7. 小学生の頃、テレビで放送されているのを観て、何となく大人になったような気分でいました。
今観賞しなおしてみると、あの頃全く理解していなかった自分に気付きます。
講和とかスピリチュアルセミナーに行くと、人は誰でも苦しんでいるなんて話ばかりを耳にしますが、世の中には特に悩みもなく充実した人生を送る人もいるはずです。
少なくとも登場人物に感情移入するには、それなりの人生経験において立ち上がれないほどの挫折が必要かもしれません。
空気のように身近にいた存在。その親近感はいなくなって初めてわかるものです。
私も神経質な性格なので、主役の青年のように辛い出来事を正面から受け止めてしまいます。
本作を観賞して、ちょっとだけ解決策が見えてきたように思えました。
吹き替えは途中で原音に変わらないからストレスを感じません。