改行表示》101.救いようもなく暗い話だと思いました。いじめとか自殺とかリアルで、ある意味バトルロワイヤルより恐かった!担任がちっとも役に立たないとことかも学校の現実問題を上手く描写していると思った。登場人物たちはあんな暗い歌聴いているから心に闇を持った奴らばっかりなんじゃないのかな。ということは、岩井俊二がこの映画で言いたかったことって今の中学生が荒れてるのはリリィ・シュシュのせいだということなのか!・・・う~ん、たぶん違うな (-_-;) 【およこ】さん 5点(2004-04-26 02:51:13) |
100.私の14歳の頃ってこんなにナーバスじゃなかったからなぁ。痛々しいだけで、結局何が言いたいのか分かりませんでした。 |