1.噂の持つ普遍性を、大学という限られた空間に限ることで無理なく、しかも見事に表現できた一級の学園サスペンス!ノーマン・リーダス目当てで観たのにしっかりハマってしまった。音楽の使い方、カメラワーク、映像どれも懲りまくってて手抜きナシ。監督はデイビス・グッゲンハイムだけど制作総指揮(元監督)がジョエル・シューマッカーということで追いつめられていく男の描き方はやはり上手いです。注目若手の共演だとユルくなりがちなのに、イギリス女優のリーナ・ヒーディがヒロイン役なのでピリっと引き締まってる。被害者となるナオミ役のケイト・ハドソンは珍しく低温な役だけど、トラビス役のノーマンと並んで一番存在感を出してて感心した。ケイトは現代の女の子役の方が魅力を出せると思う。というわけでキャスティングもGOOD。映画館よりホームシアター向けの超良作です。