24.初めて見たのは,もう20年以上も前だろうか。日曜洋画劇場で前後編2回に分けての放映だったが,翌週の後編が待ちきれなかった思い出がある。15分(違ったか?)の撮影に数ヶ月を要し,死人まで出たという曰く付きの戦車競争の場面の凄まじさ(スター・ウォーズ-エピソード1のポッド・レースは,音楽も含めて明らかにこのシーンへのオマージュでしょう),当時としては精一杯の特撮だったであろうガレー船の戦闘シーン。死の谷(?)での癩病に犯された母妹との再会,そして,一杯の水が伏線となるキリストのゴルゴダの丘への場面と衝撃のラストシーンへ。「私の手は,剣をとるのを止めた」(字幕版では異なる訳でした)の科白と,続くエンドクレジットの壮大な頌歌に身震いするような感動と興奮を味わったことは今も生々しく記憶している。今となっては,と思われるかもしれないが,「十戒」「アラビアのロレンス」とともに,私にとってかけがえのない作品の一つであり,今後も語り継がれるであろう,否,語り継がれるべき不朽の名作。重複するが,ユダヤの古い聖歌をモチーフにしたミクロス・ローザの壮大なスコアも,まさに畢生の大作に相応しい品格と熱を感じさせる見事なもの。こうした,心を震わせるような一大スペクタクル史劇は,もう見ることはできないのだろうか。ここには,近年の大作では到底見ることのできない「真実」や「格調」が充溢していた・・・。(また長くて済みません。いくら褒めても褒め足りないや・・) 【koshi】さん 10点(2002-05-15 22:43:24) (良:2票) |
23. ハラハラドキドキでした・・・!手に汗がじんわり出てきて・・・ビデオがあるのでもっかいみてもいいかなぁ? |
22.人間は水がないと生きては行けない。激しい喉の渇きを覚えても、その水を飲む自由が得られない時、そっと手を差しのべてくれる人がいたら・・・。この作品は、奴隷となった或る貴公子の数奇な運命と、彼の人生をめぐる多彩な登場人物たちの人間ドラマを、巨大なスペクタクルを交えて一大叙事詩として描ききった、言わずと知れた巨匠W・ワイラー監督の歴史的名作。その中で、“水を与える”というシーンが何度となく、そして思い入れタップリに描かれているが、さり気ないシーンをこれほど感動的に描いた作品を他に知らない。人間が人間に対して思い遣る心と、人の恩を忘れず生きていくことの大切さを教えられたようで、個人的にも生涯忘れられない作品となった。ミクロス・ローザの雄大いて安らぎを与える優しい旋律が心に染みる。 【ドラえもん】さん 10点(2002-04-19 00:28:35) (良:2票) |
21.うちの両親が「最高の作品」と絶賛して10回も映画館に見に行った。40年後、息子は同じ回数ビデオを回した。完璧主義者ワイラーが放つ世代を超えた大傑作。 【ひかりごけ】さん 10点(2002-03-24 15:13:15) (良:1票) |
20.映画館で見ました!あの騎馬競争シーンの大画面で見る迫力は忘れられません。 |
19.ストーリー、アクション、音楽ともに最高です. ベン・ハーの生涯を通してキリストの物語を見事に描いていると思います。10回は見ています. 【Cookie】さん 10点(2002-03-12 16:14:16) |
18.昔によくこれほどのスケールの映画を作ったと関心する 【4U】さん 8点(2002-03-12 03:12:32) |
17.とても私が生まれるよりずっと前の映画とは思えません!CG抜きであそこまで凄い作品が出来るのですね。船のシーンなんかも本当に戦争をしたのではと見紛う程迫力がありましたし、騎馬競争のシーンもとても印象に残っています。キリストが絶対に顔を見せないのも見事な演出だと思いました☆ 【あっちゃん】さん 10点(2002-01-21 00:07:25) |
16.いやー長すぎっすよ。ラストの方なんて完全にキリストが主役のキリストの話じゃないですか?ってきり主役はベン・ハーだと思ったのに・・・。でも壮大なストーリを飽きさせず割とテンポよく進んでいたので見やすいとは思いますが・・・でも長いっすね。 【かぶ】さん 6点(2002-01-15 07:47:16) |
15.これを大作といわなければ何を大作といおう。とにかく映像がすばらしい!ただただ関心した。CGのない時代にこれだけのスケールでセット、衣装、そしてエキストラの数、めちゃめちゃすごい!キリストの顔をみせないのがまたうまいね。最初に水をもらい、後で水をあげる。恩を返すわけだ。いいねぇー。何かこの話には生きる糧があるように思う。音楽もよかった。船の模型のところも、あれはあれで本物そっくりにつくってますし。やはり競争シーン。もう本当に鳥肌たちっぱなしでした。あれを見るだけでも一見の価値あり。確かに宗教色は強いが、説得力は充分あったよ。 【あろえりーな】さん 9点(2002-01-08 01:16:30) |
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14.素晴らしい!! 古さを まったく感じさせない 完璧な映像!! 【白うなぎ】さん 8点(2001-11-22 00:35:30) |
