赤目四十八瀧心中未遂のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > 赤目四十八瀧心中未遂の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

赤目四十八瀧心中未遂

[アカメシジュウヤタキシンジュウミスイ]
Akame 48 Waterfalls
2003年上映時間:159分
平均点:6.26 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-10-25)
ドラマラブストーリー小説の映画化
新規登録(2003-11-09)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督荒戸源次郎
助監督佐藤英明
キャスト大西信満(男優)生島与一
寺島しのぶ(女優)
新井浩文(男優)
大森南朋(男優)
沖山秀子(女優)辻姫
内田春菊(女優)娼婦
絵沢萠子(女優)売女
森下能幸(男優)爺公
麿赤兒(男優)蝦の頭
渡辺謙作(男優)三白眼
赤井英和(男優)新世界
大楠道代(女優)岸田勢子
内田裕也(男優)彫眉
撮影笠松則通
製作石川富康
プロデューサー林海象(協力プロデューサー)
特撮石井教雄(視覚効果)
美術金勝浩一
衣装宮本まさ江
編集奥原好幸
録音柿澤潔
照明石田健司
その他文化庁(支援)
松竹ブロードキャスティング(提携)
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想(10点検索)】[全部]

別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.主人公の青年はただの負け犬で、自分では「死ぬ為に生きてる」などと呟いてはいるが、実はなんとか生きることの口実をつけようとしてるだけのように見える。もちろん映画はこの男をヒーロー然と描こうとはしない。その事務的な毎日を綴るだけだ。そして彼の前に現れる奇妙な人々もまた、なんら象徴的な意味を帯びてはいず、ただ彼のつまらない日常を通り過ぎていく。この前半は、何というか、臓物を串に刺すそのリズムが妙に心地よいように、ただただ面白い。■そして後半、登場する女は、何というか、まとわりつく「死」を一生懸命振り払って、一生懸命生きていこうとする女だ。なにしろ、彼女と「くりそつ」な兄貴は暴力と死に満ちているし、愛人は「刺しちがえる覚悟」で仕事をしているのだから。■このような男と女の「死」への道行きがはじまる。その齟齬から生じる可笑しさと幻想、対比がうみだす「生」の素晴らしさ。■しかし彼女は悟る。「あんたはあかんな」と呟くとき、彼女はすべてを悟ったのだ。この男が「死」に憧れつつも常に「生」の側におり、自分は常に「死」の側にいるのだということを。いくら懸命に振り払っても「死」は自分につきまとっているのだと。自らの存在が「死」をよびこんでいるのだと。それでも生きていこうとする寺島が素晴らしい。■そして男もまた気づく。自分は死ぬことも生きることもできない負け犬であることを。「死の中だからこその悦楽」も「生」もまたただの幻想に過ぎなかったことを。女が生の証として与えたパンティーはなく、自分が社会不適応者だと告知してある明解さんだけが手元に残る。実は少年時代に知っていたはずなのに。彼は美しい蝶をつかまえることはできない。それは悲しく、そして実に可笑しい。合掌。
まぶぜたろうさん 10点(2004-08-22 10:16:54)(良:4票)
別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.26点
000.00%
100.00%
214.35%
3313.04%
414.35%
5417.39%
6313.04%
7313.04%
8417.39%
928.70%
1028.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS