4.初めて観たときは、何となく「サザエさん」の世界に入り込んでキャラクターや世界観を変えてしまうのと似てるように思えてしまって、自分としては疑問を感じるほうが強くて後味もあんまり良くなかった。サザエさんの中で不倫話とか性的や暴力シーンが出てきたらやっぱりショックだし(^^;でも、終盤の裁判のシーンで主人公が語る「人間には愚かさやいやらしさや暴力なども含めて様々な感情を誰もが持っています」のセリフがすごく響いた。そういう「負の感情」とされている気持ちを持つことも人間として当然のことで、ひとりひとりが心を持っているからこそなんだと思わせくれた。街の人々がみんな本当に50年代の人たちと思えるほど、世界観にマッチしてたな~。トビーの演技も、安心感を与えてくれてとても好印象で、何気ない笑顔が最高。彼はスパイダーマンに変身するよりも、自分の笑顔で人が救えると思う(^^劇中に出てきた化粧品のコンパクト、昔、自分の親もああいうゴテゴテしたの持っていて、なんか懐かしかった。それから、この映画のビデオやDVDのパッケージのデザインが綺麗で面白い。でも、あえて余計なツッコミだけど、雨も降らず火もなく暑さ寒さもなくて、問題起こす人がまったくいない世界のドラマって面白いのか!?サザエさんにだって泥棒は出てくるぞ(笑)