156.そろそろこういうのもパロディーというかコメディーとして見れなくなるよなあ。 所詮人間の判断基準なんて自己の体験・経験に基づくものだし、論理的に判断する方が少数だろう。裁判員制度が始まったら、皆マジメにちゃんとやるのかなあって思うと、ちょっと怖いね。 <追記>13年ぶりに再見。人間の認識・判断能力がいかにいい加減かというのを巧みに描いているある意味怖い作品だと思う。これは日本人に限った事ではないだろう。 |
155.この映画を観るとこれの本家「十二人の怒れる男」をまた観たくなる、そして「十二人・・・」を観るとこの「優しい日本人」が観たくなる。そういう意味でまさに理想的な「名作とそのパロディ」の関係の一端を担っている映画です。どちらがどれだけ上回っているというものではないでしょう。こんなに上質なパロディを観たことがありません。 今私としては「十二人の怒れる・・・」を知っている外国の方がこの映画を観てどんな感想を持たれるか、その辺にとても興味がありますね。誰か外人のレビュワーさん、どうぞ良かったらひとつ書いてくれませんか? 【ぞふぃ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-17 17:05:17) |
154.オリジナルより面白かったし,良くできていると思いました。さすが三谷幸喜といった所でしょうか。作風も少し日本人的にアレンジされているような気がします。ただ,素晴らしいオリジナルがあって,さらにそれから大分時間がたっての作品であることを考えれば,オリジナルを超えたという評価はできないので,私としては同点とさせていただきました。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-03-19 15:14:48) |
153.本家に勝るとも劣らず、おもしろかった。日本でも裁判員制度が近く採用されるそうですが、こんな討論が行われるのでしょうか。有罪か無罪か選ばれた裁判員に左右されそうで怖い気がした。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-07 14:56:28) |
152.12人の怒れる男を見てないので、若干評価が的確なものではないのかもしれないが、普通に楽しめたし、後味もよかった。舞台で演じられてることもあり、スケールは映画で描くほどのものではないが、小気味よいテンポ、次々と繰り出される空想?に、興味を持たずにはいられなくなります。日本でも陪審員制度があればいいのかもしれないと思ったこともあったが、自分はやりたくないかも? 【Andrej】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-05 05:28:58) |
151.本作品に先んじて舞台版の『12人の優しい日本人』を鑑賞したためか、明らかなパワーダウンは否めない。とは言うものの、ストーリーはしっかり練られているので(理論武装している設定の台詞であってもあまり論理的ではないが。。。)、結末や筋書きが分かっているにも関わらず映画の世界に引き込んでいく力はさすがである。間もなく日本でも裁判員制度が開始されるに辺り、この映画で描かれている世界は極めて身近な世界である。人が人を裁く。この責任の重さをしっかりと意識しなくてはならないし、冤罪を発生させないためにもしっかりと議論を繰り返さなければならない。本作品は裁判員制度の入門編の教科書として使えるのではなかろうか。 【いっちぃ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-02 06:40:18) |
150.べつに悪くはないし、ときどき笑えるシーンもあるんですが、これに限らず、私はどうも三谷某の作品が苦手。登場人物に人間味が感じられないというか、人間の感情の上っ面を模写しているだけというか、やることなすこと紋切り型というか…。一流の役者が一生懸命に泣いたり笑ったり怒ったりしているはずなのに、なぜか機械じかけの人形が無理やり人間のセリフを言わされているだけのような気がしてしまうんです。古畑しかり、新撰組しかり、この映画のトヨエツしかり…。 【眉山】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-10-20 11:03:37) |
149.元ネタを知らなくても何の問題もありません。本作単独で“日本人の性質”を描いたコメディとして完成しています。めちゃくちゃ面白い。ゆえに危機感を覚えます。例えば長州小力。彼の知名度は本家を上回っています。単独で芸人「長州小力」として成立しています。本家を知らずに笑っている人も多い。「長州力」を知らない人にとっては、小力が”オリジナル”です。望む望まざるに関わらず、初めて触れた方が、その人にとっての本物になってしまうという現実。しかも小力は本家より面白い。(注:長州力も別の意味で“面白い”ですけど)。でも彼が在るのは「長州力」がいるからこそ。“パロディとして素晴らしい”“本家を超えている”という賞賛は、まずオリジナルへのリスペクトありきであると考えます。ほとんど小力レビューになってしまいましたが、自分の言いたいことは、ぜひとも“先に”『怒れる男』を観て欲しいということです。これは本作に対する最大級の賛辞でもあります。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-10-06 18:02:27) (笑:2票) |
148.非常に面白い。日本人にはこっちの方がおもしろく感じるんじゃないかと思う。 【十人】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-07-12 03:05:04) |
147.この手のパロディ作品に、何の容赦もなく酷評しようと思い鑑賞していたのですが、元ネタに対してこのどうしようもない行き詰まり感や迷走ぶり、混沌というよりかは泥試合とも言えるベッタベタな展開が、楽しめた。最後はスッキリするし、ね。ミステリコメディの佳作なんじゃないでしょうか。とはいえ、御本家作品「12人の怒れる男」も、やはり観て頂きたいものだ!と、何百万人もが言っているだろうコメントを、記しておく。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-06-25 10:45:03) |
