7.個人的にマフィアものに欲する要素が色々欠けているように感じて物足りなかったです。「物語」が足りない。裏社会でのし上がろうという気迫も少ない。闇社会で生きる哀切もなければ必然も感じられない。まるでビジネスマンかのような風体のD・ワシントンの役作り上の責任は大きいと思うな。汚職警官に腹は立てていたようだけど、その怒りすら伝わってこないよ。ラッセル・クロウも取りたてて見るべき仕事はしていないけど、組織のボス感がはなはだしく薄いデンゼルには違和感しかなかった。この人はやっぱり優等生に(だけ)向いているのでは。 それに60~70年代が舞台にしては明るくこざっぱりで、画がどうしたって2000年代の作品なんですよ。クルマはちゃんと昔の型を走らせてるけど、街の空気感とか街角の汚れ具合がリアルに70年代に撮った作品群とは全然違う。そこまで映画に要求するのは無理なのかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-06 17:15:21) (良:1票) |
6.デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの共演と言っても、仲が険悪なのだろう、終盤を迎えても同じスクリーンに二人が映ることは全くない。ロングショットで判別し辛い上、背姿は明らかにボディダブル。では内容を疎かにさせるものかと言えばそうではなく、作りは至って堅実でつまらないわけでもないが地味。実話ならではの限界か? 麻薬王なのにビジネススーツがビシッと決まっているデンゼルがカッコいい。そして母親役のルビー・ディーくらいしか印象に残っていないです。しかし、冒頭の本編とは無関係の掴みは如何なものかと。 |
5.実話なのでしょうがない。実話映画でよくある言葉だが、それにしても2時間半かけて描くにはくどい。伝えられるべき話は最後の30分なのであろう。エピソードを後付けしていくとこうなってしまうのかもしれないが、退屈。アメリカの持つ社会問題も題材であろうが、日本人が見れば、おおむね退屈。もちろんあまりにも刺激的すぎるハイライトを持ってきてしまっては最後の深みが失われるというものだろうが、実話映画の肝は「その後○○は○○した」という字幕に集約されるのも間違いないと思うので、もう1回言うが、くどいw。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-10-18 02:32:40) |
4.昔見たギャング映画はもっとおもしろかった気がする。実話だからなのかいまいち盛り上がりがなかった。終盤尻すぼみ。刑務所から出た後はどうなったんだろ? 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-31 22:10:30) |
3.実話が原因のせいか、盛り上がりに欠けてイマイチだった。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-31 19:06:43) |
2.最近のリドリー監督の作品の中ではものすごくいい!という噂を聞いて観てみたのだが、たしかにリドリーの昨今、いや、デビュー当時の数本を除いた作品群の中では普通に楽しめる作品であった。でもこのジャンルでこのお話ならこれくらいは見せてくれないと。お膳立ての時間がけっこう長く、そのぶん二人の熱き男の戦いに期待は膨らむばかりで、そういう意味でもこの長いお膳立ては実に効果的に観客を引っぱっていってくれてる。しかしいつまで待っても期待に応えた男の戦いは映されない。頭のどこかで『ヒート』を期待していたのだが。ラッセル・クロウは家庭そっちのけのちょっとだらしのない、でもって法令順守の根っからの警察官の雰囲気を出していたが、対するデンゼル・ワシントンは躊躇なく人を殺すのに威圧感とか怖さが無く、黒人マイノリティの成り上がりなのに哀愁とか憂いとかが無く、やたら冷静でやたらかっこいいのに隠れた大物というよりクレバーなチンピラみたいな描き方。いや、クレバーなチンピラを大物ぶった風に描いているのか。対決は無いなと頭を垂れるも、実話といえど、後半は一気に主役がデンゼルからお話そのものへ変わってゆく始末。前半で勝手に期待に胸膨らませたこっちも悪いのだが、この筋でいくなら刑事側でとことんいかないと。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-05-13 15:47:15) (良:1票) |
【くまさん】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-02-14 03:04:22) |