5.またもスパイダーマンの新シリーズ、大人の事情と言うべきか、それとも子供じみた事情と言うべきか。
また一からやるんなら、何か面白いこと思いついたんならまだしも、マーベル印だというだけで大して新味もなく、結局、「スパイダーマンの糸があわや、切れそう、剥がれそう」というサスペンス以外にこれといって見せ場がない、このマンネリ感。
今世紀に入って三度目のシリーズだから、「ピーター・パーカーがどうやってスパイダーマンになったかなんて、もうどうでもいいよね」とばかりに、適当なストーリー。
マイケル・キートンの特徴の薄い顔立ちも、悪役としてはちと弱い気が。