1.このテのものは、辻褄合わせ皆無、問答無用のスピード感が魅力ではあるのですが、さすがにここまでテキトーなのもどうかなあ、と。ロケしやすさのみで選ばれたような明らかにどうでもいい場所に怪人が出没しては、その姿を目撃した子供に「姿を見られては生かして帰す訳にはいかぬ」と襲い掛かる、その繰り返し。怪人はなぜそんなところにいて、なぜそんな簡単に目撃され、しかも目撃されると何が都合悪いのか、一切不明。いや、気にしないことにしよう、ライダー5人そろい踏みが観られりゃ、それで良し。と言いたいところだけど、5人集まって戦っちゃ、せっかくの仮面ライダーも何だか戦隊モノみたいになっちゃう(しかも男ばかりで少々ムサい)。5人ライダーといっても、変身前の姿がまともに登場するのはXライダーだけ、あとは使いまわしの変身シーンで一瞬登場するのみ、ってのも寂しい。怪人は無数に登場するけれど多少なりとも活躍するのはコウモリフランケンというヤツ(名前だけ聞けば、どういうヤツかだいたい想像がつきますね)くらい、あとは30分弱という時間の制約もあり超高速で退治されていっちゃう。ううむ、見どころが、無さすぎる。5人も6人も仮面ライダーが出てくるのは、ショッカーライダーで十分です、ハイ。