2.一応癒し系映画とされているようだが、別にそのようには感じなかった。
まあ一種の自分探し系なのかもしれないが、伝統だとか守るべきものとか
他国の人間がどうこういう話でもないし、やや説教くさい。
原作が椎名誠って知らなかったので、言われてみればそれっぽいなという感じ
ではあるが、ヤクザと商社マンの自分探しで、鳥人幻想というのも極端というか
ありがちというか、コメディーでもなく、これといった苦悩や葛藤があるわけでもなく
ヒューマンでも社会派でもないし、どれをとっても中途半端という印象。
本木雅弘というのは役者として稀有な存在だなとは感じる作品ではある。