18.地下道の追跡劇の緊迫感は近年の映画に全く引けを取らない。 小説版も読みましたが、ラストはやはり映画の通りが良いと思いました。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-04-05 00:54:47) |
17.この映画音楽と、シュトラウス2世の「ウィーンの森の物語」が無かったら、ツィターなんていう楽器、名前も知らなかったかもね。で、久しぶりに『第三の男』を観て、この音楽を聴くと、つい口ずさみたくなり、何となくビールが飲みたくなってくる。でもこの音楽が何のビールのCMで流れていたのかは忘れたので、とりあえず両方を合わせて「第三のビール」を飲むことにする。何のこっちゃ。いや、好きですよ、ヱビスビール。 本作、内容的にはミステリー。友人ハリーからの手紙を受けてウィーンにやってきた作家ホリー(この名前が似ている点も、後の展開で描かれる三角関係にうまく織り込まれる)、しかし到着早々、ハリーが事故死したことを告げられる。だが、何やら曰くのありそうなヒトから無さそうなヒトまで、様々な登場人物が、その事故のウラに何かありそうなニオイを漂わせる。事故の現場にいたという3人の男、うち2人は判明しているが、では3番目の男は誰なのか。 前半に提示される謎に対して、その謎解き自体は比較的アッサリと行われますが、作品のもう一つの見どころはウィーンの街における追跡劇で、後半における大きな見せ場ともなっています。作品自体がウィーンの名所案内(表も裏も)みたいな要素もあって、表がプラーター公園なら、裏は下水道といったところか。さらに時代を反映して戦争による破壊の跡も残っていたりして。そういうちょっと迷宮じみた夜のウィーンに、追うものと追われるものの影が交錯する。 この映画、画面が頻繁に傾けられて、これも不安で落ち着かない感じを醸し出してます。いや実際、あまり頻繁にカメラ傾け過ぎなのかも知れませんけれど(笑)、ふとしたとき(ハリーが、「ある男」を追いかけて、見失った瞬間など)、傾いていない画面がかえってどこか、取りつく島のない感じを出していたりも。 という訳で、やっぱり面白いですねえ、この映画。オーソン・ウェルズの斜め前向きのワルそうな表情も、有名なラストシーンも、いいんですけど、最高の名演は、あのネコちゃんということで。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-03-27 08:47:25) |
16.カメラワークが素晴らしい。光と影、角度を変えた画面構成、ラストの絵画的なシーンの印象深さ等々。最初はサスペンス映画と思って観たが、人生を深く考えさせられる社会派の映画という感じだった。いつの世も戦争後のどさくさに紛れて大儲けする奴はいるもんだ。終盤、追い詰められたハリー・ライムが下水溝から手を伸ばし、地上に這い上がろうとするが果たせず、その姿が彼の人生を象徴していたように思う。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-12-31 20:42:06) |
15.ハリーの台詞一つ一つが真実を語っている。キャロウェイの行動は正義の実現を目指した現実的な法の執行者そのものだ。ホリィは友情と愛と社会に翻ろうされる心優しい人間。そしてアンナは一途な愛と思い出に生きる女。ラストは完璧だし、音楽はビールを誘うし、猫はすり寄って来るし、やっぱり名画だろうな。 【パセリセージ】さん 10点(2004-03-06 10:57:39) (笑:2票) |
14.話の筋、陰影が凄くて引き込まれた。 無駄が無い感じ。 【zero828】さん 10点(2004-02-22 17:45:48) |
13.文句ないやろ?!!1949年今から50年近い作品…CGやお金使えばイイてもんやないな~~!!名作の名では足りないかな? |
12.プロットや技法はもう既に語りつくされている通り。やはり圧巻はウィーン中央墓地でのラストシーン、あの長い並木道を歩いてくるアリダ・ヴァリの姿に我々観客は何を期待したのか? 【Mr.MONK】さん 10点(2003-12-15 17:37:41) |
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10.この三角関係は泣かせるねぇ~。彼女に惚れた主人公が、口下手だが行動で彼女のためにがんばろうとしていた部分が泣かせる。この映画見てるとすごい哀愁漂うのは、単にずっと昔の映画というだけではない気がする。 【アルカポネ】さん 10点(2003-11-22 23:57:28) |
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9.どのシーンをとってもすばらしく、隙もありません。名作です。特に、ハリーが登場してニヤリと笑う顔、ラストシーンが忘れられません。見るべし。 【偏見まん】さん 10点(2003-02-04 16:08:47) |
8.見れば見るほど、良くなる映画。ハリーの登場シーンといった定番の他にも、細かいところでユーモアが効いていてつくづくよく出来た映画だと思う。個人的にはやっぱり観覧車の中での会話が印象深い。ハリーのセリフに思わずうなずいてしまいそうになる。女がほれる悪人というのが憎い! 【one】さん 10点(2003-01-16 01:54:00) |
7. キャロル・リードの鮮やかなサスペンス演出、グレアム・グリーンの原作&脚本、名手ロバート・クラスカーの流麗なカメラ撮影、アントン・カラスの全編を彩るツィター演奏、全てが奇跡的なベストワーク!コットン、ウェルズ、ヴァリは勿論、トレヴァ・ハワード、バーナード・リーに至るまで出演者も全員素晴らしい演技。流石リード!全てのシーンが名場面と言っても過言ではない! 殊にライトに照らされポッと暗闇に浮かび上がるハリー・ライムの不敵な笑顔は絶品だ。当然文句ナシの10点に決まっているっしょ。 【へちょちょ】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-01-01 20:58:26) (良:1票) |
6.文句無し! 完全映画! 一度観たら忘れられない映像ばかりです。 【Aaliyah】さん 10点(2002-09-15 00:12:00) |
5.最後のシーンのロケ場所をこの目で見たくてウィーンまで出かけました。名作です。 【おんたけ】さん 10点(2002-05-07 21:57:29) |
4.凄くいい。演技も構成も映像もいい。良く練られた映画ですね。今みてもこの評価はできます。 【ジョン】さん 10点(2001-12-31 12:52:43) (良:1票) |
3.人によってそれぞれですが、どうしてこの作品が平均7.8なのか!建物の影から浮び上がるオーソン・ウェルズの顔、下水道での靴の音、そしてラストシーン、一つ一つのシーンを思い浮かべるとわくわくしてきませんか?あ~また観たくなってきた。 |
2.私の人生の中で最高の映画。プロットの巧みさ。洗練された映像。無駄なシーン、ショットが一つも無い。これを超える映画が出ることは無いだろう・・・。 【MGU】さん 10点(2001-08-09 01:54:00) (良:1票) |
1.構成、カメラワーク、演技、どれをとっても落ち度がない。最後のシーンは見事に印象的なものとなっている。完璧とも言える作品。 【M】さん 10点(2001-06-05 21:43:02) (良:1票) |