1.舞台「ライオン・キング」の(あの動物の動き!!)演出をやった人の監督作って事で期待して観た。やはり原作/他作品を知らないとこの監督が「タイタス・アンドロニカス」をどのように料理したのかがわからんと思う。シェイクスピアなら「オセロ」など四大悲劇の方が有名だけど、昔オリバー・パーカーって人が撮ったマトリックスのローレンス・フィッシュバーンがオセロ演じてるヤツで、「ナンじゃこりゃ!芝居がちっともリアルじゃねーじゃん!!」とうなだれてたら、後から舞台劇を忠実に再現(台詞も場面も)したと知って衝撃を受けた事があった。つまり見慣れている人ならばフムフムと、演じる俳優の力量を比べる・・・といった楽しみもできるワケですね。シェイクスピア作品の映画化という時点で映画としてクセがあります。観客を選びます。ディカプリオのロミオは許せてもこの「タイカス」は許せない人は多い。