7.実話やって知ってめちゃビックリしたケド,でも,救われたのは『ラナ』てゆう人物がほんまにおったってゆうコト。ヒラリーが『性同一障害で,病院に通ってる』て言うた時に『私も,完璧な人間じゃない』て返したのは,見てるこっちも救われた。自分がああゆう立場に立った時に,そうゆう風に相手に言ってあげれるんやろか‥。人にはすすめへんと思うケド,ヒラリーと『ラナ』に9点。 【小星】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-11-14 18:28:37) (良:1票) |
6.ヒラリー様、再度のオスカーおめでとうございます。その若さで2度の主演女優賞、素晴らしいとしか言いようがありません。本当に最高の女優さんの一人です。 この作品、随分と前に観ましたが、鮮烈な印象は未だ失せていません。余りに悲しい、悲しいと言う単純な表現では表せないほどに。悲しみと言うより苦しみ。なぜ、そこまで追い詰められなくてはいけなかったのか、なぜ生きることさえままならなかったのか。そして、苦しさの後には激しい怒りがこみあげて来て、一体どこにぶつければよいのか、一瞬真っ白になってしまったほどです。ここまで激しい出来事となると、逆に現実味を失ってしまう。でも、実話なんですね。 |
5.こんなに刺激的で深い映画は初めてです。みなさんがおっしゃっている通り、後味は悪いです。しかしこれは実際に起きた事実だということを理解しなければなりません。本当に胸が締め付けられる思い出いっぱいです。ブランドンが無理やり脱がされるシーン、レイプされるシーン、そしてラストシーン。本当に目を逸らしたくなりました。ラストはかなり衝撃的で言葉を失ってしまいます。2002年のアカデミー授賞式に現れたヒラリーはとても女性らしくて、この作品の中のヒラリーとは見違えてしまうほどでした。ここまでブランドンになりきり、素晴らしい演技を見せた彼女がオスカーを受賞したのは当然かもしれません。ノンフィクションは個人的に大好きですが、このような衝撃の事実に基づいた実話は見ていて辛いです。しかし私達見ている側はこの映画の訴えているメッセージを受け取らなければならない義務があるのではないでしょうか。久々に胸を締め付けられる作品に出会いました。 【未歩】さん 9点(2003-05-05 03:41:47) |
4.性同一性障害に悩む女性、ブランドン。彼女は『男』として生きたかった、だから『男』として生活をした。あのレイプシーンはそんな彼女の『男』を真っ向から否定されるという感じで、とても悲しいシーンでした。実話というのも、余計に悲しみ・つらさを倍増させます。自分自身の精神状態がダウンしてる時には見ないほうがいいです。平常な精神状態で観てもつらくなります。けれど、ヒラリー・スワンクの演技は素晴らしい!主演女優賞を獲得したのが納得できます。つらい話だけれど、知っておかなければならない話でもあります。そして、もっと性同一性障害について理解を深めなければいけないと思いました。 【みさえ】さん 9点(2003-04-21 11:35:11) |
3.今まで観た映画の中で一番つらかった。アカデミー賞でチラッと見た映像で、ヒラリー・スワンクの演技がどれだけ凄いかわかった。それからずっと観たかった映画だったけれど・・・とにかく犯人が憎い。今は性同一性障害もだんだん認知されてきているけれど、まだまだつらい人が多いと思う。みんな幸せになれればいいのに。事件に対する想いが先に来るけど、映画的にもいいと思う。 【鉄男】さん 9点(2002-11-07 20:57:28) |
2.とても胸を締め付けられる映画でした。ブランドンを演じたヒラリー・スワンクを始めて見たのは、ビバリーヒルズ青春白書でした。その時はシングルマザーを生き生きと演じていました。その印象が強かったせいか、この映画を観た時、まるで別人のように感じました。「性同一性障害」に苦しむ主人公になりきって本当に20歳の青年に見えました。こういった社会問題を題材にした映画は見終わった後とてもいろいろなことを考えさせられます。私は最後のブランドンが女だとわかってからのすべてのシーンが脳裏に焼きついて眠ることが出来なくなるほどでした。目を閉じるとそのシーンが蘇ってきて自然と涙が出てきてしまうのです。きっと私は女性の視点で見ていたのだと思います。あの細い体を二人でおもちゃのように扱っていた・・。これが本当に実際に起こった事件なのかと人間の残酷さに目を背けてしまいそうになったけれど、現実を受け止めようと心に決め、彼(ブランドン)と彼女(ティーナ)を見ました。そして映画を見た後どうしても詳しいことが知りたくてインターネットでこの事件を調べてみました。ブランドン(本人)の顔も知ることができました。来年で彼が亡くなってからちょうど10年です。この残酷な事件を一人でも多くの人が知り、「性同一性障害」についての理解がもっと深まればと願わずにはいられません。 【美月】さん 9点(2002-09-06 13:02:44) |
1.これ、娯楽映画じゃなくて、社会問題を訴える映画ですね。非常~に重い。しかも、クイーン物の映画って多いけど、ダイク(レズビアンの男役)に焦点を当てた映画って、数少ないですよね。カミングアウトするということは、世間から好奇の視線を浴びるだけではなくて、時には命さえも脅かすような暴力に曝されるということなのだと、改めて、差別の根の深さ、暴力の向かう対象について、考えさせられました。観た後に残るやりきれなさは、こうした結末を迎えてしまうことが、観ている側の自分の周りでも、まだまだ「現実」に起こりうることだということを、観た側がひきずってしまうから。「う、観なきゃよかった」と私も思いましたよ。二人の関係が、差別から逃れて、どこかで成就されていれば、「あー、よかった。はい、次」で済んだんだけどね。でも、この後味の悪さは、忘れがたいというか、きっと、忘れてはならないものなのかもしれない。 【ぶんばぐん】さん 9点(2000-10-29 06:27:58) |