83.名作とか芸術作とか、そういう呼び方をするのは(個人的に)違和感がありまして。だってこれはバカ映画の範疇に入るでしょ?(ミュージカルは大抵バカ映画という話も?)。ただ~し。コレは、とにかく念の入ったバカ映画、見ごたえある、壮大なバカ映画です。いわば、登場人物がことごとく竹中直人・渡辺えり子ペア、とでも言いますかね、観ててとりあえずは唖然とします。さらに映画後半では「おいおい、歌ってる場合じゃないだろー」と言いたくなるシーン続出。一方乱闘シーンなんかは実に手際よくてホノボノとしています。でもいいんだナ。ちゃんと映画の世界に引き込んでくれますからね。バルコニーのシーン(に相当するシーン)なんかも、実に印象的に迫ってきます。音楽は、いいです。今更言う事もないか(笑)。別にわたしゃバーンスタインの指揮はそんなに好きじゃなくてCDも殆ど持ってない。まして純音楽作品の作曲家としては、本人は自作を生前よく演奏してたけど、どうだろう、果たして音楽史に残るかどうか? でも、本作の音楽は、ウマイ!こういうのは確かにウマイね。聴かせます。 【鱗歌】さん 8点(2004-04-11 02:34:33) (笑:1票) |
82.なにせ1961年の作品です。おもしろいと思います。 【kasumi】さん 6点(2004-03-29 23:00:05) |
81.いいですねェ。すごく楽しくもあり悲しくもありな作品です。これぞミュージカルだと思います。「Tonight」「America」など、素晴らしい曲も多々あり。ストーリー的にはさすが"現代のロミオとジュリエット"です。最後の結末は賛否両論あるかもしれませんが(ちなみに肯定派です)、いい映画だと思います。 【A.O.D】さん 8点(2004-03-16 22:47:38) |
80.街の中でいきなり歌って踊りだすのが楽しい♪ストーリーうんぬんより歌とダンスが最高でした。 【ジョナサン★】さん 8点(2004-03-16 16:52:03) |
79.ストーリーを忘れて画面に食い入ってしまうほど この作品のダンスは魅力がある。胸の奥底からわいてくる ワクワク感というか・・。また、リタ・モレノの 上品ではないけどなんともいえない香りのしそうな魅力がたまらない。ただストーリー的にまずまずといったくらいだが それでもこの曲とダンスのすばらしさだけで8点つけられる。 |
78.この映画を観る前は、ダンスの場面ばかりのイメージがあってちょっと退屈そうだと思っていたんだけど、これはスゴイ!見るたびに惹きつけられる!街の中でもダンスをしながら進んでいくところなんか初めはちょっと引いてしまうけど、すべての人物のすべての動きが計算し尽くされているところが本当にスゴイ!そのほか数あるダンスシーン、出演者はどれだけ練習したんだろう?と思わせられる。ダンスの技術はもちろん、真剣さと、自らもダンスが好きで踊っているんだろうな~という様子が伝わってきて、見ている側の照れを打ち消して憧れに変えてくれました。個人的には、ジョージ・チャキリスのセクシーでキレのある動きにウットリでした^^;アニタ役のリタ・モレノ、「王様と私」のときと全然イメージの違う、快活で骨太のアネゴ肌みたいな役で驚いたがまたカッコイイ。個人的にジェット団側の金髪の美女も光ってたと思う!歌や曲も、初めて観た自分でもみなどこかで聞いた覚えのある曲で、まさにミュージカル音楽の古典という感じですね~。どの曲も素晴らしいけど、後半でジェット団のメンバーがコミカルに歌う曲(題名が分からない;)も楽しくて、デイズニーランドでやってるショーやアトラクションを連想した(もちろんからかいじゃないです)出演者の真剣なダンスと音楽に圧倒的に魅了されました!それから男性陣の、ジーパンのポケットに指を突っ込んで、片足を少し曲げて立つ、ちょっとカッコつけたポーズはこの映画から来ているのかなと思った。昔、学校で真似ていた男の子がいたな~(^^。 |
