21.昨日と今日をもの凄く軽いノリで行ったり来たりする、日本では非常に珍しいSFコメディ映画。見た目のスケールはかなり小さいですけど、決して時間に逆らわず、タイム・パラドックスを次々消化していく脚本は中々見事。佐々木蔵之介演ずる「研究助手」の解説も効いてました。25年後の風景(及び風俗)がほとんど変わってないという設定も、コミカルながら現実的。しかし、ストーリーはショート・コント的エピソードの羅列ばかりで、今一つ全体を通した大きな流れが感じられなかったので(もちろん、それもあるにはあるんですけど…)、皆さん程は楽しめませんでした。タイムマシンのデザインが2002年の「タイムマシン」の縮小版ということ以外、余りSFパロディ的要素が無かったのも物足りませんでしたね。という訳で、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-08-21 00:04:25) |
20.もう、何も考えずに見て素直に楽しみましょう。そうすると話について行けなくなる可能性もありますが。壮大なのかセコイのかよくわかりませんが、とにかくいろいろ考えられたお話にはかわりはない。細かいギャグ、セリフも良く考えられているし、テンポも良いので時間はあっという間に過ぎました。タイムスリップに関しては結局いろいろ考えちゃうけど面白かったんで良しとしたいです。本広克行監督特有の「やりすぎ感」もちょこっとあったけど、そこを差し引いてもこの映画は行ける。 【カズゥー柔術】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-08-14 15:09:22) |
19.タイムマシーンも分かるけど、真木よう子のエロさをフューチャーしようぜ。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-08-11 23:04:18) |
18.これはなかなか面白かったです。よくできてますし。でも最後結構クドくて(笑)もうええわって思いながら観てました。これはお勧めの一本です。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-06 14:50:34) (良:1票) |
17.お調子者4人組の掛け合い最高。最初の15分くらい見るの辛いなあ、と思ったんですが、なんの、そこから引き込まれてしまいました。ものすごくチープな感じの映画かな、と見る前には思ったんですが、ここまでラストにかけてストーリーと演出に破綻がない映画は邦画では珍しいですよ。下妻物語と並んで私にとってはベストに近いです。日本にも素晴らしい脚本書く人いるんですね、それを完璧に映像にできる人いるんですね、邦画がんばれ! 【かけ】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-07-29 22:26:33) |
16.「バック・トュー・ザ・フューチャー」のコメディ色を強くし、スケールを大幅にダウンさせた感じの作品。ひたすらバカバカしい、軽いノリのお話です。ノリは軽いのですが、綿密に計算された展開はお見事。伏線を細部に渡り張り巡らし、次々と辻褄が合っていく様は観ていて心地よいです。季節を夏に設定したのが大正解!思考を停止させる真夏の暑さが、違和感ありありのタイムマシンをすんなり物語に溶け込ませます。それに、このバカさ加減が夏にこそピッタリです。汗のしたたる夏の空気が、この年頃特有の熱気と妙なハイテンションにマッチしています。メインの若者たちに嫌味がないのも良。ともすると、若者の軽薄なノリを不快に感じることがありますが、そのような感じが全くなく、観ているこっちまで元気になるようでした。みんなキャラがよく立っていましたし、上野樹里の普通っぽさも素敵でした。瑛太の最後の一言は名セリフ。オチとして秀逸だと思います。(エンドロールで役名が出てきたらなお良かった。)決して大作ではないですが、タイムトラベルものとしても、青春映画としても小気味のよい快作です。本作を観るならやっぱり夏。それも暑さ盛りのまっ昼間。クーラーを効かせた涼しい部屋で、コーラでも飲みながら観るのをお勧めします。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-03 18:26:28) |
15.ストーリーの組み立てはおもしろいと思うけど、このテンションはちょっとキツイ。ク宮藤官九郎を意識したかのようなセリフ回しと軽いノリの音楽が簡単には受け入れづらい。 【ピボーテ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 03:48:15) |
14.飛行機の機内上映で見ました。なので全く期待しないまま観たのですが、それを差し引いても、とても面白い映画でした。まずストーリーがよく作りこまれてる。一見単純だけど複雑。最後にはちゃんと全てが繋がっていて、テンポよく展開している。夏休みの大学のサークルという舞台も好き。一番楽しい時期じゃないですか?少しうらやましいような、少し懐かしいような。青春だねぇ~。今日帰ってきて早速DVD買いました。もちろんコレクターズ・エディションでね! 【ぷりとさね】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-06-13 19:15:33) |
13.今、観終わりました。これは文句なしに面白いw いまだにおなかが痛いw ここまで笑ったのは、シベ超以来の充実感w タイムマシンの恐ろしさを、根本的に理解していないSF研に大いにウケました。最初から小道具の全てに至るまで伏線を張りまくりでありながら、オチにつなげていく過程に全く矛盾を感じない!(ネタバレ)だって、たしかに映像に映ってんだもんw 爆笑のカゲで、実は一番驚かされたのはカメラワーク。ズーム・アップ・バック、使い方が絶妙すぎる…。ホントにこれ邦画なの!? と惹き込まれてしまう。下妻物語とかツボった人には、間違いなく最適の映画だと思います。あんまり書くと楽しみを奪ってしまいそうなので、もうこれ以上は書きませんよ。思い出し笑いしてしまう映画って、こういうのを言うんだね。キャストが地味なんで、実は最初、観るのを躊躇したんだけど、面白い映画ってのは、キャストなんて関係ないんですね! 皆さんにもぜひぜひ観て欲しい。 |
12.いい意味で馬鹿馬鹿しくて、見終わった後さわやかな気分になれる良作でした。 【wins1980】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 22:52:46) |
