9.巨匠レオーネとモリコーネに、リー・ヴァン・クリーフとイーストウッド。
皆がこれだけ見事な仕事をすれば面白い映画になるに決まっている。
命を懸けた男たちが繰り広げるガンアクション、そして心理戦。節目節目に挿入される緊張感あふれるシーンの数々に痺れまくりです。
クリーフとイーストウッド、銃を持った2人の所作の1つ1つがたまらなくカッコいい。
特に2人が中盤で対峙するシーン。互いの銃の腕前を披露しあう、その時のハットの使い方!
どちらが勝つかは分かっているのですが、交互に挿入される3人の表情と過去と、小道具と。ラストの決闘まで見ごたえ十分です。
ポンチョをまとったまだ若さを感じさせるイーストウッドと、夕陽に消えゆくラストまでとにかく渋い、スマートな装いのクリーフ。
今に見ても何もかもがカッコいい映画。