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146.どうしても元ネタと比べてしまうが、そこそこ楽しめる。横で観ていた相方は全然面白くないと言っていたが、それもわかる気がする。画面的には地味なので映画館で見たらもっと低い評価だったかも。 【オパオパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-14 10:58:54) |
145.推理物とすれば古畑物と同様に突込みどころ満載のB-C級のできですが、映画的な面白さではないけれど おもしろかった。脚本の力なのでしょうね。三谷幸喜はやっぱり天才かな。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-06 12:59:58) |
144.みなさん、この作品をコメディーやら喜劇だと思ってる方が多いようですけど、ボクは普通に「十二人の怒れる男」の日本版リメイクだと思います。 笑える部分はあまりないし、本家にも大分近い緊迫感がありました。 【Takuchi】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-06 00:22:08) |
143.根本的なところに疑問がわいてくる。陪審員が推理して有罪だ無罪だと騒いでいるが、状況証拠しか存在しない以上、最初から推定無罪であることはわかりきっている。有罪を主張する陪審員の推理は、すべて偶然で片付けることもできるようないい加減なもので、あれで人の有罪無罪を決められたらたまったもんじゃない。被告や被害者がいちいち合理的に行動したとは限らないし、物理的な証拠はゼロにひとしい状況ならなんとでも「推理」できる。ピザの大きさで殺意の有無を測れると? 陪審制度の危うさに警鐘を鳴らす意図があるとしたら、大成功を収めているといえるだろう。ハッピーエンドを迎えてしまう本家よりもずっと。 パロディをやる以上、ある意味では本家を超えるネタがないと単なる退屈な二番煎じになってしまう。どんでん返しの数で本家を上回り、テーマ自体も対照的なところにあるこの作品はパロディとしては最も秀逸な部類に入るのではないか。 ただし、時代もあってか、別に笑えない。ところどころ面白い場面もあったが、とてもコメディとして優れているとは言えないのが難点だ。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-01 09:01:41) |
142.三谷幸喜というとで心配していた通り、すべてでは無いがおちゃらけで人を嘗めたといった作風になっている。先ず、登場人物の性格を必要以上に造り過ぎており、全く現実味を感じない。とにかく何奴もコイツもイライラする奴らばかりで、豊川悦司に早く空気を変えてくれとどれだけ思ったことか。一番許せないのは、場の空気を読まずパフェを注文しときながら、全く手を着けない様。気になって仕方ないわ。「十二人の怒れる男」の重厚な空気とは偉い違いである。よって内容に付いては大体想像付く訳で、そのため最初から疑問が湧く。陪審員とはここまで警察や弁護士の様な推理までしなければならないのかという点、最後の最後でこれだけボロボロ疑問が出てくるという事はそれまでの質が悪かっただけではないのか。実際のマイケル裁判をみても訳が分からないし、制度については不安だらけである。結局、それについて興味を持たせたという点において評価したい。 【まさサイトー】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-01 05:39:09) |
141.そう来たか!という感じです。前半のだらだらした雰囲気がちょっともったいないかな? 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-29 00:13:22) |
140.名作『十二人の怒れる男』のパロディ。見事にジャパナイズされている。脚本は古畑の三谷だけありB級推理小説並だった本家よりも複雑。しかし様々な「思想」を書ききった本家のような本格社会派映画ではなくあくまでも個人の性格差レベルに留まっている所が本家より劣る。いや、確固たる思想を持たず他人に流されることが多い日本人を描いたのだろう。もともと本家は謎解きは二の次なだけに事件の謎解きを中心近くに置いて逆に深さは無くなった 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-08-27 17:05:03) |
139.あの複雑でよく出来たオリジナルのストーリーを、逆の展開から初めてさらにもうひとり加えて落とす。 やろうという思いつきは簡単だけど、実際にすべての辻褄を合わせて誰もが納得の行く形でオチを付けるのは至難の業。 それをやってのける三谷の手腕は素晴らしい。 ただ、「ダヨーンのおじさん」の件はいかにも三谷的なギャグで、うすら寒い。 【カタログ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-06-20 01:10:44) |
138.『怒れる男』が11人が有罪というところから始まるのに対して、これは全員無罪から始まるように、色々な点で似て非なるところがあるわけだが、もとねたを知った上でコメディとしてみればなかなかに面白い作品だったと思う。『怒れる男』の見た後のすっきり感もなかったけれど。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 11:20:36) |
137.*この作品を見て「三谷さんの舞台見てみたい!」と思いました。*日本の陪審員制度も始まるらしいし(所詮、このぐらいの認識しか持ってないのが日本人なのでは?)、ぜひ見ましょう!!*あ、「怒れる男」も同じくらい好きです。 【ハクリキコ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-09 01:52:45) |