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11.この映画好き!映画は予算に比例して面白いものじゃなく、情熱と思いこみの強さに比例するのだ。今年のアカデミー脚本賞のクラッシュもこの映画の前では霞む。熱さが違う!パズリックな脚本は一緒だが、一方には評価されたいという邪心があり、作りたいものを作るという童心がこの映画にはある。「バックトゥザフューチャーを馬鹿にするな」この映画に込められたSFに対する熱い思いが端的に表れている一言だ。それでいて、バックトゥザフューチャーシリーズが打ち立てた未来像の枠を打ち破る「変わらない未来(と未来人)」はオリジナリティに満ちあふれている。 【正義と微笑】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-04-11 23:14:30) (良:1票) |
10.撮影スタッフが優れているのかなぁ。本広の撮る映画は日本映画の中では屈指ですな、画づくりのよさは。こんな人がTV出身というのがなんとも皮肉ですが。日本映画の予算のなさを逆手に取った作品づくりに好感触。お金がないなら、徹底して脚本と演出で勝負してやろうという心意気に惚れました。『室井』を撮らずに、こっちを撮ったのもうなずけました。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-29 20:56:50) (良:1票) |
【六爺】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-27 12:48:07) |
8.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を愛している自分は、タイムトラベル物というだけで本作を観てみた。 大好きなタイムトラベルをネタに、とても安そうなのにこんだけおもしろいものが作れるなんて。。 良かった。悔しかった。 【BROS.】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-25 05:02:20) |
7.イカにもな感じの青春SF映画です。もうね、本当に良いの。何がいいのかというと登場するふたりの女の子が(そればっか)。・・・ま、それは冗談として(冗談じゃないけどネ)、すごくバランスが取れている作品です。話のネタとしては使い古された感があるけれど、それを随所に散りばめたギャグがうまい具合に打ち消しています(ずっと上映中は笑いっぱなしでしたよ)。舞台は大学の構内と銭湯その他商店街オンリー。制作が元々は舞台畑の人らしくアイディア勝負の制作費を抑えた作品に仕上がっていたのも好感が持てました。あとは僕自身が青春のカラッとした遠い過去の記憶を、揺り動かされて容易に思い出させてくれるそういう作品にめちゃんこ弱いんですよ。映画館を出たときに、タイムマシーンに乗ってたのは僕だったんじゃないかなんて思っちゃったりして(おっと、カッコイイこと言っちゃったよ、俺)。映画を観終わった後の爽快感は今年観た映画の中でも1,2を争いました。とっても良かった。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 15:34:43) (良:1票) |
6.見始めて最初は大ハズレかと思いましたが、のちのち上手く伏線(とは言わないか?)として回収されているし、全体の濃いノリ、背景となる香川(映画中では一言も触れられませんが一目で香川と分かる風景)の夏の暑さの描写が上手く重なり、この馬鹿馬鹿しい物語が何とも楽しめる作品となっています。 またタイムパラドックスを上手く題材として使い、その処理があまたあるタイムパラドックス物よりもうまくいっているのも評価すべき点でしょう。 ちょっと気になったのは一応主演格のはずの上野樹里が他の濃いメンバーのためまったく霞んでしまったこと。他のキャラクターが皆それなりに生き生きとしていたのに、一人だけストーリーの展開上、誰でもいいからとりあえず居れば良いという程度にしか見えず、他の出演者達とのバランスが悪く残念でした。こういう役はスウィングガールズで共演していた本仮屋ユイカのほうが存在感を示すことが出来たのかもしれません。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-17 23:49:50) |
5.基本的にノリだけで最後までイッちゃった映画。まぁでも普通に面白い。 上野樹里、可愛かった。だけどもう一人の女の子、真木よう子の何とも言えないエロい雰囲気も文句なし。あと未来人・田村役の役者。アイツはやるね。いやいやアイツはやりますよ。荒川良々に遭遇した時と同じくらいの衝撃。いや笑撃。戦々恐々でした。 映画館にクーラーのリモコン持ってったら料金割引っていうのも気に入った。 あと余談ですが本広さんの次回作は今作の「うどん」がキーになるとかならないとか。 いやでもほんと田村役の役者はほんと、ええ。ヴィダルサスーンでした。 【魚】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-04 14:08:28) (良:1票) |
4.うひゃひゃ。正直おもろい。確かに心に訴えかけてくるドラマ的な普遍性はない。しかし、ここまで徹底的に練り上げられたシナリオは、ある意味神々しい。人は、誰かがなにを話してるかよりも、誰かが徹底的に何かをやりぬくことに対して敬意を抱くものだ。だから僕も尊敬します。ご多分にもれず。撮影の舞台となっている四国の美しさもポイント高いし、題名のセンスにもちょっと惹かれるし、基本的に全面降伏です。 |
3.馬鹿を突っ走るテンションを最後まで維持しているのは凄い。ずっと笑いっぱなし。何を訴えたいのか不明だが、絶妙な掛け合いやキャラクターの立て方など珠玉の脚本だと思う。上野樹里ってこんなにいい女だったっけ。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-15 14:42:44) |
2.やられました。こんなに腹の底から笑った邦画は初めてじゃないかなぁ。いわゆるドタバタ劇というやつで、元が舞台なだけあってテンポが良い。最初のうちは何が何だかわけのわからない内容だったけど、次第に絡み合っていた糸がほどけるようにすっきりとなっていって、それと同時に笑いが倍増していきました。本広監督の力はあるかもしれないけど、これは脚本勝ちかな。台詞の一つ一つがおもしろいもん。あ~、ヨーロッパ企画の舞台見てみたいなぁ。 【とむ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-10 01:41:51) |