1.だいぶ前に偶然、WOWOWかなんかで観たんだが・・・暗かった・・・。台湾のイメージ悪くなったぞ~。終始首を捻じ曲げ、発する言葉も少ない主人公が薄気味悪い。多分、台北の街の薄汚れた部分とか、家族の崩壊とか、そういうのを見せたかったっていうのはなんとなく解るんだけど、結局何が言いたいのか解らず、モヤモヤした。暗いホモサウナで相手を息子と知らず睦む父親とか、愛人(と思われる男性)と気だるくAVを鑑賞している母親とか、かなりショッキングな(はずの)親の性を描いている部分も、妙に乾いたような撮り方。でも作品全体は、なにかが滞留してるようなどよんとした感じ。極端に説明がないのはわざとなんだろうが、こっちとしては訳の解らないまま、結末らしい結末もなく映画は終わる。解らないのに、気だけはどっと滅入った。解釈できない私の頭が悪いのだろうか?印象度だけ言えば高い。