2.始まって2分くらいで「ババ掴んだ~」という気がした。で、思った通りのババだった。確かにジャック・ニコルソンの怪演は一見の価値があるかも知れない。彼の見せる笑顔の怪しさは、もしもこの世に地獄があってそこに悪魔がいてそいつが笑ったらこんな風だろう、と思えるほどだ。だが、それだけだ。彼の存在をもってしてもこの作品を救えなかったのか、救えない駄作に間違って出演したのか定かではないが。ギャグは一つ残らず面白くない。ストーリーも全く面白くない。そもそも、患者よりキレやすい精神科医という設定が丸っきり生かされていない。あれではニコルソンがキレるのは全部作戦だったことになるではないか。あ~、そうかい。大した医者だ。って、そんなんで笑えるか!訴訟シーンはムカツクし、ラストの球場シーンはイライラした。観てるこっちがキレそうになる映画作ってどうすんだ、バカタレが。