18.スタッフの熱意の伝わる、東映動画最盛期の傑作。 ●椋尾篁の黒を多用した精緻な背景美術の美しさとスケール感。ここでは劇場版を意識した大判の背景画が用いられ、実写でいうところの移動撮影やズーミング(市川的)で空間の広がりと奥行きを表現している。 ●金田伊功原画によるパースペクティブとデフォルメを活かしたダイナミックなアクションの素晴らしさ。 その大胆なパースもまた画面に深度を与えている。 彼の主に担当したクライマックスの惑星崩壊・炎上の圧倒的な描写はふんだんな透過光の効果と相俟って特に傑出した映画美となっている。 (繋いだ手の感動的ストップモーション。) ●東映動画初期から実務経験を積んだりんたろうならではのアニメーションの醍醐味として、さらには映画の主題としての疾走へのこだわり。 主人公は全編、それこそラストカットまでひたすら走り続け、画面を躍動させる。 ●優れた映画の一条件といっても良いかもしれない、風の表現。 特に、別れの駅の場面に吹く風の見事さ。 二人の間を吹き抜ける静かな風の強弱を表現したアニメーション感覚が絶妙であり、 映画の情感を一段と高めている。 ●ヒロインへの紗のかけ方、ショックシーンの編集等もいかにも市川崑的だ。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-04-21 23:20:30) |
17.DVD購入してもう5回くらい見てそのたび感動。音楽が良い。絵が安定して無くてメーテルが変な顔になったりするのがちょっと残念。ぼくにとっては永遠の傑作です。 【すらりん】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-12-30 21:51:59) |
16.小3の頃、初めて親父に連れて行ってもらった映画。当然、客観的な評価はできません。するつもりもありません。ハーロックとかアンタレスとか戦士の銃とか、めちゃめちゃしびれます。ロマンです。エンディングは反則です。 【クレイバード】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-04 20:56:41) |
15.原作やTVアニメ版と比べると、悪い所がやたら目に付きます。ストーリー自体が全然違うし、旅の動機や目的がこじ付け気味。話の展開も無理矢理感あります。ですが、それらを差し引いてもこんなに面白いのは、999って名作だったんだなと再認識させられました。登場人物の生き様に共感できるかがポイントでしょうか。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-07-30 01:49:34) |
14.青木氏作曲による、この映画の音楽は最高である。極上のサウンドトラック!! 城達也といい、ハナシといい、画といい、センス抜群! 乗り物はなぜか、一生飛び上がりそうもない”汽車”電車”であるのだが、巨大スクリーンで、映画館で実際に、地球の、銀河鉄道の、国際宇宙ステーションとその広大な駅に集まる大勢の人々。大空にむけて、大宇宙に向かって、長大に聳え立つレール(ザウス!)から、重く、長い連結の列車が飛びたってゆく様は、その広大な空間は、 ロマンや感動を飛びこえ、涙ボロボロだ。われわれ人類が宇宙に、旅に出られることは決してない。ましてや、愛する、あこがれる女性と、広大な宇宙のさいはてを、旅をしてさすらうこともない。思い出は、少年の日々だけではない。人生は旅だ。人生は思い出だ。人生は本当にせつない。そして、なつかしい。最高のサウンドトラックにのって、映画はゆく。”はるかなる永遠の別離”。”さいはての場所”。"人生という名のおぼろげな記憶の断片”。”身を焦がすせつなさの極致!”追加!というか、この作品ですばらしいのはやはりサウンドトラックだ!”青木さんというのか。作曲家は。オープニング、城達也のナレーションの後、かぶさるように流れてくるサウンドトラック!のなんというすばらしさ!そして、ラスト近く、崩れる街中を逃げる二人。メーテルの独白にかぶさるように流れるサウンドトラック!最後に、、、、、、なみだなみだの二人の永久の別れのシーンのサウンドトラック!!なんという完成度!なんというせつなさ!!!!!!!そして、全編終了後の、身の毛もヨダツ、ゴダイゴの主題歌のなんというクソらしさ!ミスマッチさ!ここで貧民日本人全開!ガックリガクガク!救いようなし!(まあ、すべて終わったあとなので消し去ればよいか) 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-28 00:19:17) |
13.いや泣いた泣いた…。予想以上にいい映画でした!ゴダイゴの歌もとってもいいですvvあー…ハーロック……vvv 【Ronny】さん 9点(2004-07-23 00:48:12) |
12.幼少の頃に何度となく観た映画。ハーロックやエメラルダスが登場するあたりもサービス精神満点。鉄郎が美形なのは賛美両論なのは仕方ないが、個人的には悪くないと思う。機械vs人間というSFにおいて永遠のテーマともいうべき内容を感動的に描いた不朽の名作。儚く悲しい結末ながらも、じんわりと希望をもたせる話の落とし方はさすが。 【HARVEST】さん 9点(2004-06-15 22:01:45) |
