3.この手の設定では、珍しくコメディー部分がほとんどないラブストーリー。
キーポイントとなるおじいさんの描写が不足しており、序盤はちょっと感情移入がしづらく、
唐突な印象を受けてしまう。ただ核となるテーマがはっきりしているので、
途中で気持が萎えるということはなかった。主人公の演技やおじいちゃんの表情はいいんだけど、
メグ・ライアンの演技は役作りが難しかったようで今一つ。
ラストはオーソドックスな展開で妙味はないが、総体的にハートフルな仕上がりなので、
心地よい余韻は残してくれるのではないかと思う。