1.ニコール・キッドマン主演の海洋サスペンス。設定自体は面白いのだが、
夫婦に絡んでくる男の素性や目的が最初から最後まで不明瞭なので、
どうしても後半のストーリーが盛り上がらない。感覚的にはサスペンスというよりも、
夫婦が得体の知れないモンスター相手に奮闘するといったパニック映画に近い。
冒頭のシーンは夫婦の深い絆を演出するための設定なのだろうが、
ストーリー上は何の関連性もなく、あまり必要性は感じなかった。
ニコールは顔と体型が全然違っていて、若い時のシガーニー・ウィーヴァーにそっくり。
女の人ってこんなに変わるのかと、そちらの方がよっぽど怖かった。