1.原作の設定をいくつか大きく変えているのだが、それの変更が、いずれも原作の持つ絶妙な心理的描写を消し去っている 結果的に、香辛料を全く使わないで作られた麻婆豆腐のような出来にしかならない
松本清張の短編は、いずれも映画化すると、本当に今一つなのだが、それは、映画化に向かないような短編を選んだり、短編を無理に2時間前後の映像に引き伸ばすからなんだろうなあと思っていた
しかし、この、原作が映画化に向きそうで、しかも60分ほどの映画をみて、あらためて、日本の映画スタッフの力量の問題ーつまり、松本清張の短編を映像化するだけの技術や能力がないという問題ーではないかと痛感した 【みんな嫌い】さん [インターネット(邦画)] 3点(2025-04-24 16:14:13) ★《更新》★ |