41.さすがに3時間は長かったですが、正座して観たくなるような美しくて立派な大河ドラマでした。ただ、登場人物に感情移入できたかどうかというと、ちょっと…。戦争と文革を背景に描かれる愛。レスリー・チャンとコン・リーの愛の矢印が、恋しい人に向かう様の激しさ。観ていてやるせなかったですが、その相手石頭がそれほどの器だったかなあ、とも思ってしまった。やはり時代背景や京劇のことを少しはかじってから観とけばよかったと舌打ちしました。レスリー・チャンは随分悲しい亡くなりかたをしてしまいました。この主人公とダブります。 【のはら】さん 7点(2004-02-25 19:14:02) |
40.三人の壮大な人間絵巻が凄い。 それぞれ、複雑な人間性をよくぞここまでと感動した。 でも覇王役は子役は良かったけど大人になったらイメージと違った。 (映画館) 【zero828】さん 9点(2004-02-21 16:29:31) |
39.レスリー・チャン。圧巻ですね。こういう片想いの映画が大好きで、直接劇場公開時に見れたのは本当に幸運でした。 っていうか、この映画が映画の嗜好にかなりの影響を与えています。ただ、まったく恋心に気付かずがははと演技をしている男性と、やはりたくましすぎるコン・リーに腹が立つのです・・・。 とにかく大好きな映画です。 |
38.人類全体(と言おうかあえて言えば全世界の女性)に対して有益この上ない同性愛関係、あるいは徹底的なプロフェッショナリズムのお話として私はこの作品を見ました。日本でも坂東玉三郎を追い回す熱烈なファンは女性がほとんどだし、この映画の中でもレスリー・チェン扮する女形に向かって客席で涙を流しながら手を振っている女性が写し出されていました。歌舞伎でも京劇でも女形は女性の美しさとその本質を体現することを職業とするプロなのです。暁楼の妻を演じるコン・リーの美しさをもってしてもプロとしての女形の人工的な美しさには及ぶべくもないと感じたのは私だけでしょうか?それにしてもコン・リーって強い女しか演じられない女優みたいです。ここまで徹底して女性の美しさを表現しつくすプロに対抗しようと思ったら本当の女性はしおらしく、か弱く振舞うしか太刀打ちするすべがないと思うんですけどね・・・。全体的にはストーリーや音楽、レスリー・チェンに満点、その他(少年役やコン・リー)でちょっと減点といったところです。前半の主人公の暗い子供時代に関しては「いい映画を鑑賞するためには忍耐も必要」の一言・・・初めてみる方、我慢して付き合ってあげてください。幼年時代の主人公はレスリー・チャンにそっくりなのに少年役が全く似ていないことを点数に加味するのは不当でしょうが、相棒の石頭(暁楼)は幼年時代には末恐ろしいほど豪胆な性格で少年時代はモチベーションの高い秀才だったのに大人になってからは確かに尻すぼみですよね。 ノーカットバージョン(海賊版?)では蝶衣が侵略者日本軍の将校の前で普段着の素顔で舞う場面があり、生き生きとした表情と相まって主人公の芸術至上主義がわかる好場面だったのにビデオなどではカットされているのが残念です。 【かわまり】さん 9点(2004-01-22 04:39:26) |
【nekopo】さん 9点(2004-01-11 10:08:44) |
36.これは実に衝撃的でした。私の中で、これほど尾をひいてしまった映画も珍しい、と言える程。これは本当に香港映画なのか?これが香港映画?ああこれが、香港映画なのか!(←しつこいなあもう)。香港映画と言えば軽い娯楽作を連想しがちだった私。しかるにこのあまりにも壮麗かつ壮大な映画、これは一体何なのか。しかも確かにこれは、「中国人だからこそ」作ることのできた映画と言えるでしょう。芸術と人生の葛藤、これは洋の東西を問わぬ普遍的なテーマではあります。しかし後に残されるべき「芸術作品」を「作り出す」ためではなく、自分自身を芸術と一体化させ、芸術にすべてを捧げ尽くす京劇の世界、この世界をこれほどの説得力と深みを持って西洋人に描き出すことが、果たしてできたかどうか(できたりして)。暖色系・寒色系に染められた映像と、京劇舞台の映像とが織り成す幻想的な世界、しかし激動の歴史はそれを容赦なく揺り動かす。芸術は不変不滅と人は言う。本当にそうなのか?社会の荒波の前に芸術は無力に翻弄されるだけではないのか?そしてついにたどり着く、レスリー・チャンの最後の表情。あまりにも切なく、脳裏にこびりついて忘れられません。夢に出そう---って言うか、映画を観た晩、夢に出た。夢の中で僕はTVを見ていた。夢の中のTVは、この映画にはモデルになった実在の人物がいる、と紹介していた。泣きそうになった。目が覚めて夢だと気づいてもなお切なかった。いや、勿論フィクションだということは重々承知してるんですけどね、なぜかそんな夢を見てしまう。まあこれが映画的リアリティというやつではないか(と、妙に強引に締めくくる)。 【鱗歌】さん 10点(2003-11-30 00:36:58) (良:2票) |
