ル・ミリオンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ル・ミリオン

[ルミリオン]
Le Million
1931年上映時間:81分
平均点:7.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
コメディミュージカルモノクロ映画
新規登録(2003-07-26)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2014-07-19)【ESPERANZA】さん
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監督ルネ・クレール
キャストアナベラ(女優)ベアトリス
ルネ・ルフェーブル(男優)ミシェル
ポール・オリヴィエ(男優)
レイモン・コルディ(男優)
オデット・タラザク(女優)
脚本ルネ・クレール
撮影ジョルジュ・ペリナール
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1.冒頭、屋根裏部屋の窓から男女が顔を出していて、そこからカメラがズンズンと横に移動して、屋根が連なる夜の街並みを映し出す。こんな高所でこんな横移動、どうやって撮影したんだろう、と思っているうちにだんだん、この屋根が連なる光景が、ミニチュアのように見えてくる。ワンショットで撮ってるんだからミニチュアのはずはないのに、と思いつつ、それでも何だかオモチャみたいな景色が、広がっていきます。
とか思ってたらやがて画面にオッサン2人が顔を出す。やっぱりこれはオモチャではなく、実際の街並みの光景だったのか? ちょっと不思議な感覚に陥ります。
で、このオッサンたち、何やら喧しいわい、と、とある建物の屋根の窓から中を覗くと、そこではドンチャン騒ぎ。覗かれようが、そこから口を挟まれようが、誰も気にせず陽気に騒いで、無防備というか適当というか。しかしこれ、見ようによっては「長屋モノ」の風情もあって、フランスだとこんな感じになるのね。
で、なんでそんな騒いでいたのか、そこに至るまでのドタバタを描いたミュージカル。登場人物はだいたい、適当な連中ばかりで、中でも主人公は実にいいかげんなヤツ。しかしこの文無し男が宝くじにあたって、ひと騒動、しかししかし、その宝くじが行方不明となって、ふた騒動。
ミュージカルですからトーキー作品ですが、まだまだサイレントの味わいが多分に残っていて、迷路のような屋根裏の通路でも追いかけ合いなどでも、サイレント映画風のドタバタが展開されます。これが実に楽しいんです。
オハナシもバカバカしいんですが、二転三転の楽しさ。もう宝くじは手の届かないところに行ってしまったのか、と思いきや、意外な形で帰ってきて、これもバカバカしいギャグと言えばギャグなんですが、ドタバタの後ゆえの、不思議な感動があります。一種の、緊張と緩和。
だけどだけど、それでもまだ終わらないのがこの映画。最後までツイストをかけてきます。
これ、楽しいですよ!
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-09-02 07:29:17)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3125.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8250.00%
9125.00%
1000.00%

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