77.かなり張り切って踊ってますね。正直言ってこの手のミュージカルは苦手です。 ダンスというのは本当に時代というのがモロに出ますよね。ティナ・ターナーやプレスリーのダンスは今見ても味が有ってカッコ良いのですが、この作品のダンス(ジェット団のダンス)はハッキリ言ってダサイ。 ジェト団が、警察に対して言い訳を考えるコミカルなミュージカルシーンも「雨に唄えば」と比べると運例の差が有ります。 バルコニーのシーンにしても、最初の歌のシーンまでは良かったのですが、その後マリアがトニーを引き留めてまた歌い出すというのはしつこすぎる。 全体的な印象は、クドイいと言うか・・・、アクが強過ぎる。 |
【●えすかるご●】さん 8点(2004-03-08 01:39:46) |
75. これも、『ナバロンの要塞』に投稿した拙レビューで書いた、父の『映画音楽大全集』で知って、小学生の頃に深夜放送で観た、忘れられない作品です。開巻ほどなく、フィンガー・スナップの音が聞こえて来て、男優たちにパンする有名なファーストシーン。この映画、還暦を迎えた母がリアルタイムで劇場で観たとかで、僕がこの映画の名前を口にした途端、ジョージ・チャキリスが素晴らしかった!と言ってはいつも2人で、この映画の話に興じて来ました。それだけ、1961年当時の日本の若者にとっては、電流が走るような鮮烈さを覚えるものだったのでしょう。高島忠夫さんか、愛川欽也さんかが、同じようにこの映画を目を輝かせて生き生きと語っていたのを、昔TVで観たことがありますが、あぁ映画って本当にいいな、と思ったのを覚えています。余談ですが、10数年前に漫画『おそ松くん』を読んだ時、六つ子がダンスを習う話があり、この映画のように両手と片足を高々と上げるシーンがあったのですが、そこでの会話:「昔、こんな映画流行ったよな」「ウエスト・ヒップ物語な」 (笑) 赤塚不二夫さんも、お好きだったんでしょうね。 |
74.初めて観た、ミュージカル映画。 どうかなと思ったけど、全然気にならず面白かった。 (ビデオ) 【zero828】さん 8点(2004-02-24 19:50:55) |
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73.これも高校の音楽の授業の中で見たんですが、どうしても「サウンド・オブ・ミュージック」と比べてしまう・・・そうなるとこの映画の印象は少し薄くなってしまいます。でもストーリー、音楽には惹き込まれましたね。中盤からテーマも重いものに変わってきてラストは予想外でした。それより、このビデオを見ていた間、隣の席の菅野君がずーっと寝ていたことのほうが印象に残っています・・・。そういえば彼は「サウンド・オブ・ミュージック」の時も寝てたっけな~・・・ 【未歩】さん 7点(2004-02-23 21:00:37) |
72.クソガキ連中の不良ゴッコか…と、あくびを噛み殺しながら観ていたのですけれど、途中からのシリアスな展開には素直に引き込まれてしまいました。歌やダンスの評価を云々できる者ではないので、その点は留保するとしても、ビジュアル面でもサウンド面でも「静」と「動」のコントラストは、感覚的に心地好かったです。ラストの静寂さは身に染み入りました。黒人差別解消を訴えた公民権運動など、当時はまさに民族問題の大きな転換期でしたが、そのあたりの微妙さが皮膚感覚で分からないので、点数はこのくらいにとどまるわけでして…。 |
71.サントラ版ではなくレナード・バーンスタイン指揮、オペラ歌手のキリ・テ・カナワ(マリア)とホセ・カレーラス(トニー)のCDを持っていますが、やはり踊ってセリフをしゃべる俳優による歌が一番です。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の現代版だということを念頭におきながら見ると恋愛シーンのさわりで二人が歌いだしたり、対立する若者グループが火花を散らすシーンでダンスが入ったりするのが気にならず、かえって現代的な感覚で楽しめると思います。話は飛びますが、人間国宝の80歳の名手(もちろん男)が能楽の中で若い女性を演じて違和感がないのは題目が全て古典だからです。「ロミオとジュリエット」という古典を時代考証などもきちんとした時代劇の古典として見たければオリビア・ハッセー/レナード・ホワイティングの「ロミオとジュリエット」があるし、移民の国アメリカの社会問題を映画化した作品もそれなりにあると思いますが、多様な選択肢の一つとしてこの作品は気に入っています。 みなさんがあまり印象に残らないとおっしゃるラスト・シーンはしつこいようですが能楽の終わり方にそっくりなんですよ・・・。 ミュージカルで私がつけることにしている最高点を献上。 【かわまり】さん 8点(2004-02-18 10:37:51) |
