16.ジョン・ウーのストップモーションも有名だけどやっぱりサム・ペキンパーのストップモーションは超えられないだろうし「男たちの挽歌」もスゴイけど、これはもっとスゴイ。死ぬということを男の美学かのように描いてる。ウエスタン映画らしく豪勢な銃撃戦は結構お気に入り。「特撮なんか使わねぇ!!リアルに追求して文句あっか!!」ばりなシーンは脱帽ですよ。 どんな悪人でも子供に戻りたい夢がある、悪人ならなおさらだ。 この映画でこの台詞、強烈だよペキンパーさん。 |
15.たまらなくアウトローな悪の美学。彼らの行動は主義や信念に拘束される事は無い。全てはシンプル。全てはその場その場の機転や反応に支配されるという無軌道さの美学。金のために仲間を売るという機転と、仲間を殺された瞬間にとっさに銃を握るという反応。瞬間的な怒りの爆発。女でも当たり前のように盾にするというやつ、女にはとっさに銃を下ろしてしまうやつ。悪の機転の中から時折反応として滲み出る情へのジレンマが人間らしくリアリティーを持っていた。そんな情に足元すくわれる男達。作られたヒーローのような悪とは違うクールさに心を打たれた。銃弾が乱れ飛ぶ大掛かりなアクションシーンも素晴らしかった。 【ハッシーふりかけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-26 22:31:59) |
14.ライアン60歳、ホールデン51歳、ボーグナイン52歳、オブライエン54歳!みんないい年でヨレヨレなんだけど、ま~カッコいい!ご苦労さんでしたと慰めるような「ラ・ゴロンドリーナ」がかぶるラスト。歌詞に込められた思いがヒシヒシと伝わって泣いたよ。 【mimi】さん 9点(2005-02-12 21:36:18) |
13.ペキンパー作品のなかではやはりこれが一番でしょう。「戦争のはらわた」も好きですがアウトロー美学の決定版でもあるこちらのほうが僕の趣味です。ホールデンもボーグナインもカッコいいしなぁ。 …男の映画ですね。 |
12.ソン様(ソーントン)カッコよ過ぎ!!ヨン様よりソン様です。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-18 16:50:01) |
11.まさに男の映画ですね。私もこんな風にワイルドに生きてみたい! 【しまうまん】さん 9点(2004-06-13 00:59:31) |
10.ジャリジャリと音がするような感触、景色だけでなく人物の皮膚にまで感じられる立体感、分厚い映画ですね。話の舞台を紹介するのに、蟻が群がるサソリ、そしてそれを見て遊んでいる子供、なんてシチュエーションを誰が思いつくでしょうか?驚きました。今となっては殺戮シーンは当たり前のものとなってしまってはいるけれども、そこにいたる過程における、つかず離れずの緊張感。これがラストを感動的なものにしていると思いました。エンジェルは「七人の侍」の利吉をモチーフにしたものでしょうか。 【神谷玄次郎】さん 9点(2004-02-18 23:41:46) |
9.いや~重い作品を見たなァ・・・。いや、悪い意味じゃなくて、近年の面白いけど記憶に残らない軽いファーストフード的な作品じゃなくてね、分厚いステーキを食べたような満足感?身になるような感じかなァ・・・ちょっと久しぶりに味わえて嬉しかったですね。今にも仲間割れしそうな男たちが、クライマックスにはあれですよ!ちょっとやそっとじゃ理解できない男の世界ですかね。うーん、言葉では言い表せませんなァ。とにかく良かったとしか言えませんね。スンマソン。 【カズゥー柔術】さん 9点(2004-02-08 04:42:17) |
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8.まさにガビガビに乾き切ったような映画。全編これ砂煙。始めの方で、馬に乗った一行が砂山を転げ落ちるシーン、別に意味無いシーンとは言わないまでも、単に砂煙上げるために「撮ってみたかった」だけじゃないの?と思えてくる。そんな殺伐とした雰囲気の中、登場人物の男たちはまるで最初から死に場所を求めているよう。いや別に自殺願望があるわけじゃないけど、全然前向きな態度でもナイ。端から見れば徒労のようにも見える危険を犯しながら、荒野を彷徨う。そして。 "Let's go." " Why not?" これだけで通じる。観る側にも通じるのである(敵地に赴く四人。シビレタ・・・)。まさに壮大なる犬死に、その犬死にの美学。砂煙、銃声、血しぶき。もう戦争映画にすら凌駕しそうな壮絶さ。ペキンパーっちゅうと悪く言えば(私にとってはむしろ褒め言葉ですが)「コケオドシ」、しかし、本作はその「コケオドシ」の究極の結晶体ともいうべき、一つの奇跡のような作品、でありましょう。 【鱗歌】さん 9点(2004-01-18 02:20:47) (良:1票) |
7.最後のLET'S GO、あれに胸を打たれない男はいないでしょう。行かないわけ無いだろ、みたいな。あまりに格好良くてガクガク震えてしまいましたよ。結果起こる銃撃戦のシーンが、その台詞のおまけくらいにしか感じられないほど。 |
6.シガーの似合う最高なヤツらにバーボンで乾杯!(俺にも残しとけよ、チキショー) 【小僧】さん 9点(2003-03-06 02:23:41) |
5.(ネタバレあり)パイク、ダッチ、ライル、テクター、サイクス、ソーントン、みんな男くさい男。サム・ペキンパーの一番サム・ペキンパーらしい映画。冒頭のシーン、蟻の群れに襲われるサソリは、ラストの壮絶な銃撃戦、血のバレエの暗示か。レッツゴー最高!!(いつも小悪党役で出演するボー・ホプキンスが、今回もすぐに死んでしまったのでマイナス1点) 【くるみぱぱ】さん 9点(2003-02-15 08:00:59) |
4.最高。銃撃戦のシーンはあまりにも綺麗過ぎて鳥肌が立ちました。芸術ってこーいうのだと思います。 【しゃぶ】さん 9点(2002-10-28 13:46:21) (良:1票) |
3.それまでの西部劇に引導を渡し、時代に終止符を渡した歴史的傑作。てなことはさておき、監督も役者もみんな本物の男、こんな映画が世に残されて、DVDでいつでも見ることができる幸福に映画ファンは感謝すべきだ。見終わった後、例えば口の中にメキシコの砂がざらつくように残る「ワイルドバンチ」達の体臭は、類まれなる映画作家からの贈り物だ。ただ我々は、暑い太陽とメキシカンが奏でる音楽と硝煙に身をまかせればいいのだ。 【kamewo】さん 9点(2002-04-04 22:36:38) |
2.ウィリアムホールデンの「レッツゴー」一生忘れない台詞です。 【f taka】さん 9点(2001-06-30 01:48:23) (良:1票) |
1.失われつつある西部の男たちの生きざまと、スローモーションによるヴァイオレンス描写の美学が見事にひとつの頂点に達した傑作。橋の爆破で馬もろとも落下するシーン、クライマックスの皆殺しの大殺戮シーン、そしてラストのR・ライアンの渋さが際立った印象を残す。 【ドラえもん】さん 9点(2001-05-20 16:04:23) |