39.イギリス兵の誇りの象徴、口笛で吹く「クワイ河マーチ」がこの映画で有名になりました。この作品に出演した早川雪舟さんは国際的な映画コンテストでノミネートされた日本人の第一号だそうです。でも、イギリス人将校ニコルソン大佐の協力なしではビルマの辺境地に橋を建設できないことを悟ったときの斎藤大佐の気持ちは男泣きするほどくやしいものなのかな・・・ニコルソン大佐の命令なしではイギリス兵は働かないのが当たり前だと私は思うのですが・・・。武士道の権化のような斎藤大佐がイギリス留学で得た国際性を次第に表わし、さらにニコルソン大佐が「平和になった時にはこの橋を作ったイギリス兵は現地の人に感謝される・・・。」と気持ちを軟化させてイギリス兵たちが追随していくくだりが実にいい。それにしてもアメリカ兵は憎らしい。大岡昇平なんか読む限り、アメリカ軍だけが東南アジア戦線で衣食に困らなかったらしい。なにせパール・ハーバーを別として、本土が全く戦禍にさらされていないわけだから・・・。日本兵ではなくアメリカ兵を残酷で近視眼的な悪役、あるいは「アホ」に描いたこの映画がアメリカのアカデミー賞を7部門で受賞するなんて、アメリカ人は懐が深いのか、それとも戦争が嫌になっていたのか、でなければやはり映画そのもの神通力のせいでしょう。 【かわまり】さん 10点(2004-01-26 14:48:27) (良:2票) |
38.観てるこっちまで暑くなっちゃいました。夏場は観れないですね。全体的になんかスッキリしません。 【ヒューマンガス】さん 5点(2004-01-24 23:12:20) |
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【Waffe】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-01-04 01:04:33) |
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34.戦後12年目で作られた映画ですから、まだ大戦の記憶も生々しいころでしょう。日本人としてはちょっと複雑ですね。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 12:56:30) |
33.親父に薦められて見たけど正直う~んとうなってしまった。そこそこおもしろいとは思ったけど名作だと言われても困るなぁ程度だった 【アルカポネ】さん 5点(2003-12-01 01:27:00) |
32.お互いの論理や正義、意地と誇りがぶつかりながら「戦争」という名の狂気が形作られていく様を押しつけがましくない演出でほぼ完璧に表現し切った戦争ドラマの大傑作ではないでしょうか。緊張感溢れる終盤の展開も素晴らしかったですし、分かるようで訳分からないラストシーンも実にこの作品にふさわしいと感じました。……ところでクワイ河マーチを初めて聴いた時「あれ?大脱走のテーマ?」と思ったのはもしかして僕だけですかそうですか。 【元閑人】さん 9点(2003-10-20 03:23:05) |
【じゃじゃまる】さん 7点(2003-10-15 03:51:04) |
30.テレビの洋画劇場で定期的な放映していたような記憶があります。戦争映画は激しいものと思っていたので、この映画は新鮮でした。洋画で見る日本人、早川雪洲も不思議でした。 【omut】さん 6点(2003-08-04 05:52:22) |
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28.なんでだろう?私はこの映画は不思議なくらいピンとくるものが無かった。反戦映画なのはわかったが、どうも今ひとつ。この作品が好きな人たちには悪いとは思いましたが、私は凡作のように感じました。 【はむじん】さん 4点(2003-06-05 05:29:52) |
27.戦争は命や大切の物のほかに、こんなものまで奪うのかと思いました。自分に最も訴えかけるものがあった反戦映画。 【小美】さん 9点(2003-05-04 07:58:51) |
26.反戦ものですネ。最後はあっけなく決まってしまいますが、それまでの過程に昨今の映画では観られない細かい描写があります。 |
25.日本人が話す日本語に流暢さがないのでまるでダメ。あと、テンポも悪い気がした。やっぱ日本人てカッコ悪~。 【kett】さん 6点(2003-04-12 23:58:13) |
24.この映画より前のリーンの作品が比較的小品だとはとても思わないが、それでもこの作品で映画史上、深く名を刻んだことは間違いない。人の死をひたすらくりかえし描写して反戦を主張する手法(シンドラーのリストなど)と比べるとなおさら、この作品が持つ反戦への演出の独創性・説得性の高さを改めて感じる。 【EJR】さん 9点(2003-04-07 12:08:04) |
23.捕虜といえども将校は、労役に服する義務はないという国際条約を盾に、銃口を突きつけられても応じないイギリス人将校。捕虜になっている部下の志気を鼓舞するため橋の建設に協力するイギリス人。実話かどうか知りませんが、この辺がテーマでしょう。建設が予定通り進まないため夜一人で号泣したり、いざというときはいつでも切腹する用意をしている日本人部隊長の斉藤大佐。少々滑稽と思われるところもあってやや緊迫感の欠けた画面もありました。ラストシーンはいささか不可解でした。橋建設を指揮したニコルソン大佐が本当は日本軍に協力したのではないかと気づきあわてて、爆破スイッチの所に駆け寄ろうとしたとき爆弾が近くで破裂。倒れたものの、のんびりと帽子をとりチリを払ってかぶります。そこで改めて気を失うかのようによろめき、倒れたら、そこは丁度爆破装置のスイッチの上であり、列車もろとも橋が爆破されます。爆破しようとしたのなら、帽子を取るなんてせず必死でスイッチに近づくはず、この大佐はいったい何をしようとしたのか、たまたま偶然スイッチの上に倒れたから爆破できただけなのか。今一分りません。 【野ばら】さん 6点(2003-04-04 17:36:24) |
22.ラストの爆破シーンのあとに、変に引っ張らずあっさり終わるのがよい。 【happy1】さん 8点(2003-03-17 14:18:14) |
21.ラストは戦争のむなしさというのか、切ない気持ちがドドドと押し寄せてきました。アレック・ギネス、うまいです。ホント。口笛のメロディーも軽快に聞こえてたのに、今はどこか悲しいです。最近の戦争映画は、いただけないものばかりです。 |
20. 日本軍捕虜の体験を元に書かれたピエール・ブールの原作をブール本人が脚色、英人のデビッド・リーンが堂々たる風格で監督した戦争映画の傑作。これまで比較的小品ばかり手掛けていたリーンにとっても以後70mm大作映画(の傑作)を連発する転機となった。米・英・日各々の面子を賭けた橋への拘りが、ホールデン・ギネス・早川雪洲の火花散る演技のぶつかり合いと相俟って兎に角凄まじい迫力。ラストを除いては戦闘シーンでお茶を濁す愚を犯さず、俳優陣の演技力をとことん引き出すことで押し通す、豪快でいて同時に何ともキメの細かい演出ぶりは流石リーン!!勿論彼こそが本作のMVPであることは異論あるまい。次いでアレック・ギネスの英人魂炸裂!の渋い名演が挙げられるが、リーンが彼の描写に相当尺数を取っていることからも「贔屓」されていたのは明らか。なので…若干割引。雪洲扮する斎藤は一見するとギネスの頑固さに屈しただけに見えるが、個人的には毅然としたギネスの態度に国境を越えた友情を感じた、というか武士道に相通ずる騎士道精神の気高さに一目置いた、と思いたい。それだけに雪洲の演技に度量のあるトコロを感じたのは私だけ?それこそ身贔屓ってヤツ…なのかなぁ。何にせよ、こういう特異な反戦映画は類を見なかったコトも加味して…10点! 【へちょちょ】さん 10点(2003-02-05 04:50:15) (良:1票) |