70.音楽はサントラが欲しくなるぐらい良かったけど… |
【k】さん 5点(2004-02-03 15:34:18) (笑:1票) |
68.10年くらい前に一度観ただけだった。ダンスや歌のシーンは印象に残っているものの、ラストがどんなだったか覚えておらず、リバイバル上映をやっていた時に、いい機会なので観直した。ダンスの振り付けはもちろん、撮影の手法も当時かなりエポックメイキングであったことは容易に想像がつく。そのパフォーマンスに魅了され、多くのダンサーに影響を与えたのも頷ける。特に『クール』は目が離せない。メンバーのキレキレのダンスには思わず鳥肌モノの大感動。『マリア』や『トゥナイト』、言うまでもない名曲で必聴です!観終わった後、曲を口ずさみながら帰る自分の姿は公開当時の若者と何ら変わりないだろうな、と思いを馳せたりして。確かにラストは弱いし、単純で陳腐なストーリーだが、そこは触れる箇所ではないと思わせる最高のミュージカル。再見してホント良かった。 【やすたろ】さん 9点(2004-01-30 22:51:10) |
67.とある日曜の夜、何気なく見ていたテレビで「N響アワー」が始まった。その日はバーンスタイン特集で、私はオーケストラメンバーが楽器片手に「マンボ、ウッ」と言っているのを目撃してしまった・・・。この映画の命はダンスだ。歌も音楽も確かに良いが、 あの躍動感溢れるダンスのシーンがあって、はじめて血が通う。 貧しさ極める生活の中にいる若者たちが、対立グループ相手に虚勢を張りながら、ジャンプし足を踏み鳴らす迫力あってこその「マンボ!」の掛け声なのだ。しかし主人公二人はちっともダンスに絡んでこないし、ストーリーも言わずと知れた「ロミオとジュリエット」の現代版で目新しいわけでは無いので、ひとつの作品としては点は辛くなる。しかし、それを補ってなお余りあるダンスのすごさ。CG技術の無かった時代の生身のエンターテイメントは一見の価値あり。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-01-21 18:31:30) (良:1票) |
66.私はミュージカルは結構見る方だが、他ミュージカルに比べると本作はちょっと劣る。音楽・踊りはよいのだが、ストーリーがイマヒトツで見ていて展開の期待感がない。特に後半はダレル。 |
65.音楽とダンスが秀逸。好きな曲がいくつもある。最近デジタル修正版(?)が出たので劇場で見たらビデオとは迫力が全く違った。決闘をしにいくときの4部合唱はとても興奮した。高校の音楽の授業で、先生(男)がトニー役、生徒がマリア役で「Tonight」を歌う課題があったが、あれは無理があったと再認識した。 【トマトマート】さん 9点(2004-01-05 14:52:52) (笑:2票) |
64.この作品って評価がすごく分かれますねぇ。私にとってはミュージカル映画の傑作です。ミュージカル映画ってカメラアングルとか撮り方ってあまり重要視されてないのかもしれないけど、この作品は映し方がいいと思う。振り付けも最高。フレッド・アステアやジーン・ケリーのようなソロダンスものと違ってこれは群舞モノです。その群舞が素晴らしい。有名な「クール」のシーンは最後に上から撮るの。彼らの目線とか表情とかが上から撮ることで青さを出してるように思える。カラー映画なのに「クール」はモノクロ映画のようで、「America」のシーンはプエルトリコの気候や色を発想させるような絵だと思う。本当に傑作。 【yukaori】さん 10点(2003-12-08 05:36:47) (良:1票) |