16.マリー・アントワネットの退屈な日々を、見る側にも追体験してもらおうという趣旨でしょうか。だとすれば、おおいに成功していると思います。きっとあえて省略したのでしょうが、やっぱり終盤の革命時における不安や恐怖や葛藤や転落の日々、それにフェルゼンとの顛末など、もう少し詳しく見たかったなと。中盤まではそのギャップを描くための壮大な前フリかとも思ったのですが、前フリだけで終わってしまいました。 それにしてもキルスティン・ダンストというのは、ものすごく若くも見えるし、ものすごくオバサンにも見えます。その妙な魅力が、せめてもの〝退屈しのぎ〟になりました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-24 21:43:26) |
15.そこら辺の女子高生が、突然タイムマシーンに乗って、アントワネットになったという感じの印象。。 色鮮やかな服やスイーツなどは一見の価値はありますが。。。(悩) 【カモネギ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-03 01:07:37) |
14.ソフィア・コッポラが女性をキュートに撮ることのできる監督であることは『ヴァージン・スーサイズ 』と『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンストを見比べればよくわかると思うが、この『マリー・アントワネット』がとどめをさしてます。ただ、『ヴァージン・スーサイズ 』がそうだったようにいかにも写真家さんらしい画の中でのキュートさであり、キルスティンの困った顔も可愛い笑顔もあきれた顔もそのカットごとのキレイさとかキュートさとかは巧く撮れているのにそこからの拡がりがないというか、ただキュートなだけ、ただ可愛いだけという感じ。もちろんその、「ただ可愛いだけ」を撮るのには彼女の写真家として培われたであろう例えば顔に当てる光の角度とか強さとか色とか、あるいは化粧とかカメラの場所とか一瞬の表情を導く信頼関係の作り方とかそれを見逃さない臭覚だとかという技術と感性の賜物であってやっぱりこれも才能なのだとは思う。その才能と映画がうまく結びつけば面白いものが出来るんじゃないだろうかとデビュー作『ヴァージン・スーサイズ 』は思わせてくれたのだが、まだ映画ではなくキレイな画で終わっている。しかも、お菓子を美味しく見せるまさに写真のような画の挿入を見るに、デビュー作よりも写真の世界に近づいてるような気が・・。でもキュートな女の子が好きだからもう少し様子を見よう。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-07 17:58:23) |
13.映像・美術は素敵でした。 しかし、ヴェルサイユの中と外のバランスが良くない。 映画のストーリーが薄っぺらく感じられた。圧制に苦しむ国民と宮殿内を鋭く対比して彼女の悲哀を描いてほしかった。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-16 22:24:23) |
12.出だし、「ある若い女の子の目線を通した王室の政略結婚」これは確かに発想としては面白いと思ったが、考えてみれば現代人が現代の価値観で勝手に思いをはせてるに過ぎず、待てよ現代の子がタイムスリップしてあの時代に入ったという話なわけでもないよなあ…とちょっと違和感を覚えつつ見続けていると、結局最後までその目線の距離感は変わらず、深く入り込むこともなく上っ面を撫でているだけと気づく。いい題材でこれだけのお膳立てがそろっているのに生かしきれておらずとても残念。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-21 09:30:50) |
11.衣装がとてもきれいです。でも、内容が無いんだな~、物足りない、話が軽くかんじんのだよなー、ロックがかっかちゃうし~。余韻を楽しめませんでしたぁ~。 【杉下右京】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-28 15:14:18) |
10.筋はあるけどしっかりしたものではなく、いろんな断片を寄せ集めて作ったという印象の作品で、もともとキルスティンダンストが好きではない自分には最後まで見るのがやや苦痛であった。最後の4分の1くらいでやっとどんどん話が進んでいった感じだが歴史に詳しくないと何が起こっているかよくわからないしとにかく主役が何歳のところでもしっくりきていないのはどうなんだろう。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-28 23:59:37) |
9.ソフィア・コッポラがみんなマリー・アントワネットの事分かってないのね、私だけが彼女の気持ちわかるのよ的な感じで撮ったのかな?史実とか無視してもっとポップに、”ロック・ユー”な感じを期待していたんで、期待ハズレではあるんだけど、キルスティン・ダストンはスパイダーマンと違ってハマってたので、コレはコレありかな。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 23:30:10) |
