158.一言でいうと実に不思議な感覚の作品です。リアルな親子のドラマと父親の語る不思議な話とが交錯し進んで行くのですが、とても綺麗な映像と不思議な画が印象的です。主演のユアンが好青年という感じで清々しくて素敵なんですが、脇役もなかなか芸達者なキャストが揃っていて魅力的です。特にS・ブシェーミとの銀行での再会のシーンが愉快でした。何度も見たくなる作品です。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 14:46:31) |
157.ベネット医師(ロバート・ギローム)、どこかで見たことがあると思ったら70年代物議をかもしたドラマ「ソープ」のベンソン執事だったのですね。嬉しかったです。この映画は前半は好きだった頃のティム・バートンの雰囲気で期待していたのですが、後半になり、どんどん人情劇みたいな様相をみせてきて見てるのが苦痛で、ラストにいたっては白けてしまいました。父親のホラ話も今ひとつ楽しく感じられなかったです。おとぎ話は大好きです。嘘の話も大好きです。嘘っぽい話は苦手です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 23:14:31) |
【バイオレット】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-27 01:28:33) (良:1票) |
155.なんていう頭の中なんでしょう!!ティム・バートン監督さんってすばらしいですね。『スリーピー・ホロウ』はよく意味がわからなかったので、敬遠していたのですが… 見てよかったです。親っていうものは子供に夢をもたせようとするべきなんですよね。最近の親って現実の厳しさばかりを教えて、勉強勉強ばっかりのような気がします。私は親になったら子供にはいい映画をたくさん見せて、夢を持たせてあげたいって思います☆まあアルバート・フィニーさんみたいにまでいくとやりすぎのような気がしますが。もし私が親からこんな話をされても、信じるのは小学生まで(最近の小学生だとバカにされそう…)で、ビリー・クラダップさんのような反応になってしまうと思います… だからこそラストのビリー・クラダップさんが良かったって思えましたし。こんな豪華キャストで、内容的にもすばらしい作品に出会えて良かったです。私はこのタイトルでなんか魚釣りの話かなとか、おもいっきりファンタジーっぽいのを想像して、見るのを敬遠していたのですが、このホームページでレビューを見たのがきっかけで、見ることにしましたので、皆様に感謝です☆ 【mako】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-24 10:38:29) |
154.私は子供の頃から何でも信じやすいタチでした。親も、子供に夢を与えようとして、アレコレ真偽不明の話をするのですが、大抵は信じてましたね。テレビ番組とかも、何でも真に受けてましたし。でも年とともに、世の中ウソが多いな、と気付いてくる。もう騙されないようにしよう、と、世の中を斜に構えてみようとするようになってきて。でどうなったのかと言えば多分、信じるべきものを疑い、相変わらず疑うべきものを見逃してるだけなのかもしれない。というわけで今では結局、「斜に構えた自分」をさらに斜に構えて見つめていきたい、と思うようになり、物事の裏側を知りたい、何でも真に受けないようにしたい、と思いつつ、「でもまずはオモシロければいいんじゃないの、ゲラゲラ」、と。たとえ内容的にウソであっても、「オモシロイと感じた」という事自体、ひとつの真理として受け入れようじゃないか。ウソをウソと見抜くことも「オモシロ」ければ、ウソをウソのまま楽しむことも「オモシロ」い。一体、「オモシロイ」とはなんだろうか。それを追い求めることが例えば「映画作り」であったり、「映画鑑賞」であったり、するべきなんだろう、と。というわけで前置きが長くなりました、本作についてですが、ホラ話のスケールがもうひとつ小さいのがちょっと残念でしたね(これなら子供の頃の私なら軽くダマサレてたなあ)。あと、「ホラ話のようで、実は結構、ホントでした」というオチ、これでいいのか?「ホラ話をするオヤジ」の株は確かに上がったが、「ホラ話」というもの自体の株が落ちちゃった気がするぞ!ホラ映画作家ならもっと自信持ってよね! ・・・でも美しい映画でした。ホラ話のシーンよりも現実の室内の方が、美しかったかも・・・? 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 15:25:41) (良:1票) |
153.ティム・バートンにしては題名綺麗すぎてダメでしょよ。ビッグ・フィッシュですか その題名と評判からずっと気になっていた作品であったことは確かなのですが、ティム・バートンにしてはちょっと綺麗な題名過ぎたのが敬遠材料となってしまってました。でも結局のところは黒なまずだったわけだから、いっそティム・バートン風にブラックキャットフィッシュであってほしかったかな なんて思ってみたりして。 なんかしらいちいちいちゃもんでも付けてしまいたくなってしまうくらいに綺麗なお話でした。でもやはり少しくらいはダークさが欲しかったよなというのが正直なところです。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-04 21:42:57) |
152.NHK教育テレビあたりで、平日の真っ昼間に子ども向けに放送していそうな、無名のつまらんアメリカ映画といった雰囲気の作品でした。これは大人の鑑賞に耐える映画ではないように思えます。子どもが見てもやっぱりつまらないと思います。ほかの方々の感想を読むと、好き嫌いがはっきり分かれているように思います。たぶん主人公のお父さんのような人とうまくやっていける人は、この映画が好きになると思います。私はあのお父さんのような人が自分の父親だったら、すごくウザく感じると思うので、この映画を見ているだけで気分が悪くなってきます。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2005-11-29 19:55:26) |
151.ファンタジックな部分と現実の部分のバランスがとてもよかったように思える。父と子の関係って確かに微妙なんだよね。その辺は結構うまく描けていたのではないかな。「嘘でもそっちの方が好きだ」というのがこの映画の全てではないか。実際にあったことだけでなく、考えたこと、悩んだこと、本当はこうしたかったという願望までも含んで人生ではないのかということかな。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 15:51:05) |
150.すいません、お恥ずかしい話、良くわからなかった・・・。絵本を読むように見ればいいのか?、それともきっちりストーリーをたどるほうがいいのか?、判断がつかないうちにエンドクレジットが流れてました。残念。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-27 11:30:44) |
