1.例によってこのシリーズのパターンは、我慢しストレスを溜めてから一気に爆発!…と言う展開が“売り”な作品。どんな人間でも感じる社会や日常の不平・不満をラストで「バカヤロ―ッ!!」と吐き捨て、共感すれば良くぞ言った…と手を叩くものかもしれない。…が、逆に言えばただそれだけの作品。主人公のストレス描写が長く、個人的に何ら共感するポイントも無く、有ったとしてもイヤな事を思い出すだけで無性にイライラする。個々の人間描写は、オムニバスにしている時点でどれも中途半端だし、パターンが決まっているので面白味に欠けている。唯一、「渋滞」は観れなくは無い…と言う所。