35.時代が変わり、社会が変わり、人の価値観が変わる中で、変化に屈さない人もいれば、変化をしなやかに身にまとう人もいる。劇中劇も含めて個々の生き様がダイナミックに描かれているのみならず、それらが激しく衝突する際にマグマのように吹き出る愛憎が、インパクトのある劇的な色彩の映像美の中で、互いに絡み合い突き上げられていく様子に圧倒された。 【中山家】さん 9点(2003-11-29 12:06:13) |
34.レスリー・チャンはきれいだし、歴史にあまりくわしくなくても楽しめました。 【のりまき】さん 9点(2003-11-28 17:18:30) |
33.1回目は映画館で観たがその時はただ退屈でチケットの料金も通常作品より高くて金返せと思った。2回目観た時は文革をある程度勉強してからみたんで結構楽しめた。 レスリーが同姓を愛す役ははまり役ですね。 【guijiu】さん 8点(2003-11-27 01:10:28) |
32.とても痛い映画ですね・・・。この覇王別姫のように運命は決まってるんですね。それもとても残酷な結果をもって・・・。 3時間と長いですが退屈せずにみれました。 【とま】さん 7点(2003-11-18 19:38:31) |
|
31.歴史弱いのでちょっと内容がむずかしかったな~って感じだったんです。けどレスリーチャン、すっごいきれいで、演技うまくてこれを見てからますます好きになりました。とても印象に残るシーンが多くとてもせつなかったです。歴史を勉強してからまた見直したいです 【☆ピーチ☆】さん 9点(2003-11-12 01:18:20) |
30.この映画の公開後、いろいろな漫画や小説で京劇の世界(厳しい修行や因習など)が登場したように思える。中国の現代史をつづった力作であり、美しくも悲しい愛の物語。恋人同士で見るならいい映画。家族で見るにはキツいシーンあり。 【ウーフー】さん 8点(2003-10-13 23:51:27) |
29.戦争による古き時代の崩壊、京劇の崩壊、心の崩壊。作品を通して人生や生きる事の本質まで描かれているように感じました。 そして、何よりも虞姫としての「生」を真っ当する義弟の強さはあまりに美しく切なく...胸に突き刺さりました。 中国の「負」の歴史と共に語られる内容も深く、強く優しく心に響いた1本。 【sirou92】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-09-02 02:29:57) |
28.レスリーチャンとコンリーは素晴らしかった。文革の場面はすごく悲しくなる。大人になってからのほうが断然面白いと思います 【BAMBI】さん 7点(2003-08-25 09:12:31) |
27.レスリーの力量を感じる映画でした。子供時代の話もとても面白かったです。 【omut】さん 6点(2003-08-04 06:13:53) |
26.上映当時から何度も観ました。レスリーチャンは演技を越えたものを醸し出していると、初めて観た時から感じた。このレヴューは例えレスリー亡くならなくとも、ここのサイトを見つけていたら書いていたはず。 【ゆ】さん 10点(2003-06-17 21:49:00) |
25.自分の中ではレスリーよりむしろコン・リーが印象深かった。したたかだけど、優しさも持っていてすごく純粋で、炎のような女性だと思う。 【besuko】さん 8点(2003-06-15 02:10:23) |
24.中学生の時に一度見て、レスリー・チャン追悼の意を込めて再見。中学の時ですら凄い映画だと思ったんだから、今見直したって評価は上がりこそすれ下がりはしない。役者はどれも凄いけどやっぱりレスリー・チャンが神憑り的な演技を見せてる。彼も蝶衣のようにギリギリの所で演技をしてたんだろうか。1930年代~文革までの中国の退廃的雰囲気、文革の狂気、それらも見事に表現されてる。中国映画の最高傑作。 【C-14219】さん 10点(2003-06-14 10:03:45) |
23.泣けるって聞いたけどよくわからなかった。余談ですが覇王が内藤剛志みたい。 【ジッポ】さん 6点(2003-06-04 17:24:48) |
22.ずーっと気になっていたけど、苦手な部類の映画だったので観たのはつい最近。もちろんレスリー・チャンが亡くなったのが観ようと思ったきっかけ。やっぱりみんなが言う通りすばらしかったです。もっと早く観ればよかった。レスリーと蝶衣が重なって見えてしまいますね。子役の演技がとても上手で引き込まれました。 【きょうか】さん 10点(2003-05-29 17:30:53) |