1.オチが2段構えになっていて、1段目の落ちの後、「ええっ、どうなるの?」と観客に思わせるように作ってある。上手です。
2つのオチも各々見ればよくあるオチなんだけど、それが2段構えになっていることで、先が読みずらくなっているのね。
その2段構えの作りに家族愛を絡めた事で、サスペンスと主役の喪失感・寂寥感が増し、よりいっそう感動的な家族愛のお話に仕上がっています。
最初B級だと思い込んで観始めましたが、もちょっと上のいい作品だと思いました。
ただ、1段目はともかく2段目のオチがいまいち…よくあるオチだし無理がある。2段目がもっといいオチだったら、もっといい映画になったと思うのですが…残念です。
それにしても、レイチェル・ワイズは美しい。ナオミ・ワッツが教科書みたいなタイプの美人なのに対し(彼女は金髪碧眼でなかったら大して美女ではないだろう)、レイチェルはもっと情熱的で「生きている美女」という感じ。ダニエル・クレイグが惚れちゃったのもわかるなぁ。ワタシも惚れそうです。