13. 当時としては大迫力だし、スケールが壮大. C. ヘストンの旬の映画でしょうね.ガレイ船をひたすら漕ぐときの彼の目が底知れず青かったことをはっきり憶えています.流れ星が落ちるところの、「ちゃちさ」には目をつぶろう.最後の騎馬シーンは、当時スクリーンで観た口としては、手に汗握る(怪我人も出そうなくらいの)ド迫力でした. 【シャリファ】さん 8点(2001-11-02 19:15:26) |
12.あたしゃ、「グラディエーター」を見てないので、比較はしませんが、あの時代にあれだけのセット、エキストラを使った映画としてうらやましい映画ですよね。やっぱり注目は戦車競争なんですけど、全部本物でやってるから迫力はやっぱり違いますよね。CGでやると実写並みに良い絵は撮れるけど、実写以上の偶然性が無いものね。転倒した戦車を飛び越えるシーンなんか、スタントとカット割りで上手く乗り切っているよね。こういうのはシナリオでも得られない効果だとあたしは思ってます。宗教が絡んでいるので感心しないという人も確かにいるけど、キリストの顔を見せない事で宗教を実に押さえたのが上手かったと思う。これは元々原作者の意向によるところなんだけど、そういう点で万民が安心して見られる映画に仕上がっていて良いです。 【奥州亭三景】さん 10点(2001-10-29 17:27:03) (良:1票) |
11.俺はこの手の作品は好みじゃないがそれだけの要因では批判はできない。個人的な好みではないものの、どれも凄いと思うから。「十戒」、「ベン・ハー」、「スパルタカス」、近年で言うと「グラディエーター」。どれも個人的には甲乙などは付け難い作品の出来ではあるものの、この映画が一番かと聞かれると疑問が残る。スケールの大きさや、当時の映画に関する技術から考えても凄いことなのだが、(↓)でも言われている通り、かの有名なコロシアムでの戦車の競争のシーンが凄すぎたため、序盤のベン・ハーへの災難の描写や競争後のシーンが弱いのは否めない。「グラディエーター」みたく話しのどこかに焦点を定めれば良いのに、この映画ではあっちもこっちも手を付けていて長くなってしまったという印象が拭えないので中だるみを感じてしまう。そこが一本の映画としてのマイナス材料になっている気がする。異論がある人も多いとは思うけれども、私の場合は「グラディエーター」の方が面白かった。 【チャーリー】さん 8点(2001-08-22 23:43:24) |
10.CGだらけの「グラディエーター」と比べると、騎馬競争のシーンは超ド迫力。セットとスタントの実写映像でこれだけのことが出来るんだからすごい(今はもちろんCGの方が安くつくでしょう)。映像、音響とも当時の最先端の技術を結集して作った一大娯楽叙事詩。「グラディエーター」にオスカーあげるんだから、これに11個あげてもおかしくはない。私も9点献上します。 【sayzin】さん 9点(2001-08-01 18:44:23) |
9.史劇の代表作としてあまりにも有名な作品。今まで何回か見ましたが,最初に見たときは,例の騎馬戦やガレー船の迫力が印象に残った。こんな古い作品なのにどうしてこんな映像をつくれたのかと単純に驚いた。何回か見るうちに,この映画の主人公は実はイエスだと思うようになった。特に,奴隷に身を落としたチャールトン・ヘストン演じるユダヤ青年ベンハーに,イエスがそっと水を与えるシーンは胸に迫るものがある。 【エリック】さん 10点(2001-06-27 07:46:51) (良:1票) |
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7.この作品こそ名作中の名作!「スパルタカス」「グラディエーター」もよかったがこの作品にはかなわないでしょう。最後の騎馬競争のシーンは圧巻です。 【センパク】さん 10点(2001-04-10 19:33:33) |
6.ウィリアム・ワイラーはやはりすごいと思う。また、古代の王子、という感じがする、高貴で立派な顔をしたチャールトン・ヘストンがよかった。彼は、やはり史劇スターの中ではナンバー1だろう。 |
5.騎馬競争のシーンの迫力がやたら強過ぎて、他がたるんでいるように思えたのは気の所為だろうか?全体に大河ロマンが漂い良い作品だが、どうしても騎馬競争以外の展開は気の抜けた感じがした。☆本作、アカデミー賞を11部門も獲得しているが、その背景には“神”を題材にしていることも否定できない。勿論「神様優遇論」を批判するつもりはないが、過去のデータを見る限り“神説”を巧く取り入れた作品がオスカーを取り易い傾向はある。またもう一つの理由として、当時商業市場への売り込む戦略として、この作品に賞を集中させたとも忘れてはならない。仮に他の映画祭へこの作品を出展しても、一つも取れないだろうとは批評家たちの通説。スケールに関しては最高傑作であるが、作品の大きさが必ずしも評価に比例するとは限らない気がさせられた。 【イマジン】さん 9点(2001-01-31 16:05:23) |