149.笑いに包まれた、暖かくてやさしい物語でした。エンディングへの伏線が素晴らしく、映画館でエンドロールが終わっても頬を伝うものがありました。最後には最高の形で息子に理解を得られ、葬式では関わった人大勢に弔ってもらって。涙はあるけれど決して悲嘆にくれるばかりの涙ではないはず。幸福な死。最大の理想ですね。 【スペクター】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-23 02:00:41) |
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【よしふみ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 01:19:03) |
147.病室のシーンは感動でした。親父さんの話がもう少し面白ければ尚良かったと思います。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-10 18:17:32) |
146.息子にとって父親の存在は実に微妙だ。お手本にしたい気持ちと手本にしたくない気持ち、父親を超えたい熱意と超えられないあきらめ、真似したくない気持ちと知らずに似てきている自分などなど、その複雑な感情は思春期以降、何かしら抱くものだ。この映画、出だしから父親のロマンあふれるホラ話で展開し、大人になった息子の確執もコンパクトにまとめたおかげで、それ以降の描写に充分な時間を費やせた点でよく出来ている。ホラ話が大きければ大きいほど見ているものは現実とのギャップに物悲しさを覚え、息子自身がそれを受け入れるバーが高くなることを意味する。したがってラストの息子自身の作り話が効いてくるのだ。ただ、少し物足りないのは、見ている私たちに息子の心境の変化が少しわかりづらいこと。あまり知られていない俳優だからかもしれない。目で演技の出来るもうひとつ上のランクの人が良かったかもしれない。たとえば、若き日の父親役イアン・マクレガーが息子役でもいいかもしれない。一方、年老いた父が若き日とあまりに一致しない配役も少し気になった。最後に登場する人々がそのままということを考えると、若き日も年老いた現在も同じ俳優で良かったのではと思ってしまう。しかし相変わらず、ティムバートンは意外な作品を繰り出してくる。今回はインコースの高めぎりぎりの直球。思わず手が(涙が)出た。 【やしき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-04 21:34:56) |
145.良かった素晴らしかった~~。最後は感動して目が潤みました。 ここまで純粋にストーリーを組み立てている映画って最近なかなかないですよ。 どこかみんなひねくれて、他の作品とかぶらないようにしようとしている。 この作品も決してストレートではないけど、中身の一つ一つは非常にストレート。 映画の面白さがたっぷりつまっています。 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-04 20:28:34) |
144.今までのユアン・マクレガーの出演作品で、このユアン・マクレガーが一番好き!ティム・バートンはいい作品つくるね!本当に心あたたまる作品。 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 21:43:57) |
143.オヤジを結構若くして亡くしてる俺としては、例えそれがオヤジのホラ話だったとしても信じてやりたいなあと自分の体験と重なって、より強く再認識した映画です。独特のティム・バートンのファンタジー色もあり、笑える部分も切ない部分も詰まっていて。もう一泣きしたい気もしたけど、それは欲張りですかね。親は子に常に尊敬の念を抱いていて欲しいのかもしれませんね。そしてまた子供も、親を大切に思うべきなんですね。 |
142.正直、レビューの評価の高さに期待しすぎたのか、ちょっと期待はずれだった。 でも、もう一回見直してみたら、良さがわかるかも。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-28 01:03:09) |
141.高得点作品ですが、自分にはあまり合いませんでした。おっちゃんが自分の若いころの話を面白おかしく話してるんですが、だから何?と思いました。監督はおとぎ話を楽しむ子供のようにワクワクして聞いて欲しかったのでしょうか?ちょっと私には無理でした。 【プロシュート】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-27 08:14:49) |
140.映画はどんなにリアルに描こうとも虚構の世界にすぎない。中でもティム・バートンの映画はその虚構性がぶっ飛んでいる。一方人生は現実そのもの。しかし人生の「今」だけが現実であって過去は既に現実ではなく虚構をおびたものに変貌する。中でもこの作品に登場する父の語る人生劇はその虚構性がぶっ飛んでいる。ぶっ飛んだ虚構性を「子供の時は楽しめた」と言う息子の言葉はバートンの映画を子供向けだと言っているのと同じ。結婚式のスピーチに対しての息子の意見は、観客を無視した作り手の自己満足映画だと言っている。しかし息子は最後には虚構を楽しむこと、そして虚構の中にこそ真実があること、さらに虚構を創作することの幸せを発見してこの映画を締めくくる。まるでティム・バートンの遺書のような映画。個人的には息子だけがのけ者というのが気に入らない。のけ者は虚構を語る父であってほしい。息子がぎりぎりセーフで父の語る人生劇の最終章を作り上げるというのも感動はできるけど別に感動しなくてもいいので「らしさ」を出してほしかった。はやまるな!バートン! 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-18 12:04:17) (良:1票) |
139.ホラ話だからだめというわけではないのだが、何がいけないのかというと、父の回想(昔話)の部分が、異様にめまぐるしく、内容を詰め込みすぎている点。しかも、大事な部分は説明台詞で済まされてしまっている。だから、どんなにそれっぽく盛り上げても、制作者側の自己満足にしか見えてこない。もっとポイントを絞った上で、その内容ではなく、それを語る父の表情・状況・スタンスにこそスポットを当てるべきだった。大事なことは、何を喋っているかではなくて、何のためにそれを喋っているのかということなのですよ。点数は、メルヘンチックな色彩と、求愛シーンの面白さに対して。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-18 03:43:43) (良:1票) |