1.モテ男のヘンリーが恋におちた相手は「眠ったら記憶が消える」という病を持った女の子、というおバカな設定で作られたラブコメ映画。
間違っても傑作なんかじゃないし、賞をとるような作品ではないけれど、私的には恋愛映画のベストです。
毎日彼女と「知り合う」ために、手を替え品を替えアプローチし続けるヘンリーのひたむきで健気な愛情にやられっぱなし。
こういうみっともないほどまっすぐな男が出てくる映画は、他の要素や問題点を何もかも吹っ飛ばして全部満点です。許してください、性癖なので(笑)。
だって、恥も外聞もなく、自分が傷つくことなんて全く躊躇せず、彼女のハートを射止めることに突進できるなんて、最っ高に潔いじゃないですか。
これ以上の男らしさってあります?
…コホン。話がそれました。
まあ、わたしの個人的な恋愛嗜好は別にしても、明るくて屈託のないプレイボーイを演じるアダム・サンドラーと、陽気で素直な女の子にぴったりハマってるドリュー・バリモアの息の合った演技と、愛らしいペンギンやセイウチ、みんなが大好きなハワイの美しい風景、と、ステキなものがいっぱい詰まった楽しい映画です。
暖かくって、優しくって、泣きたくなるようなラストのオチも、言うことなし!なんですが、他の映画のネタバレだけはいただけません。
シックス・センスをまだ観ていない方は、絶対に本作を観る前に鑑賞しておきましょう。