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8.どういう切り口で描きたかったのかは分からないが、キルスティンは物凄く可愛かったし、セットも装飾品もオシャレで高貴だったので(音楽だけは現代的でしたが)思い切り違う次元の世界を覗けて、それだけでも価値がありました。子供を作る作らないで1時間も引っ張れたのは、映像とヒロインにそれだけ魅力があったからだと思います。ただし伝記モノという題材だけを借りた作品で創作的な脚本も展開も薄く、夜遊びしたり散財し出す頃には中だるみも感じました。彼女の生涯を知らずにこれだけを観ると、ただの世間知らずのセレブみたいな印象になりますが、それを狙った気もします。終わり方も中途半端で何とかならなかったのかなあ?そして王子様は本当に王との間の子だったのかな?とか妙な余韻が残りました。キルスティンと映画の雰囲気に5点。 |
7.マリー・アントワネットを題材にしてはいるけども、いわゆる歴史物や大河物路線ではないので、そちらを期待したかたはガッカリしたのでは?ソフィア・コッポラの作品は数本みましたがいずれもスタイリッシュな映像で本作も例外ではなく、歴史上の彼女をおしゃれでPOPな感じに描いているので若い女性とかは共感できるのでは? 【SITH LORD】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2007-08-15 22:39:57) |
6.ソフィア・コッポラなので、ちょっと違うだろうな~ と、予想していましたが..予想通り、普通の映画とはまったく違う切り口..これはこれで、良いのでは... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-07 10:10:17) |
5.ラジオでサントラの内の1曲が流れ、それがあまりにもロックだったので、こんな曲がバックに流れるフランス革命映画って??と映画館に行ったのでした。ふわふわした色彩に癒されるも内容はほぼ無し。マリー・アントワネットの生涯は空しいものでしたよ、と訴えたいがためにこんな作りにしたんだろうか、というのは深読みしすぎか・・・。パグと頬のふっくらした若々しいキルスティン・ダンストは可愛かったですね 【サイレン】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-02 04:17:38) |
4.あー…、マリー・アントワネットも苦労したんだよな~とホロリとしたときもあったが、あとは全く覚えていない。色とりどりの可愛いお菓子も、美味しそうに見えなかった。食品サンプルみたいなんだもん。全体的に「ガラスケースに陳列されているのを、ただ眺めてる」的な映画だった。 【あまねね】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-03-26 19:17:03) |
3.マリーアントワネットって、こんなひとだったかもしれないワョ?ね、ァナタ達そう思わなィ?ってゆうSコッポラのイマジネーションの映画化(なんかだいたひかるっぽいナ?)あーあいかわらずきれいな映像魅せてくれますSコッポラ♪ィロンナひきだしがあって、それをどんどん開けっ放しにしてゆく感覚をおぼえた。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-02-19 20:28:55) |
2.ソフィア・コッポラの作品はどうもしっくりこない。選曲のセンスは好きかな。 【アンダルシア】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-02-11 04:57:56) |
1.フランス版「女太閤記」(フランス革命期の歴史を、女性(悲劇の王女)の視点から描き出す)みたいなのかとちょっと思ってたのだが、全くそんなことはありませんでした。そしてあのあっけないラスト。普通に歴史ものを見たい人は行ってはいけません。+++政略結婚に周りからの冷たい視線、なれない異国の宮廷生活、頼りにならない夫。アントワネットの孤独やだんだん「引きこもり」になって浪費を重ねていく様は哀れを誘う。最初から世間から切り離された彼女には、確かに外の世界のことなどどうでもいいのだ。+++彼女が宮殿の中に田舎風の小屋や畑を作って友人を招き「田舎はいいわね」と興じる場面がある。宮廷生活にうんざりした彼女の遊びだろうが、なんだか現代の我々にも通じる皮肉を感じる。無農薬野菜だ、自然に囲まれた生活だって、所詮懐に余裕があってやってることであって、本当に「田舎で金のない生活」なんかする気もない人が自分も含めほとんどだろう。+++キルスティン・ダンストは、「田舎の王族から大国に嫁いじゃったミスマッチな王女様(プラスちょっと現代っ子風)」ってな難しいんだか何だかよくわからない配役にぴったりだった。音楽は正直最後まで違和感をぬぐい切れなかった。それこそモーツァルト中心に18世紀の音楽で軽くまとめておけばよかったような(ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーみたいな重厚なやつは×)。+++ヴェルサイユ宮殿と豪奢な小物がたっぷり見れたのは目の保養。しかし正直この内容で2時間はきつかった。ま、ソフィア・コッポラが普通な歴史映画なんか撮るわけないか、覚悟してなかった自分がバカでした。ごめんなさい。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-28 11:29:54) |