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野性の夜に

[ヤセイノヨルニ]
Les Nuits Fauves
1992年
平均点:6.27 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー同性愛もの
新規登録(2003-08-17)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2004-01-18)【fero】さん
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監督シリル・コラール
キャストシリル・コラール(男優)ジャン
ロマーヌ・ボーランジェ(女優)ローラ
脚本シリル・コラール
あらすじ
プロモやCFを手掛けるカメラマン・ジャン(シリル・コラール)は、体の不調を感じ病院で検査を受ける。ある日、彼はCFのカメラテストで出会った美しい少女ローラ(ロマーヌ・ボーランジェ)に一目惚れしてしまう。しかし、夜を彷徨う彼はフットボール選手サミー(カルロス・ロペス)にも惹かれていく。ジャンは、サミーとは一線越えず付き合いながら、自分のHIV感染を告げずにローラと寝てしまう。死に脅えるジャン、真実の愛を探すローラ、鬱積した感情を抑えきれないサミー。傷つけあいながら、ジャンが得たものとは・・・。
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1.セザール賞受賞前に監督・主演であるシリル・コラールがAIDSで死んだという悲劇的なニュースが、この映画の公開時には、セットとして報じられていました。確かに映画自体も主人公が同じAIDSに感染しており、ある意味で主人公はシリル・コラールその人だと言っていいかもしれません。そんな悲劇的な話題が本編よりも先行してしまったのは事実ですが、それを差し引いてもこの映画には僕らを引き付ける魅力があるというのも紛いない事実でしょう。ロマーヌ・ボーランジュもとても魅力的です。恋人であるシリルがAIDSであることを知った時、その不条理さを呪い、悩み、そして自分の人生そのものを問い詰めて、それでも彼を愛しぬくことを決断する、そんな彼女のポジティブさが結局シリルを救うことになるのです。愛を信念として生き抜くこと、そんな「母」のような力強い少女をロマーヌは切々と演じました。これは絶望的な状況の中でのラブストーリーです。普段の僕なら知らず知らずの内にアンハッピーエンディングを求めてしまうところだけど、この映画の中のハッピーエンディングは、映画の外のシリルの逝去という事実と相まって、「生きる」ということの切実さを訴える粛々たる感動を僕らに与えてくれるのです。
onomichiさん [映画館(字幕)] 10点(2003-10-12 23:48:26)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.27点
000.00%
100.00%
216.67%
316.67%
4213.33%
5320.00%
6213.33%
716.67%
816.67%
916.67%
10320.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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