11.TV版が放送されていた頃は小学生で(たぶん再放送)、夕方になるのが楽しみだったはずが、その興味をガンダムに奪われて、全く観なくなってしまった。しかし大学生の頃に、たまたま読んだキネ旬で年度別の2位に入っていたことを知り、すぐにレンタルビデオ屋に駆け込みました。で、家に帰ってすぐに鑑賞したのですが、もう何回泣いたか分からないくらい泣きまくりました。 この年になると口に出すのも恥ずかしい、「友情」「信頼」「希望」「初恋の思い出」等々が惜しげもなく練りこまれていて、何回観ても新鮮な感動を与えてくれます。で、ゴダイゴの主題歌のイントロがかかるだけで涙ぐんでしまうようになった自分は、もうパブロフの犬状態です。 ちなみに、漫画が好きな自分は、原作を読んで映画も観る、というのが普通だったのですが、この作品だけは、映画を観てから原作を全て集めた、という逆パターンをやりました。そのぐらい影響力のある作品であることは「間違いない」です。 【なおてぃー】さん 9点(2004-01-28 20:12:40) (良:1票) |
10.TVKでTV版の再放送を2年弱見続けて復習的に鑑賞。TV版を見たばかりのせいか成長した哲郎にはやや違和感。他方メーテルはやや若い印象だし、他キャラクター総動員で存在感もイマイチ。車掌さんはオマケ程度だし。そもそも壮大なドラマを描くには2時間ではあまりにも短すぎる。また、フルオーケストラの音楽が素晴らしすぎて、物語以上に目立ってしまうといった難点はいろいろあるものの、やはりこのシリーズは日本アニメ映画の最高傑作であることには変わりはなく、これを超える作品は今後登場するのだろうかという思いはある。 |
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9.アニメ特集のワンシーンでしか見たことなかったのでこのアニメがこんなにも深いとは全く知らなかった。。見終わってぽぉ~っといつまでも残るこの余韻。。ちょとセツナクていいなぁ。。テレビ版も全部見ようと思う。 【SHALIMAR】さん 9点(2003-12-05 20:14:00) (良:1票) |
8.アニメ映画も沢山見てきた私ですが、そのベスト1はこれ。公開前は「性転換した赤毛のアン」とか悪口言われていた鉄郎だけど(特報映像だとデコが目立ってたので)、結果オーライ、やっぱり思春期真っただ中くらいの設定だとドラマが生きてきます。ハーロック、エメラルダスが参戦しての物語に心躍らせ、その結末に感傷的になって、そして今は遠い思い出。市川崑監督が監修したお陰か、印象的な映像表現のアニメ(アンタレスの住処で鉄郎の短いアップショットが重なるところなどは金田一耕助ものみたい)。当時恒例だった東映夏のアニメ大作としては前年の『さらば宇宙戦艦ヤマト』の作画ボロボロ状態とは違って、高水準のプロのお仕事が画面にしっかりと描出されていました。ゴダイゴの主題歌と共に30年経った今もしっかり世にその名を留めるアニメ。初日に貰った「時間城内を駆けるちっこい鉄郎」のセルは、引越しの際に大量のセルと共に紛失してしまいました。「さらば、少年の日よ・・・」ですか。ふう。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 9点(2003-12-01 15:03:57) (良:1票) |
7.私の小学校時代のNO.1はこの映画かな。1つの旅の中で人との出会いや別れから少年から大人へと成長してゆく鉄郎がかっこよく、ゴダイゴの音楽もサイコーです。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-10-28 01:10:29) |
6.最高。上映時何度見に行ったことだろう。やっぱ最後の夕焼けのメガロポリ・スステーションの別れのシーンはイイッ。上映当時はビデオなんて無いも同然。アニメ版コミックと映画サントラ・ドラマ版カセットテープで何度も見返し??たもんだ。 【おでっせい】さん 9点(2003-08-09 22:04:20) |
5.超未来的な世界でレトロな機関車っていう発想が70年代の時点でできていた松本零士の発想(才能)のすばらしさ、少年時代にしか体験できない冒険を映画で味わうことができるすばらしい映画。そして映像も超未来的な物とレトロの融合という芸術レベルの高さ。ラストのアンドロメダから999が脱出するシーンが何と美しいことか!。メーテルとの別れの切なさ…、いい映画です。 |
4.一人で初めて映画館に行って見た映画。そして一人でよかったと思った映画。なぜなら柄にもなく泣いてしまったから・・・。サントラも買いましたとも。ガラスのクレアのエピソードと曲が大好きだった。息子にぜひ見せようと思っている。 【いかみみ】さん 9点(2003-02-26 09:09:31) |
3.やっぱガンダムより999だよなぁー。たまんないね! |
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1.松本零ニのアニメの中では1番スケールの大きさや、独創性が高くて好きです。マンガの哲郎と比べると格好良すぎるのが難点なんだけど、子供の持つ想像力の前にはそんな事全然関係ありませんでしたね。 【奥州亭三景】さん 9点(2001-09-27 19:03:42) |